どうも、先日フレイヤが口を滑らせてくれたおかげで無駄に仕事量が増えたケンマです。
腹いせの方法が陰湿だったので全部フレイヤに押し付けてやったら仕事量が元に戻りました。
まぁ、そんな事をしても雀の涙程度だがやらないよりはいい。
そんなこんなあって今日も俺は疲れているので、労うための料理をしようと思うのだが・・・。
「何故いる?」
「あら、いけない?」
「この間の件許してねぇからな」
そう、こいつは先日の夜食の事を他の団員に口を滑らせ俺は今もあの馬鹿共が拵えた苦情などの火消しを行っているのだから。
「あら、意外に根に持つのね」
「今俺が抱え込んでる書類全部が口を滑らせた結果馬鹿共が起こした問題の後始末なんだが?」
「⋯」
俺の言葉に流石に悪いと思っているのかフレイヤも言い返しては来ない。
「⋯よし、巻き込むか」
「?」
俺の言葉に疑問を浮かべるフレイヤ。
それを尻目に俺はある人物たちの部屋に向かう。
「四つ子、起きてるだろ。面貸せ」
そう言いながら扉を叩くと、アルフリッグが出てくる。
「ケンマ、なんの用だ?」
今から眠ろうとしていたようで機嫌が悪いようだが、すぐに治る。
「フレイヤとの酒盛り先着四名」
「解った、弟達を連れてすぐに行く」
ほらな、こう言えばすぐ食いついてくる。
そうして、俺が原野に出ようとした時厨房から異臭が放たれてきた。
「あっ」
この瞬間、俺は判断を失敗したことに気づいた。
それはフレイヤから目を離したことである。
俺は急いで厨房に向かうと、そこは地獄と化していた。
「あら、ケンマ速かったわね。まだ一品しか出来てないわよ」
「フレイヤ、ひとまず全部を飲み込んだうえで聞く。この料理の名前は?」
「変なことを聞くわね、それは⋯極東の卵料理でだし巻き卵よ」
「そうか、俺には炭にしか見えん。というか、メシマズ女のくせに慣れてない極東の料理なんて作るな」
「なによ、せっかく作ってあげたのに!!」
「いや、食うけどもったいないし。それでも今度から慣れてない料理を作るときは俺か⋯オッタルに試食役を頼め」
「解ったわ」
その後、炭となっただし巻き卵は俺が責任を持って食べた。
意識を持っていかれ、目が覚めたのは翌日の夜で自分の
後、アルフリッグ達は無事にフレイヤとの酒盛りを楽しんだそうだ。
それは良かったが、俺としては更に仕事が溜まってるから良くはない。最悪であることを伝えたい。
「オッタル、新しい料理に挑戦するから試食お願いね」
「!?」
この後、