これは俺が珍しくフレイヤの護衛をしている時の話⋯。
「ねぇ、ケンマお願いしたいことがあるんだけどいいかしら?」
「⋯⋯なんだよ、改まって」
「実はね、先日貴方がベル達とBBQしていたじゃない」
「あぁ、したな」
「それに私も混ぜてほしいのよ」
「神ヘスティアが許すと思うか?」
「そこは貴方がなんとかしてちょうだい」
「はぁ、それなら他の連中も巻き込むしか無いぞ」
「他?」
「【ヘスティア・ファミリア】と懇意にしている派閥も巻き込まないと神ヘスティアの許可は下りないだろうな」
「⋯⋯⋯⋯」
「分かったよ、なんとか俺達だけでも出来るようにはするさ」
「ありがとう、ケンマ」
「はぁ⋯」
俺は本日二度目のため息を吐くのだった。
「というわけなんで、神ヘスティアどうにかお願いできませんか?」
「フレイヤがベルくんを狙っている以上はダメだね!!」
「ですよねー⋯」
ご覧の通りの結果であるが、俺には秘策がある。
「⋯神ヘスティア、前回の探索は大赤字だったそうで」
「なんでそんな事を知っているんだい!?」
「まぁ、リリルカの嘆きっぷりからして察せれます」
俺の指摘に神ヘスティアが驚いているが知っているのを併せて見てみるとヤバいね。
うん、資金繰りを終えて一安心しているところに他派閥への損害賠償とフレイヤの神買いの支払いが重なったときの俺がしてた目と同じ目をしていた。
「うぐぐっ、それでそれとBBQにどんな関係が⋯」
「費用はこっち持ちでタダで食べ放題」
「乗った!!」
タダ肉にありつけると聞いて神ヘスティアは文字通り食いついてきた。
「じゃあ、【アストレア・ファミリア】と【ガネーシャ・ファミリア】も呼んでくださいね」
「なんでだい?」
「フレイヤがやらかしそうになったときの抑止力です」
「なるほど、合点!!」
こうして、フレイヤの要望通りベル・クラネルもとい【ヘスティア・ファミリア】との合同BBQが開催されることになったのだった。
「ねぇ、ケンマ貴方言ったわよね。私達だけでBBQがするようにするって⋯」
「諦めろ、神の宴の際にあんな事したから警戒されてんだよ」
「それにしたって、【アストレア】に【ガネーシャ】【ヘファイストス】【ヘルメス】【ミアハ】【タケミカヅチ】までいるなんて聞いてないのだけれど?」
「諦めろ」
「ふぅ、まぁいいわ。文字通りBBQを開いてくれたし。今回はこれでいいわ」
「できれば、今後がないように祈っておく」
こうして、波乱に満ちたBBQが始まるのだった。
俺がコンロの前で塊肉を焼き、変化影分身1が焼けた塊肉を切って盛り付け、変化影分身2が野菜を切って焼いていき、変化影分身3が魚介を捌き料理していくのだった。
「美味しい!!」「ケンマって料理も出来たのね!!」「凄く美味しい!!」「
アーディ達も喜んでくれたようでいいんだが⋯なんかおかしな感想を聞いた気がしたが⋯無視しておこう。
「ケンマさん」
「ベル、食ってるか?」
「はい、なんだか申し訳なくて⋯」
「この場合、お前らは巻き込まれただけだから気楽にしておけ」
「でも⋯」
「気にすんな、こんなのは今まで起こした問題よりも本当に⋯本当に⋯マシな分類だから⋯」
「ケンマさん、なんだか煤けてますけど!?」
「気にすんな、この後の展開を予想して俺に多大な
「それ、大丈夫じゃないの確定じゃあないですか⋯」
ベルの鋭いツッコミを聞きながらも俺は肉を焼き続ける。
後のことは察して欲しい。
「フレイヤ、ベルとあ〜んさせあってヘスティアキレる」
「アリーゼ、ベルにブチュー未遂事件」
「ポンコツエルフ、
「大和竜胆、
「鍛冶神激怒、旅神痛恨の天界暴露事件」
「処女神と美神、
「苦労人、迫られる求婚」
があったことだけ伝えておく。本当に疲れた、主にフレイヤ以外を抑えるのに。特に神ヘファイストス
そこら辺の話を書くかは未定です
今回の話どうですか?
-
いいよ
-
これじゃない感がある
-
どちらでもない