あれから幾日が過ぎ、とうとうやって来た
影分身に派閥での襲撃を任せて、本体の俺はアーディ達のもとにへと向かった。
そして、俺が中に突入すると既にアーディが少女に近づこうとしていた。
それではアーディは間違いなく死ぬのを察した俺は都市全体に覇王色の覇気を放った。
バリバリバリッ!!!
その瞬間、少女を含めた
「おい、どういうこった⋯。何が起きやがった!?」
自分以外の
「ざまぁねぇな」
俺はそんな言葉を吐きながら姿を見せる。
「テメェの仕業か!!」
「正解」
「なんでケンマが此処に?」
ヴァレッタの言葉に返答しているとアーディがそう聞いてくる。
「それについては後だ、今は⋯」
どごぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんっ!!!!!
どがぁあああああああああああああああああああああんっ!!!!!
その爆音は魔法によるものととてつもない膂力によるもの。
「なんだ、この爆音は!?」
「何が起こっている!?」
この二度の爆音に対して輝夜とリューが反応する。
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!やることが派手だなぁ、元最強さんよぉ!!」
その言葉の後に響いてくるのは意識を取り戻した
「ザルド!!ザルド!!ザルド!!ザルド!!」
その喝采を聞いて俺は声を上げる、
「ザルド⋯っ、【ゼウス・ファミリア】!?」
遂に現れた最強の派閥のなを口にする。
「えっ」
俺の声に【アストレア・ファミリア】【ガネーシャ・ファミリア】の動きが止まる。
「計画は台無しだったが、テメェら
そう言ってヴァレッタは逃げていった。
「待て!!くそっ、お前ら速くここから離れるぞ」
そうして、俺達は完全敗北を喫するのだった。
翌日、俺は動けないオッタルの代わりに昨日の状況について全体把握するために会議に参加した。
「最悪の事態だ」
そう言ってフィンが重い口を開く。
「かつての最恐⋯ゼウスとヘラが
結果報告を淡々と伝えるフィンに会議に参加した全員が動揺する。
無理もないが⋯、事実は受け入れるしか無い。
あの三人もこのままで引き下がる
「名前はゼウスがザルド、ヘラがアルフィア。両者ともにLv.7の化け物だ」
「もしかして、オラリオを追い出された復讐?」
「いや、それはないな。それだったら
アリーゼの予想を俺は即答でぶった切る。
「ならば、何故奴らは今頃になって現れた?」
輝夜の言葉にフィンが答える。
「依然として不明だ。だが、リヴェリアとガレスが聞いた話では⋯「失望」が原因らしい」
「失望⋯何に失望したというのだ」
「黒竜討伐の失敗」
『!?』
「俺がまず思いつく最初の失望だ」
俺の言葉に全員が黙る。
「それであれば今の奴らの所業は八つ当たりにすぎんだろ!!」
「その八つ当たりを事あるごとに
「あははっ」
俺とフィンの反応から察してくれたようで輝夜は黙った。
「それにしても戦況はかなり厳しい」
「ザルドとアルフィアの参戦で
「邪神エレボス、どこまで悪辣なのだ!!」
俺達は具体的な対策が取れずに会議を終えることになった。