「ケンマっち、今日はどうしたんだ?」
「あぁ、この前第一級冒険者になったんでな
俺に話しかけてくるのは
「
「そうまでしないと第一級冒険者ともなればそう簡単にはアビリティが上がらないんだよ」
「ならば、そのまま戦っていればよかろう」
俺とリドの会話に入ってきたのは
「おい、グロス」
「いいんだよ、グロスはこういう奴だって俺は割り切ってるし。それにウチの
「それはそれでどうなんだよ…」
グロスを諫めようとするリドを俺は止めると同時にそう説明すると呆れられた。
「お前らに土産だ」
俺はそう言って魔石の入った背嚢の中身を広げるのだった。
「魔石がこんなにたくさん…、本当によろしいのですか?」
「あぁ、一週間の間に何十回か挑む予定でいるからここを拠点代わりにさせてもらう駄賃みたいなものだ」
「まぁ、そういう事でしたら…」
次に話しかけてくるのは
リド、グロス、レイは冒険者で言うところのLv.5に匹敵する
「それで最近変わったことはないか?」
「あぁ、
「そうか、気をつけろよ」
「おう!!」
俺とリドは近況について話し合っていると黒衣の人物が姿を見せる。
「君も来ていたのか、藤堂・ケンマ」
「あぁ、久しぶりだなフェルズ」
「あぁ、そうだな」
黒衣の人物の名は
「まずは第一級冒険者に至ったことを祝わせてくれ、おめでとう」
「ありがとう、フェルズ」
「それでなんだが、、君が前に言っていた【ソーマ・ファミリア】の件だが…」
「それについては【ガネーシャ・ファミリア】の強制捜査が必要だと言っただろ。【ソーマ・ファミリア】団長のザニス・ルストラは派閥そのものを私物化していることは話したよな。それは神ソーマが派閥運営に全くの無関心であることが原因だ。更に上納金上位者のみの神酒を飲ませるという
「しかし、神酒のためにそこまでする根拠が見えない」
「神酒にはある種の依存性がある、それを利用して派閥内私物化した上で支配し抜けようとする者には多額の脱退金を要求する始末だ」
「まさか、そこまでの事になっていようとは…」
「更に言えば、ザニスの奴
「なんだと⁉」
俺の言葉にフェルズは激しく動揺する。
「その関係でリド達
「なんだと⁉」
その言葉にグロスが反応する。
「貴様、それを知っておきながらなぜ黙っていた!!」
グロスの怒声に人間嫌いの
「これに関しては不確定要素が大きかったから話せなかった、情報が不十分な状態でお前らを不安にさせるわけにはいかなかったんだよ」
「グロス、落ち着け。ケンマっちの言う事にだって一理ある。まだ決定的じゃない情報でみんなを振り回すのは俺っちもダメだってわかる、お前だってそうだろ」
「うぐぅ…」
リドの説得に一応グロス達も留飲を下げてくれた。
「では、直ちに【ガネーシャ・ファミリア】【アストレア・ファミリア】に強制捜査の沙汰を…」
「いや、もう少しザニスを追い詰める一手が欲しいからそれを手に入れるまで待ってくれ」
「解った、よろしく頼む」
「あぁ」
そうして、フェルズとの話し合いを終えた俺は再び闘技場に修行に出るのだった。
「そういえばベルってもうオラリオに来てるんだっけ?」
確か、フレイヤがシャルザードから帰ってきた頃には【ヘスティア・ファミリア】の団員になっていたはずだから。
うん、そうだ。
もう原作始まってるな、いや【ロキ・ファミリア】が遠征からまだ帰ってきてないから始まってないか…。
う~ん、そうなってくると原作の始まりの場面を見たいと思うのは
さて、どうした物だろうと考えながら俺はスパルトイを蹴り砕く。
それに修行始めたばっかりだからこれだけは完遂してから始まってほしいと願うのだった。