【番外編】幼馴染にフラれたので旅に出ることにした   作:イグアナ

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※本編より少しR方向に踏み込んた描写をしているので、苦手な方はブラバ推奨です。


永住ルート条件:本編12~13話の間に一度でもフウロの誘いに乗って、家に泊まりにいくこと。


永住ルート:フウロ編

「おはよっ、シバリ君!」

「おはようございます、フウロさん」

 

 今日も今日とてフキヨセジムで仕事の日だ。

 

 なんかまた部品ぶっ壊れたらしいので、それを直しに行かねばならない。

 

 てか度々ぶっ壊れすぎたろこのジム。セツさん曰く『これでもジムの施設はマシになった方』とのことなのだが、以前はどんなギミックを盛り込んでたんだ……。

 

「てことで今日もメンテナンスなんだけど……。う〜ん……もう少し改良が必要かなぁ……」

「……まあでも、他のジムもギミック凝ってますし、案外こんなもんなのかもしれませんよ?」

「ならいっか!」

「良くはないでしょ良くは」

 

 頻繁に直す身にもなってほしい。いや、フウロさんも同席してるから文句は言えないけども。

 

「じゃ、とりあえず行きましょうか。ちゃちゃっと直しちゃいましょう」

「うん!」

 

 そんなやりとりをして、事務室を出ようとしたときだった。

 

「あ、そうだ。シバリ君」

「なんですか?」

「今日、お家来ない?」

 

 フウロさんの言葉に、俺は足を止めた。

 

「……いや、一昨日行ったばっかじゃないですか」

「つまりもう2日も前ってことだよ!?」

「いや、えぇ……」

 

 たった2日。それだけでフウロさんからすると長い時間に感じているらしい。

 

「……その、もう少し頻度を減らすべきだと思うんですよね」

「なんでよー!? 私は毎日でもいいのに!!」

「それは最早同棲じゃないですか」

「……同棲、する?」

「しません」

「即答!? もう少し悩んでくれてもいいのにー!!」

 

 いやいや、フウロさんと同棲なんかしたら大変なことになる。俺の身が持たない。だって──。

 

「……だってフウロさん、泊まりに行くといっつも我慢してくれないじゃないですか」

「……嫌なの?」

「そういう、わけでは……」

「えへへ……そうだよね」

 

 フウロさんは嬉しそうに微笑むと、こちらに近づいてきて、後ろから抱き締めてくる。

 

「だってシバリ君。いっつもきもちよさそーにしてるもんね?」

「あれは、その……」

「普段は頼り甲斐のある男の子なのに、夜は情けなくなっちゃうんだもんね?」

「……っ」

「あは、恥ずかしいの? ……ね、今どんな顔してるか見せて?」

「ちょっ……!?」

 

 羞恥で赤くなっているであろう俺の顔が、フウロさんの方に向けさせられる。

 

 そしてフウロさんと目が合った瞬間、彼女の動きが止まった。

 

「……あ、あのっ……?」

「……ダ、ダメだよ、シバリ君。お外で、そんな顔しちゃったら──」

「フウロ、さん……?」

「ねぇ、やっぱり今日は泊まりに来よ?じゃないと、私──」

「だ、だから、今日という今日は……んむっ!?」

 

 否定しようとしたところで、フウロさんに口を塞がれた。

 

 侵入してきた舌に良いようにいじめられ、言い返す気力も湧かないくらい理性をドロドロに溶かされる。

 

 しばらく堪能して満足したのか、フウロさんはようやく俺から口を離した。

 

「ぷは……。……ね、シバリ君。お泊まり、しよ?」

 

 あの目はきっと、断ればまた同じことをされる。

 

 これ以上されたらおかしくなりそうだった俺は、フウロさんの提案に頷くしかなかった。

 

「………………はい」

「えへ、よく言えました」

 

 そう言ってフウロさんは頭を撫でながら褒めてきたが、何故かまた顔を近づけてくる。

 

「ちゃんと言えたご褒美に、もう一回しようね?」

「んっ!?」

 

 再び口を塞がれ、またしても舌が侵入してくる。

 

 きっと、もうこの人から逃げられないんだろうなと、俺を捕まえるように絡みついてくる彼女の舌を感じながらそう思った。

 

 今は恋人なのだから、逃げるも何もないけれど。




・シバリ
初めて泊まりに行ったときに、流れでいただかれた人。

・フウロ
いただいた人。いつかシバリの方から襲ってほしいとも思っている。


ちなみにこれ他に必要なタグとかあるんすかね。
見ようとしないと見れないからタグ設定甘めではあるんですが。

そこら辺、ご意見ある方は活動報告とかにコメントくれると嬉しいです(感想欄だと消されちゃうので)
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