いつかは忘れたがある日起きた戦争。そこである小国ははとある生物兵器を使った。それは【P-999】通称、【パラサイトナインティナインティナイン】と呼ばれるモノだった。実験によれば、ある者は体が溶け、ある者は動かなくなり、ある者はケモノのような耳が生えたらしい。そんな得体の知れないモノを小国は解き放ってしまった。勝ちたくて仕方がなかったらしい。
当然のごとくP-999は猛威を振るい、あっという間に小国は戦争に大勝利。莫大な資産と土地、軍事力を手に入れた……
のも束の間、想定外の事態が起きてしまった。P-999が自然消滅しなかったのだ。そしてそれはどんどんと増殖し、ついにはその国まで汚染された。その国は戦った。戦って戦って戦って戦った。だが、その健闘も虚しくその国は汚染され、瞬く間に世界中へと広がり、社会インフラは崩壊、人類は絶滅してしまう……
はずだった。だが数十年後、P-999に適応する人間が現れたのだ。P-999に適応した人間は感染者(インフェクター)と呼ばれた。感染者には以下の特徴が見られる。
1.特殊な能力を持っているが、ランダムであり、同じ能力を持つ者は観測されていない。
2.能力には何かしらの弱い部分が存在する。
3.ある程度の病気の耐性が付き、毒ガスが効かなくなる。
4.物理法則を無視した挙動を起こすことがある。
5.感染者から、非感染者(アンフェクター)に感染することはない。
他にも何か特徴があるかもしれないが、まだ観測されていない。そして、現在2XXX年。当然と言うか必然的と言うべきか、感染者と非感染者による戦争が起きる。この物語はこの戦争に巻き込まれてしまった"清掃屋"の物語だ。
【キャラクター紹介】
知里戸 律(ちりと りつ)
非感染者の男、両親を失くし彷徨っていた所を保護された。これと言った能力は無いので雑用とツッコミと清掃屋の表のオーナーを任されており、家屋の清掃等をしているが、非力すぎるため毎日しごかれている。
掃毒 庄司(そうどく しょうじ)
感染者の男、能力は免疫。能力と言って良いのかもわからないのだが、P-999を能力によって打ち消し強大な身体能力を手に入れた。例外そのものであり、感染者、非感染者の両方から恐れられている。清掃屋を運営している裏オーナーでもある。
蜂起 楓子(ほうき ふうこ)
感染者の女、能力は神風。超スピードを出すことが可能だが、直線にしか進めないのと、使いすぎると足を壊してしまうのが欠点だが、スピードは庄司と同等クラス。庄司の右腕的存在。別に掃除はそこまで好きでもない。
風琴 富貴雄(ふうきん ふきお)
感染者の男、能力は水流。水を操ることが出来るが使いすぎると脱水症状を起こしてしまうため、背中に貯水タンクを背負い戦闘を行う。清掃屋のエンジニア担当でもある。
次回から本格的に始動します。