美大落ちの先生は生徒達にお怒りの様です 作:美大落ちの先生
「畜生メェェェ!!!!」
ちょび髭がトレードマークの男が震える手で眼鏡を外し椅子から立ち上がり手に持っていたペンを力強くデスクに叩きつける
「アホかいね!アホくさい!」
ちょび髭は吐き捨てる様に言いながら空いた両の手でわなわなと宙で拳へと形を変える
彼が何故此処まで切れ散らかしているのかその理由は数え切れない
彼が受け持つ生徒達が毎日の様に問題を起こすからだ
例を挙げるとすれば
今月のお小遣いが足りないからと銀行を襲う者
飲食店の味やサービスが気に食わないと言い過激派イ〇ラム組織も真っ青な爆破テロリズムを行う者
成績に改竄の為に学校のシステムをハッキングする才能を無駄遣いする者……etc
例を挙げればきりが無い
それらの尻拭いをするのはそう、彼女達の教師であるちょび髭の役目なのだ。
生徒達の被害に遭った人々にちょび髭は1人1人と回って頭を下げそれらの補填を行わなくてはならない
幾ら子供達のやる事とは言え限度を遥かに超えている
それでもちょび髭は教師である前に大人として彼女達を
正しい道へ導こうとしたが聞く耳を持たず今日も彼の元に苦情が寄せられる。
そして遂にちょび髭は切れたのだ
「何故!?彼女達は私の言う事を聞かない!?まだユンカー共の方が言う事を聞いたぞ!?」
ちょび髭は次々に感情を発露させ俗に言うキチゲを解放していた。
「後何だこの苦情は!?生徒の作ったパンケーキが暴走しビル4棟の倒壊!??!?一体何をどうすればそんなパンケーキが作れるのだね!?」
書類の山から一つ紙を抜き取り書類の内容を額を引くつかせながら読み上げ終えると乱暴に書類を叩きつける
「何故此処には普通の生徒が一人も居ない!?!?!?何故生徒どころかありとあらゆる市民が銃で武装している!?此処はアメリカか!?…あいたたたはんふ!!!」
ストレスのあまり胃が痛みだしちょび髭は机に手をつく
「ハァハァハァ…カルピス……」
ふらつきながら執務室にある小型の冷蔵庫に近付きカルピスを取り出し机の引き出しに入っているグラスを取り氷を幾つかいれて注ぎストローを刺しカルピスをかき混ぜた後に一口含む
カルピスを飲み冷静さを取り戻したちょび髭はドカッと椅子に座り込む
「分かっている…彼女達は悪い子達ではない…少し感情にブレーキが掛けられないだけで…」
ちょび髭の独り言を遮る様にスマホがピコンと音を鳴らす
「………」
背筋に嫌な悪寒を感じたちょび髭は気付かないフリをしようとするが五秒も待たずにまた音がなる
「………………」
スマホを取り出し画面を見ると否やポケットにしまいちょび髭は引き出しから作りかけの戦車の模型を取り出そうとするが
ブーブー
嫌な振動がズボン越しから伝わってくる、かつて彼が戦場で感じた砲撃が行われる寸前の様な恐怖が彼を襲う
「…………私だ」
震える手で通話ボタンを押す
『先生!!?やっと出ましたね!?』
「…少し立て込んでいた、それで用は何だね?」
『早くミレニアムに来て下さい!またコユキが!』
「………分かった今行く」
通話を切ったちょび髭は生気を失った顔でフラフラと立ち上がり椅子に掛けてあった上着を羽織りハンガーラックからトレンチコートとフェルトハットを取り執務室から出る
「……先生…その…大丈夫ですか…?」
執務室のある建物に併設されたエンジェル24で会計をしている際店員の少女に声を掛けられる
「…大丈夫だ」
そうちょび髭が言うと彼女はそうですかと小さく答え何も言わなかった
買い物を終えちょび髭が執務室のある建物から出ると雨が降っていた
憎たらしく降る雨に遂にちょび髭の中で何が切れ大声で叫ぶ
「畜生めえぇぇぇ!!!!!」
ちょび髭先生は末期ヒ〇ラーより憔悴してます()
ちょび髭先生の語録の頻度
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