カリカリカリカリ
ゲヘナ学園の一室、そこに空崎ヒナがいた。しかしその目には光は宿っておらずついでに言えば貸しきれない隈があった。これは天然物のアイシャドウなの!っと言えるほど彼女の心はボケない。というかそんな元気もない。万魔殿からの仕事という名の難癖、それが多くきており彼女の心は限界に近づいていた。
「はぁ」
無意識にため息が出てくる。何日家に帰っていないのだろうと思う。今回はいつもより送られてきている書類が多い。そしてそのほとんどはこの前の捕獲任務の失敗に対する説明責任やら面倒なものが多い。変な特ダネを用意してしまったものだ。そこでふとある者を思い出す。
「憤怒の鬼界…」
それは去年の夏休みごろから出現し始めた者である。その特徴としてやはり最初に出てくるのは驚異的なほどの射程距離とその距離を当ててくる技術力にある。その距離約5km。5kmの距離では、風、湿度、重力、空気密度などの多くの要因が弾道に影響を与えるため、狙撃は極めて困難であるとされている。ましてや通常の秒速1kmのものを使っていたとしても5秒のタイムラグがあり動いている人に当たるのは通常は不可能である。しかし彼女はやってのけている。それも連射式の対物ライフルで。口径は50口径、ミリメートルで表すと12.7mm。反動を完全に制御しながら打ってきているのだから恐ろしい。
しかし幸いなことに温泉開発部や美食研究会のような破壊行動はあまりせず、暴れているスケバン、ヘルメット団を中心に狙撃し、その際に吹き飛ばされた対象で物が壊れることがあれど意図的な破壊行動も見られずこちらが敵意を示したり、場所を特定しようとしない限り風紀委員会に対する狙撃も観測されていない。だが悲しいかな、風紀委員会としてはこれを見過ごすわけにはいかないのである。こちらが敵意を向けたが最後、風紀委員会にも弾丸が来る。スケバンたちと違い頭は狙わず胴や手足を狙い一時的な戦闘不能にしてくる。そこは優しさなのだろうか。なんで憤怒なんだろ。*1
稀に他地域に遠征するときはあるがそのときはその地区の警備隊*2とは交戦せず、逃走しているため学校間の不和を呼んだりはしないようちゃんと考えているようだ。だったら撃たないでくれ。切に。ほんとになんで憤怒なんだろう??*3
噂として上がっていて信憑生があるものは身の丈より大きい対物ライフル、そして怒りの顔をした鬼の面をかぶっていることしかなかった。
だがこの前5kmから狙撃するという規則性から居場所を特定し対象を捕捉することができた。白色のファーフードのジャケットでフードをかぶっており、下は黒色のカーゴパンツと実用性重視。*4コンバットブーツに噂通りの怒りの表情の鬼の面。
前情報で想定していたより大きい対物ライフル。遠方からの確認だったため身長より高いとしかわからなかったが見た感じ190cmといったところだろうか。そしてそれを持つ本人の身長はブーツの誤魔化しありで175cmほど。かなり高い。
そしてこの前私はまんまと逃げられてしまった。後で確認してみたところ自主制作で発煙と音が時間差ででてくるものをだった。まんまとハマってしまったものだ。それに対物ライフル腰ダメ撃ちは流石によめなかった。普通腰いかれるはずなのに…。*5おそらく強さは現在ヴァルキューレに捕まっている七囚人と同格ほどだろうか。
最近は規則性をつかれたことを反省してか、狙撃距離を変えたら素手で制圧をし始めたと噂されている。あの長身からの攻撃はさけたいものだ。
「ヒナ委員長!」
「どうしたの、アコ」
「市街地で美食研究会が暴れてます!部隊は向かわせましたが…」
「普通の部隊では無理ね。私が出るわ。」
「了解しました!」
今はこっちに集中ね。全く、彼女を風紀委員に引き込めればどんなに楽になることやら。遠距離狙撃、ただそれだけでも風紀委員は動きやすくなるのに。*6
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「クシャンッ」
なんだろ。誰かに噂されてるんかな?
大まかな展開
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稀に戦闘しながらストーリーand日常会。
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曇らせこそ正義である。
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曇らせはいいけど晴らせはあるよね?(圧)
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みんなでりんご食べよ