オリジナル主人公の名前は"おとは やくも"と読みます。
ロボットの戦闘を描くのが楽しみだけど、理解されるように頑張ります!
地球……
天の川銀河の辺境に位置する、激動の歴史を歩んできた惑星。
星間戦争に巻き込まれ、一度は滅亡の危機に瀕した地球人類は復興を遂げただけでなく、わずか半世紀の間に、その種を銀河中へと広げていた。
一方、地球に残った者たちは、その後も常に戦いと共にあった。
人類以外の知的生命体との戦い、異星からの侵略者との戦い、そして人類同士の戦い……。
しかし戦争の歴史は、多くの犠牲を払いながらも、ついに終わりを迎えた。
革命戦争(レヴォル・ウォー)
人々に変革を促したこの戦いの終結によって、世界は新たな時代を迎える。
争いと憎しみの日々は終わり、希望と平和が到来しようとしていた。
しかし、戦いは終わっていなかった。
未来と過去が交差する現在いま、選択を迫られる地球人類。
機動要塞都市エーアデントと、
その所有者エチカ・Y・フランバーネット……
そして戦士たちは、その岐路に立たされる。
そんな世界に1人の青年が迷い込んだ話ーー。
ーー
「…ゲートに吸い込まれて気づいたら、何処かの無人島…」
無人島の浜辺で寝る黒髪丸眼鏡を掛けた
青年の名は"音波 八雲"
彼は手に持つ特殊な形状のUSBメモリーのような物を上に投げては、取りまた投げてを繰り返している。
「船やら何やらが通ればいいが、流石にそんな都合の良いことは起きないか…」
八雲がボヤいていると突如八雲の上空を何かが凄まじい勢いで通り過ぎた。
「何だ!?ヘリ?飛行機?」
通り過ぎた為、浜辺の砂が吹きあられ、目を閉じていた八雲が目を開くととんでもない光景を目にした。
「何だ…あれは?」
八雲が目にした物体は形状は飛行機に似ていたが、それは飛行機とは全く別の物体ーー否、生物だった。
「プテラノドン…みたいな怪物?それになんだこの紅い霧は?」
八雲が辺りを見ると周りには先程までなかった紅い霧が辺りに舞っていた。
「身体に害があるかもな…仕方ない」
八雲がバッと立ち上がると手に持っていたUSBメモリーみたいな物を握り、一言呟いた。
「トリガー・オン」
その言葉と同時に八雲のUSBメモリーみたいな物から、光が溢れ、八雲を包みこんでいく。
光が晴れると八雲は先ほどの服装から一転し、バイオリンのエンブレムの刺繍が施された、黒いコートに変わっていた。
先ほどまで掛けていた丸眼鏡も消えて、ある意味別人に変わった。
「換装は問題なく出来る…他の力も使えそうだ」
八雲が1人では自分の身体に何か不備があるか確認していると。
「ギャァァァァアアアッッ!!」
「ーーッ、見境なしか…」
先ほどのプテラノドン擬きが八雲の居る無人島に突っ込んできたのだ。
しかし八雲は人間が不可能な程の跳躍を見せ見事に回避してみせた。
「換装の光で興味持ったか?仕方ない…トリオン量も問題ない、トリガー・オン…来いアウラ!」
八雲は右手の人さし指に嵌めてある紅い指輪を前に突き出し、先ほどと同様の言葉を紡ぎ、ある名前を呼ぶ。
アウラと言う言葉が響くと紅い指輪が光出し、無人島からその近辺の海を照らした。
光が晴れると一体の巨大な紅いロボットが出現していた。
「トリガー・セット」
その巨大ロボットのコックピットには八雲がおり、先ほどのUSBメモリーみたいな物をコックピットの穴が空いた部分に差し込んだ。
その瞬間、機械音と共にロボットが起動し、身体に埋め込まれた所々にある碧の宝石のような部分が発光した。
「さて飛ばされていきなりアウラを出したが、いけるか?」
プテラノドン擬きは完全に突如として現れた八雲が言うアウラを標的にしたのか、再び突っ込んでくる。
しかしプテラノドン擬きがアウラに尖った嘴で突き刺してくる寸前に、ガアァンッッと甲高い音と共にプテラノドン擬きの動きは完全に地面から突如生えた建造物に止められた。
「エスクード…」
アウラとプテラノドン擬きの間には分厚い壁のような物が地面から生えており、その攻撃を受け止めていた。
「逃さない…ハウンド」
顔を痛みからブンブン振りながら、上空に逃げようとするプテラノドン擬きに八雲はアウラの右手をから八分割されたキューブを生成し撃ち出した。
撃ち出されたキューブはプテラノドン擬きの動きを追尾し、その片翼を撃ち抜いた。
片翼を撃たれた事で上手く体勢が取れず落下するプテラノドン擬きに八雲は追撃する。
「行くぞ、スコーピオン…ハアっ!」
飛び上がったアウラの右手には光り輝く剣が生成され、プテラノドン擬きを一閃した。
斬られたプテラノドン擬きは断末魔を最後に上げ、その息を引き取った。
「よし…意外と弱くて助かった」
プテラノドン擬きを倒した八雲はアウラを指輪に戻すと、鼻唄を口ずさみながら、趣味のバイオリンを取り出し、演奏を始めた。
「〜♪〜♪〜♪」
暫くバイオリンを弾いていると、今度はヘリでも飛行機でもプテラノドン擬きでもない、アウラよりも巨大な戦艦のようなものが上空を飛来してきたのだ。
「何だあのデカさ…遠征艇よりも遥かにデカい…でも良かった!助けてもらおう!」
八雲はバイオリン片付けると凄まじい勢いで走り出し、足元に不思議な板のような物を生み出し、それを踏み遥かに高い位置を飛んでいる戦艦に向かって跳躍した。
ーー
「ーーって助けてもらおうと思ったら今度は虫?UMA?何なんだこの世界は?」
八雲が戦艦に向かっていると戦艦の前にゲートのような物が出現し、数体の虫のような?UMAが現れたので、八雲はアウラを出し迎撃を開始した。
「俺はこの戦艦に助けてもらいたいんだ、だから邪魔するな!アステロイド!」
左右に広げた両手からプテラノドン擬きに撃ったキューブを再度生み出し、虫?UMA?に撃ち込む。
「さっきよりも硬い…ならマンティス!」
アウラは剣を生成すると今度はその刃を鞭のようにしならせ、見事に目の前の虫?UMA?を貫いた。
「よし撃破完了…倒した所を見せたから、友好的になって戦艦に入れてくれないかな?」
八雲が呟くと丁度オープンチャンネルから通信が入り、八雲が応答する。
「はい、目の前の紅いロボットに乗っている者ですが?」
(こちらは機動要塞都市エーアデントと、私はエチカ・Y・フランバーネットと申します。先ほどは助けて頂きありがとうございます。つきましては、お礼も兼ねてお話をしたいのですが、こちらに来ていただけないでしょうか?)
(女の子…随分若い子がこの機動要塞都市を?エーアデント…これも聞いたことがない、まぁ、取り敢えず助けてもらうおか…)
「分かりました、今そちらに着艦致します…どこも行く宛がなくて困っていたので助かります」
八雲はエチカと名乗る少女の誘導の元、機動要塞都市エーアデントに乗り込むのだった。
ーー
エーアデントの格納庫に到着した八雲は早速挨拶の為、アウラを指輪に格納し、格納庫に集まった先ほど通信したエチカと名乗る少女と他数名の前に降り立った。
「こんにちは、まずはエチカ様でいいのかな?こちらに招いて頂きありがとうございました。私は"ボーダー所属"の"音波 八雲"です」
「ご丁寧にありがとうございます。ですがエチカで大丈夫ですよ。ボーダーとは分かりませんが、先ほど申し上げましたが、エチカ・Y・フランバーネットです。早速ですが音波 八雲さん、アナタのお力を貸していただけませんか?」
「はい、構いませんよ」
「いきなり、こんな事を言われて驚かれるとーーってえぇ~!?いいんですか?」
「はい、ですが衣食住とお金を少し融通していただけると助かるのですが…」
「勿論です、この来るもの、去るもの拒まずの機動要塞都市エーアデントは街一つを抱えているので、衣食住やお金の事なら任せてください!」
「街一つ?壮大で何だか分かりませんが、宜しく(ビー!ビー!ビー!)ーーっ!?」
「お嬢様っ!恐らくVAL-Xと思われる部隊がこちらに向かってると報告がありました!」
「分かりました、皆さん迎撃の準備をお願いします!八雲さんもお願いします!」
「分かりました、では先に行くので格納庫の入り口を開いてください!」
「えっ?わ、かりました!格納庫を開いてください!」
エチカの言葉に長い紅い髪をなびかせる女性はスイッチを押し、格納庫の扉が開いた。
「では、先に向かってますね!」
八雲はそのまま格納庫入り口に立つとそのまま飛び降りていった。
『えぇ~〜ッッ!!』『ウソォォッ!』
エチカや周りに居た人たちは八雲のまさかの飛び降りに驚愕の声を上げるのだった。
「今度はロボットが相手か恐らくここは別の世界かもしれないけど、プテラノドン擬きに虫みたいなUMA、盛り沢山な世界だな…さて今度はガンナースタイルで行きますか!」
八雲は先ほどまで使っていたUSBメモリーとは色の違う物を取り出し、USBメモリーを新たに差し込んだ。
するとアウラの手には少し形状が特殊な2丁の銃が生成され、敵に向かって攻撃を開始した。
「バイパー!」
向かってくる光の玉を相手のロボットは余裕を持って回避し、アウラに接近しようとする。
しかしーー突如として銃から放たれた光の玉は不規則に曲がりロボットに命中した。
「曲がるんだこの玉…次はスパイダー!」
2丁の銃から今度はワイヤーのような物が飛び出し、2機のロボットの足に絡みつく。
「釣れた!生体反応は無い、なら遠慮はしない!」
絡みついたワイヤーを思いっきり引っ張り、引っ張られるロボット2機はコントロールが取れず、互いに激突し潰れた。
「ふぅ、ーーっシールド!」
アウラが両手を前にかざすと目の前に光の板が生まれ相手の攻撃を受け止める。残りの8機のロボットからの一斉に攻撃にアウラが動けないでいると。
「お待たせ、後は任せてっ!」
「おう、助かったぜ!」
「ダイナゼノンっ!バトル!ゴー!」
忍者のような動きをしたロボットを筆頭に顔が怖いロボットと、ドラゴンの頭を被ったロボットが突撃し、そのまま残りの8機のロボットに攻撃を開始した。
「おお〜、助かるってあのロボットって…イヤイヤ考えるのは後!アステロイド!」
攻撃から解放された八雲はアウラを操縦し、そのまま残りのロボットを全て撃墜するのだった。
「ふぅ〜終わった〜」
再び戻ってきた格納庫にてアウラを指輪に戻した八雲は連戦の戦いの緊張から解かれ一息吐く。
「八雲さん強いですね〜」
すると中々に派手な格好をした女性が歩み寄ってきた。
「ええと…さっきの忍者のようなロボットのパイロットの方かな?」
「そうです私は"月ノ輪 フォルテ"って言います!エチカのボディガードやってるの!」
快活に挨拶をするフォルテに八雲も返す。
「こちらこそ宜しくお願いします。フォルテさん!」
「おお、ホントに強いなアンタ!」
ゾロゾロと八雲の周りには人が集まり強面な男が話しかけてくる。
「俺は流拓馬だ、さっきの戦いの赤いゲッターロボに乗ってたんだ!」
「ーーっ!?やっぱりあれはゲッターロボ!?」
「うおっ、何だぁ急に?」
八雲は目を輝かせながら、拓馬に詰め寄り拓馬は仰け反る。
「じゃ、じゃあ!あれは勇者王ライディーンにそれとさっき一緒に戦ったのは、怪獣遣いのガウマさんたちが操るダイナゼノン!おおっそれにグレートマジンガーも居る!」
「あ、あの八雲さん…」
「あ、ああ…これはすみません、つい興奮してしまって」
八雲は恥ずかしそうに目を逸らしながら、声を掛けたエチカに謝罪をする。しかし八雲の頭はずっと大興奮していた。
何故ならーー。
(ここスーパーロボット大戦の世界だ!こんなに色々な作品のロボットが集まってるなんて、そうに違いない!でもエチカさんやさっきの眼鏡を掛けた人、それにフォルテさんは知らない…そうか!その作品特有のオリジナルキャラたちか!)
何を隠そう八雲はロボットが大好きな青年であり、スーパーロボット大戦のゲームも前の世界でやっていたのだ。
(危険は一杯だが、頑張るしかないな!)
テンションが上がる八雲だが、この後エチカたちから質問攻めが待っている事を今は知らない。
トリオン関係は基本的には原作のワールドトリガー準拠なので、能力とかは話の中でたまに描いていきますね!