スパロボY ロボットコンチェルト   作:パン=プキン

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因みに戦闘スタイルは超が付くオールラウンダーです。

普通の戦いでも、ロボットの戦いでも!


スパロボY ロボットコンチェルト2話

 

 

 

時系列的にワルキューレたちがまだ参戦してない

"チャプター2"の"銀河から来た歌姫"の直前に、この世界に飛ばされたと思ってください。

 

 

 

 

ーー

 

 

 

「へえ〜このトリガーってので生身から換装して、こっちの指輪であの紅いロボットを出すのか?」

 

「そうです、トリガー・オン」

 

八雲は実際にトリガーを起動し、換装する。

 

「とまあ、こんな感じです、トリガー体ならある程度の攻撃を受けてもそのまま戦えます…勿論首とか、丁度心臓辺りにある伝達系を壊されたら直ぐに換装が解かれます。ただし生身にはダメージはありません」

 

「服装も変わって、すごいのら!」

 

マジェスティックプリンセスの作品に出るタマキが興奮気味に八雲に話し掛ける。

 

「ん?これが普通のトリガーで、この紅い指輪がロボットなら、こっちの左手に付けてる黒い指輪は何のやつはなんなんですか?」

 

ガンダムSEEDDestinyの主人公であるシン・アスカは八雲の左手の人差し指に嵌められた黒い指輪を指差す。

 

「ん〜これは内緒…所謂奥の手ってやつだね」

 

「え〜教えてくださいよ〜」

 

「勿体ぶらないでください!」

 

至る所からブーイングが聞こえるが、八雲は囲まれていた筈が、突如その姿が透明になる。

 

『えぇ~ッッ!!』

 

(ふふ、カクレオン…さてさて色んな作品のキャラに会えて最高だけど、流石にこっちも大興奮し過ぎて疲れちゃう)

 

八雲はその身体を透明に変えたまま、エーアデントの通路を歩き暫くしてからその姿を元に戻した。

 

(さて、ボーダーとトリガーについては話したけど、流石に作品については話すのは止めておこう…もしそのせいで何か変わるのが怖いし…極力深くは関わらないでおこう)

 

八雲は今後の方針を考えながら、エーアデントの通路を歩いていった。

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

 

(ーーて考えてた筈なのに…めっちゃ関わってしまった)

 

極力関わらないと考えていた八雲だが、なんの因果か現在、マクロスΔに登場するミステリアスヒロインの"美雲・ギンヌメールをアウラに乗せてワルキューレを狙う敵組織の"ウィンダミア"の猛攻を回避していた。

 

「アナタ名前は?」

 

「この状態で聞くの!?」

 

美雲のマイペースな状態に八雲は必死に回避しながらツッコミを入れる。

 

 

 

これは八雲が美雲をアウラに乗せる数十分前の話。

 

 

 

(マクロスΔかぁ〜その作品は見れてなかったからほぼ分からないや…マクロスフロンティアとかは分かるけど、まあ、何とかなるかな。今は地球に来たバルキリー部隊の式典を観ようーーと早速か)

 

八雲はY'sネクストの仲間たちとブリージンガル球状星団から派遣されるバルキリー部隊の式典を横目で見ていると遠方から敵組織のポセイダル・ドレイク連合軍が現れた。

 

しかしポセイダル・ドレイク連合軍の前にブリージンガル球状星団から派遣されたバルキリー部隊が応戦を開始した。

 

所が何処からか街全体に響くように歌が響き渡った。

 

すると突然応戦を開始したバルキリー部隊が錯乱し始め街を攻撃し始めた。

 

八雲以外のY'sネクストたちも異変を感じ取りエーアデントに戻っていった。

 

(何か嫌な予感を感じる…その時のために俺は此処にいよう)

 

八雲は何かを感じ取り、皆とは一緒に戻らずそのまま一旦待機する事にした。

 

すると早速状況は変化を起こした。

 

空からマクロス級の戦艦と最新鋭のVFー31が飛来してきた。

 

そして立体ドローンが出てくると立体投影された超時空ビーナスのワルキューレたちが姿を現し歌を熱唱し始めた。

そして本物のワルキューレたちが戦場を見渡せる高い位置に降り立つ。

 

するとYzネクストたちに通信が入り、地球を救うために派遣された"星間複合企業体ケイオスのラグナ支部所属、マクロス・エリシオン艦長"の"アーネスト・ジョンソン"協力することとなった。

 

しかしまた空から惑星ウィンダミアlVにあるウィンダミア王国の王家直属のエース部隊である空中騎士団も攻めてきた。

 

三つ巴の戦いと思われたが、どうやらウィンダミア軍とポセイダル軍は結託しており、Yzネクストとマクロス戦艦を攻撃してきた。

 

「ちょっ!?マジかよ!」

 

当たり前だが当然攻撃はライブ会場にも届き、一部が破壊されてしまう。

 

八雲が驚愕と同時に駆け出した。

 

駆け出した八雲の視線の先には、足場が崩れ今まさに落ちそうになる美雲・ギンヌメールの姿。

 

最悪にも攻撃がワルキューレのいる場所に被弾してしまった。

 

「……」

 

(何で…そんなに落ち着いてるんだよ!?)

 

今まさに落ちる寸前に八雲は美雲と視線が合った。

その顔は酷く冷静で今から落下するとは、到底思えない落ち着いた瞳を八雲に向ける。

 

「トリガー・オン!グラスホッパー!間に合え」

 

生身からトリガー体に換装した八雲は、トリガーで出来たパネルを踏みまさに落下を始めた美雲を追いその身を空に投げ出した。

 

「くっ、手を!」

 

「……」

 

美雲が手を伸ばせば掴める。しかし何故か中々手を伸ばさない美雲に八雲は叫ぶ。

 

「早く伸ばせ馬鹿!!」

 

「……」

 

「よしっ、アウラ!!」

 

漸く伸ばされた手を掴み抱き寄せた八雲は、直ぐにアウラを呼び出し、美雲と共にアウラのコックピットに乗り込んだ。

 

「はぁ〜何とか間に合った〜、美雲さんも怪我はない?」

 

「…ないわ、感謝するわ」

 

「良かっーーッ!?美雲さんしっかり捕まってっ!」

 

八雲がウィンダミアからの攻撃を察知し、美雲の手を引き寄せ他に座る場所もないので無理矢理膝の上に座らせる。

 

「……」

 

「合計6機が来るなんて美雲さんは人気だね」

 

ウィンダミアからの攻撃を八雲はシールドで受け止め、時に回避するなどしてやり過ごす。

 

すると突然膝に座っていた美雲が口を開いた。

 

「アナタ名前は?」

 

「この状態で聞くの?」

 

余りにもマイペースな美雲に咄嗟に八雲もツッコミを入れてしまう。

 

「アナタは私の名前を知っているけど、私はアナタを知らないわ…」

 

「いや、だからって今?」

 

「私バカだからタイミングなんて分からないわ…」

 

(めっちゃバカって言ったの根に持ってる!?)

 

「いや、あれは咄嗟だったから」

 

「ほら、来るわよ」

 

「ーーッくそっ!?」

 

謝罪も名前もそしてあるモヤモヤした感情を八雲はマイペースな美雲に言えず、戦闘に意識を引っ張られてしまう。

 

「それで名前は…?」

 

「今それどころじゃないっ!?シールド、ハウンド!」

 

シールドで防御に徹しつつハウンドを撃ち出し、ウィンダミア軍を牽制し猛追を耐える。

 

「……」

 

(今度は無言の圧…あぁもう!)

 

敵からの猛撃と美雲からの無言の圧に八雲は我慢出来ずに叫んだ。

 

「…俺の名前は音波 八雲っ!!さっきはバカって言ってさまいすまない!」

 

「…音波 八雲ね…いいわ許してあげ「ただ1つ言わせてっ!!」…」

 

美雲の声を八雲は敢えて被せて止める。

それはさっきからずっと気掛かりだったモヤマヨした怒り。

 

「何で落下してた時、俺が手を伸ばしたのに直ぐに手を伸ばさなかった!?死にたいのか!?」

 

「……」

 

「アンタが何考えていたのか正直分からないが、ちゃんと差し出されたら、手を伸ばせ!次もしあんな事が起きたら絶対手を伸ばせ!命を粗末にする事は絶対許さない!」

 

「…分かったわ、八雲」

 

美雲は素直に頷き、先ほど知った八雲の名前を呼ぶ。

美雲の言葉に八雲も頷き、前を見据える。

 

「よし、じゃあ行くよ…」

 

「待って、私以外のワルキューレたちが歌ってる…私も歌いたいから回線を開いて…」

 

「了解、こんな間近で聞けるなんて最高のサービスだ!」

 

「特等席よ、これで負けたら許さないわ」

 

「〜♪〜♪〜♪」

 

(…声綺麗、歌ってる時の真剣な顔美人だな〜)

 

それが八雲の率直な感想だった。

 

しかし首を振った八雲は目の前の相手に集中する。

 

(でもなんだろういつもよりも周りが見える…)

 

八雲は何が原因なのか分からない、しかし先ほどまで相手の速さに苦戦していたが、今は全くそんなことも無かった。

 

(ハウンド+ハウンド=ホーネット…)

 

アウラの両手にそれぞれ9つに分割したキューブを生成し、そのキューブを合わせる。

 

(これは今までより避けにくいよ…)

 

「なんだこれっ!?」

 

「さっきよりも追尾してくるっ!!!?」

 

追尾性能が高いハウンド同士を掛け合わせる事で完成するホーネットはウィンダミア軍をしつこく追尾する。

 

(空中じゃ出来ないけど、こういう建物があれば!)

 

アウラの右手を建物にペタリとくっつけさせる八雲。

 

それを好機と見たホーネットを最低限回避したウィンダミア軍はアウラに向かって突撃してくる。

 

しかしーー。

 

「う、うあぁっ!?」

 

(エスクード…)

 

建物の隙間を縫うように飛んでいたウィンダミア軍の進行方向に、八雲は建物からエスクードを横から生成することで、妨害、または回避出来ずに撃墜させる。

 

「く、くそぉ!」

 

「スコーピオン…」

 

無理に回避したウィンダミア軍に待っているのは、アウラからの近距離からの攻撃。

 

無理な体勢のウィンダミア軍に回避するすべは無く敢え無く撃墜されるのだった。

 

「ふう〜」

 

「どうやらあっちも終わったみたいね…」

 

「へ…」

 

美雲の声に我に返った八雲は辺りを見ると丁度残ったウィンダミア軍が撤退する姿が見えた。

 

「すごい集中力だったわよアナタ、私の歌を間近で聴けたお陰かしら?」

 

「…どうだろう、でもいつもより確かに集中出来たよ、ありがとう…それじゃあワルキューレたちの所に送るよ」

 

「ええ、お願いするわ」

 

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

ワルキューレたちがいる所に来た八雲は、アウラを指輪に戻し美雲を支えながら降り立つ。

 

「ああっ、クモクモ!歌が聴こえたから大丈夫だと思ってたけど良かったぁ〜♪」

 

ワルキューレの仲間であるマキナに続いて他のワルキューレメンバーも集まり美雲の無事を喜ぶ。

 

「君が美雲を助けてくれた八雲くんね、ワルキューレを代表してお礼を言うわ、美雲を助けてくれてありがとう」

 

「いやいや、寧ろ美雲さんに悪いことしてしまったので、俺の方がすみません…と今連絡が来たので俺は戻ります、失礼します」

 

八雲はそう言って走り出すとグラスホッパーを踏み跳躍した。カナメは首を傾げていると美雲が歩いてくる。

丁度いいとカナメは美雲に聞いてみると。

 

「馬鹿って言われたわ…今まで言われたことなかった」

 

「…そうなの?アナタに馬鹿なんておもろしい事言うわね」

 

美雲の言葉に少なからず驚いたカナメは、美雲の表情を見るとフッと笑った。

 

「あら、メンバーが馬鹿って言われたのに笑うなんて酷いリーダーね」

 

「ごめん、ごめん…でもさっきの歌すごい良かったわよ」

 

「当然よ、私は歌に命を賭けているもの…でも彼のせいで調子出なくなりそうだわ」

 

そう言って歩いていく美雲を見てカナメは思う。

 

(あんな事言って、美雲の表情すごい満たされた顔していた)

 

ワルキューレのエースである美雲の珍しい人間味にカナメは、少しだけ八雲に興味を持つのだった。

 

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

「今戻りました〜って、何ですか?」

 

八雲がエーアデントに戻り色々な所に顔を出し最後に食堂に着いたがそこにはニヤニヤとこちらを見る者もいれば、握り拳を作って物凄い形相で八雲を睨む者がいた。

 

「おーおー、ワルキューレのミステリアスヒロインである美雲さんを送ってからの帰宅たあ〜良いご身分だなぁ」

 

女の子にナンパしては振られ続けるマジェスティックプリンセスのスグルが額に青筋浮かべて歩み寄ってくる。

 

それはスグルだけでなく興味津々の女性陣や男性陣も同じだった。

 

(うわぁ、面倒くさい時に来ちゃった…でもお腹も空いてるからご飯食べたいし…)

 

八雲は仕方なくそのまま食堂に入り、皆からの質問攻めを受けながら食事をするのだった。

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

「…それで、ワルキューレたちもエーアデント率いるYzネクストに仲間入りになったと?」

 

「ええ、そうよ…エーアデントは各地にエネルギーを売りに行く、私たちは歌でヴァール化の進行を食い止め、人々を笑顔にする。Win-Winの関係よ」

 

「一石二鳥よりも効率の良い一石三鳥なんだね…それで何で俺の目の前に居るのかな?他メンバーはあっちで話したりしてるのに?」

 

「あら、それは私の自由でしょう…それとも八雲は私の自由を奪うのかしら?」

 

「分かった、分かった、俺の負けですので、ただジッとこっちを見るのは止めてください…食べ辛いです」

 

現在の時刻は朝食に丁度良く、エチカの100人のメイドの内の料理を担当している"クッキンさん"特製の白いご飯と目玉焼きなどの日本料理を食していた。

 

しかし目の前には昨日知り合ったばかりなのに、何故か他のワルキューレたちと別行動をする美雲・ギンヌメールが八雲の目の前に座り、頬杖をつきながら話しかけてくる。

 

「あら食べ辛いなら食べさせてあげる…」

 

「遠慮します、昨日もアナタの事でめちゃくちゃ質問攻めにあってるんです…食べさせてもらったら昨日よりもっと酷くなってしまう」

 

「私は美雲よ…」

 

「……?……知ってますが」

 

突然の自己紹介に八雲は首を傾げる。

 

「アナタだなんてイヤよ…美雲って呼びなさい」

 

「……では美雲さん」

 

「さんもいらないわ」

 

(くっ、まずい押されている…誰か助けーーっ!?)

 

八雲が誰かに助けてもらおうと視線を横にずらすとワルキューレやエーアデントメンバー全員がジ〜ッとこちらを見てニヤニヤしていた。

 

八雲は助けは見込めないと諦めて件のミステリアスヒロインを見る。

 

「…美雲…」

 

「ふふ、上出来よ…はい、あ〜ん」

 

「ーーへッ、いつの間に!?」

 

名前を呼ばれた美雲はいつの間にか手にしていた八雲の箸を手にあ〜んしてくる。

 

「ちょっ!?ここでは…」

 

「早くして落ちちゃうわ」

 

『………………』

 

「あ、あ…あ〜ん」

 

八雲は顔を真っ赤にしながら意を決して、美雲のあ〜んを受け入れた。

 

『おお〜!!』 『きゃぁぁ〜!!』

 

男性陣からは歓声が、女性陣からは黄色い悲鳴が上がった。

 

「美味しい?」

 

「美味しいです……あ、後いいので!」

 

八雲は美雲から箸を奪い取ると残ったご飯を平らげ、ダッシュで片付け、食堂を後にするのだった。

 

「おいおい、こりゃあすげーな」

 

コンバトラーVのメインパイロットであり、同じくコンバトラーVに乗る"ちづる"という恋人がいる"豹馬"は先ほどの2人の行為に感嘆の声を上げた。

 

「美雲さんはいつもあんな感じなの?」

 

マジェスティックプリンスに登場する"ケイ"は普段から美雲はあんな感じなのか尋ねる。

 

「クモクモのあんな姿初めて見た!」

 

「うん、初めて…」

 

「すごいんだぁ!」

 

カナメ以外のワルキューレメンバーである、マキナ、レイナ、フレイヤが各々の感想を述べる。

 

(何かあると思ったけどあんなにグイグイいくなんて、八雲くんの事がもしかして…?)

 

カナメはそのまま席を立ち上がり、何処かに行く美雲を見てそんな風に感じるのだった。

 

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

そしてその頃八雲はと言うとーー。

 

 

「イズル〜こんな感じに描けたけどどう?」

 

「すごいよ、八雲さん!僕の絵は何故かみんなから酷評それているから、アシスタントは有り難いよ!」

 

そうマジェスティックプリンスの主人公であるイズルは漫画を描くのだが、余りにも酷いのだ。

 

特に絵がーー。

 

そこでイズルに救いの手が舞い降りたのだ。

神アシスタントの八雲である、子供の頃から絵も描いていた八雲はまさにイズルからしたら、喉から手が出るほど欲しい人材だったのだ。

 

「そう言えばさっきから顔が赤いですよ、熱でもあるんですか?」

 

「な、何でもない!?気のせいだ!」

 

「…そっか、ならいっか?」

 

(く、くそ〜、あ~んされるなんて…恥ずかしい!?)

 

八雲はさっきの美雲とのやり取りを思い出しては顔を度々真っ赤にしてるのだった。

 

 

 

 

 

 





ヒロインは美雲・ギンヌメールにさせて頂きます!
ぶっちゃけマクロスΔは見てないので、美雲がどんな方かは殆ど分かりません。
イメージと違うはご了承ください。
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