スパロボY ロボットコンチェルト   作:パン=プキン

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こんにちは、今回は美雲との日常会です。

めっちゃ短いですが許してください。


スパロボY ロボットコンチェルト5話

 

 

 

 

現在八雲はワルキューレのミステリアスレディこと美雲・ギンヌメールとともにエーアデントの外に出てとある街を歩いていた。

 

「しかしホントに遺跡の調査は行かなくて良かったのかな?」

 

「いいんじゃないかしら、皆んなが行ってこいって言うんだし…」

 

「ま、それもそっか」

 

「それじゃあ、エスコートをお願いしようかしら?」

 

Yzネクストは現在遺跡の調査としてある場所に向かっていたが、八雲と美雲の二人はみんなの好意によって作戦から外されていた。

 

八雲は無理矢理納得し、腕を絡めてくる美雲の歩幅に合わせて歩くのだった。

 

「この前のライブはどうだったかしら?」

 

「うん?綺麗な歌声だったよ…美雲の歌声は戦闘中もよく耳に通るし、心が熱くなったよ」

 

「ふふ、なら良かったわ…私も八雲の戦闘はいつまでも見てられるわ」

 

2人の会話は少し前に行った大規模なワルキューレのライブの話となり、互いに感想を言い合いながら歩いていく。

 

「でもあんなに沢山の振り付けや歌詞覚えるのって凄いよね…美雲はどのくらいで覚えるの?」

 

「そうね、歌も振り付けも基本的にはすぐに覚えられるわ」

 

「すごいな、流石ワルキューレのエース」

 

「当然よ、私は歌しかなかったんだから…気づいた時には歌しかなかったの」

 

「気づいたら歌だけ…か、俺たち似てるね」

 

八雲の言葉に美雲は首を傾げる。

 

「俺は生まれてすぐに他の仲間たちと殺し合いの日々…美雲は歌…」

 

八雲の出生については聞かされていたが、自分と似た境遇だとは知らず、美雲はより一層腕を絡める力を強める。

 

「…この前も言ったけど、八雲は失敗作なんかじゃない…」

 

「うん、ありがとう美雲…」

 

八雲は美雲の言葉に笑みを浮かべ、美雲に礼を言うのだった。暫く歩いた二人は目的の公園に到着し、レジャーシートを敷きお昼ご飯を入れたお弁当を広げた。

 

「器用ね…」

 

「ボーダーっていう所に拾われてからは戦いもあったけど、それ以外の事も学べたからね、言ってなかったけどバイオリンやピアノとかも弾けるよ」

 

「なら、食べ終わったらバイオリンを聴かせて」

 

「いや、いいけど下手だよ…いただきます」

 

「構わないわ、いただきます…」

 

美雲は八雲が作ったサンドイッチに手を伸ばし、ハムっと綺麗な所作で口に運ぶ。

 

小さな口で頬張る美雲の姿を見て八雲は自然と目を奪われている。

 

「美味しいわ、八雲?」

 

「……あっ、それは良かった!うん、美味しい!」

 

目を奪われていた八雲だが、美雲に声を掛けられ、我に返り慌ててサンドイッチに手を伸ばした。

 

その後二人は天気が良い青空の中、ゆったりとした時間を過ごしていった。

 

「それじゃあ奏でてみて…」

 

「音楽が本業の美雲に披露するのは些か気が滅入るな…カトルくんよりも下手だろうし…」

 

「下手かどうかは気にしないわ、ただ八雲の音楽を聴きたいの…お願い」

 

美雲の頼みに八雲は緊張しながらも、ゆったりとバイオリンを奏で始めた。

 

「〜♪〜♪〜♪」

 

「………」

 

「〜♪〜♪〜♪」

 

美雲は八雲が奏でる音色に目を瞑り、聴覚に意識を集中させながら聴いている。

 

「聴いてくれてありがとう、どうだったかな?」

 

暫くして八雲が演奏を止め美雲に感想を聞こうとすると。

 

「今度は私も入るからそのまま奏でてくれるかしら?」

 

「えっ?了解…」

 

八雲は頷くと美雲が先に歌い出す。

 

「♪〜♪〜♪〜」

 

(え、美雲が先なの?しかもアメイジング◯レイスか!?)

 

美雲は世界的にも人気な曲を選びチラッと八雲を見る。

 

(合わせて…)

 

(無茶言わないでよ…俺無理だよ…)

 

八雲は自分の実力では無理と美雲を見る。

 

(……!)

 

しかし美雲の顔を見た八雲は再びバイオリンを弾き始めた。

 

(あんな顔されたら無理なんて言いたくない…何が何でも食らいついてやる)

 

美雲がどう思ったかは分からない。

ただ八雲は美雲の表情を見て挑戦したいと思った。

 

美雲が歌う際はいつでも全力。

 

こんな何でもない日でも歌う際は全力。

 

その美雲が見せた真剣な眼差しに八雲は引っ張られる。

 

「〜♪〜♪〜♪」

 

「♪〜♪〜♪〜」

 

2人が奏でるメロディーが公園一帯を包み込む。

 

公園に来ていた老若男女はそのメロディーに時に耳を傾け、時にカメラを向け、時に魅入っている人も居た。

 

暫くして美雲は口を、八雲は手を止める。

 

「出来たじゃない…」

 

「出来ちゃった…マジか」

 

自分でも弾けた事に八雲は驚きながら、美雲の方を見る。

美雲も嬉しそうに笑うと、周りからドッと拍手が巻き起こった。

 

美雲は慣れているから、その拍手に手を振って応える。

しかし八雲は美雲程慣れていないため、ぎこちなく手を振る。

 

「もっと堂々としなさい、この喝采は私だけじゃない…八雲に対してのものでもあるのよ」

 

「と言われても…」

 

「ふふ♪」

 

八雲の姿に美雲が笑っていると拍手が響く公園でふとドタドタと地面を揺らす程の振動が聞こえてくる。

 

「何この揺れ…?」

 

「さて、行くわよ」

 

八雲はこの振動に首を傾げるだけだが、美雲は何か分かっているのか手を振るのを止めると、八雲をそのままに歩み進める。

 

「んっ、あっちの方から?」

 

ドタドタと砂煙が起こるほどの振動に八雲は音の方を見ると、何やら必死の形相でこちらを向かってくる人達がいた。

 

次第に声も聞こえ始め、八雲は耳を立てると。

 

「こっちにワルキューレの美雲がいるんだってよ!」

 

「うそ!私ファンなの、サインくださ〜いっ!!」

 

「しかも何か男といるんだとよっ!!」

 

ワルキューレの美雲・ギンヌメールがいる事が広まったのだろう。今はエネルギーなどの問題を大きく抱える世界だが、こういった話題には敏感なのは何処の国や世界も同じなのだろう。

 

八雲は直ぐに荷物を手に取ると美雲の側に駆け寄る。

 

「あれ全部美雲のファンなのか?めちゃくちゃ走ってきてるけど、あれだけ熱唱してたら当然か、どうする?」

 

「もう今日のファンサービスはおしまいよ…答えは簡単…逃げるわ、お願いしてもいいかしら、ボディガードさん」

 

「おお、流石プロ…かしこまりました…美雲さま」

 

美雲のプロとしての姿に八雲は今日何度目か分からない感嘆の声を漏らし、公園に集まった人々の声を背にYzネクストの戻るのだった。

 

 

 

ーー

 

 

 

 

 

2人が帰宅してから聞いた話では、どうやら遺跡の調査は完全には完了しなかったとの事。

 

原因は豹馬たちが倒しはずの本来のガルーダが妖魔大帝によって蘇り敵対してきた事、さらにアンドロメダ帝国に怪獣ラドンの群れ、そして遺跡の大半を破壊したウィンダミア軍の

邪魔が入り、怪獣たちが発生する原因と見られる紅塵現象の調査は完全には完了しなかったのだ。

 

しかし八雲は皆んなからの報告を受けた後は美雲とのデートの事を問い詰められるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 





因みに2人は付き合ってません…

腕組んでるけど全く付き合ってません!

日常会はやはり難しいですね

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