スパロボY ロボットコンチェルト   作:パン=プキン

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遅くなり申し訳ありません

色々ゲーム面白くて中々進まない…




スパロボY ロボットコンチェルト6話

 

 

 

 

現在エーアデントは日本の四国地方の地域に入っていた。

 

今回はエネルギーの供給依頼があり、しかもエーアデントを影でサポートしてくれるているエード事務総長からの直々の依頼だった。

 

しかしその途中に未確認の機体群が迫っていると報告があり、Yzネクストは出撃した。

 

皆んなは妖魔帝国辺りが攻めてきたと予想していると、全く見たこともない敵が現れたのだ。

 

(あれは…!?)

 

ただ前の世界でのアニメなどの知識がある八雲は現れた相手に驚愕した。

 

「何なんだアイツラは?」

 

洸は見たこともない存在に戸惑うが、豹馬が気合の入った言葉で相手を迎え撃つ。

 

「来たな、妖魔帝国!Yzネクストが相手だ!」

 

しかしさらなる驚愕がYzネクストの皆んなに降りかかる。

 

「我らは妖魔帝国ではない」

 

「しゃべった!?」

 

「マジかよ!喋るのか?」

 

皆んなが驚いていると他のやつとは姿も気配も違う者が話始めた。

 

「我らはミケーネ帝国…。太陽を取り戻すため、再び地上に降り立った」

 

「ミケーネ帝国だと…!?」

 

「知っているのか、鉄也?」

 

「Dr.ヘルの機械獣はバードス島に残されていたミケーネ帝国の戦闘ロボットを改造したものです」

 

「じゃあ、アイツラは?」

 

「機械獣ベースとなった戦闘ロボットなのだろう」

 

アムロがミケーネ帝国について鉄也に聞くと鉄也は知っている情報を皆んなに共有する。

 

「そしてミケーネ帝国は1万2000年前に滅びたはずだ」

 

「1万2000年前…それはムー帝国が滅び、妖魔帝国が封印されたのも同じ時期だ…」

 

鉄也が言ったミケーネ帝国の滅んだ時期とムー帝国や妖魔帝国の出来事が一緒な事に気づく洸。

 

「キャンベル星人が来たのもだ!」

 

さらにキャンベル星人が来たのも同じだと豹馬は驚く。

 

「少し我らの事を知る者もいるようだな、だが…我らは戦闘ロボットではない。ミケーネ人が機械と融合したもの…その名も戦闘獣だ」

 

「戦闘獣…」

 

「ロボットというよりもサイボーグだな…」

 

「そして、ミケーネは滅びたのでない。今日まで眠っていたのだ…」

 

「あなたは先程、太陽を取り戻すために、地上に戻ったとおっしゃっていましたが、どういう意味でしょうか?」

 

エチカがミケーネ帝国が先程言った狙いについて聞くと、返事の変わりに攻撃が飛んできた。

 

Yzネクストが攻撃を開始しようとした時にミナは全世界の情報をしり、皆んなに伝える。

 

「世界中の主要都市がミケーネ帝国を名乗る敵の攻撃を受けてるとのことです」

 

「なんと!そこまでの組織力があるとは!」

 

ノーヴィもミケーネ帝国の組織力に驚かされる。

 

「さぁ、Yzネクストよこのダンテに恐怖しながら死ね」

 

ダンテと名乗る戦闘獣は率いてきた戦闘獣とともにYzネクストに襲いかかってきた。

 

初めての相手にYzネクストは苦戦を強いられたが、既に大きな戦闘を何度も乗り越えてきたYzネクストは大きな被害も起こすことなく、見事にミケーネ帝国を退けてみせた。

 

 

 

ーー

 

 

 

 

「どんなもんよっ!」

 

コンバトラーVに乗る豹馬が最後に残った戦闘獣を倒し、ガッツポーズを取る。

 

しかし最後に残ったダンテと呼ばれる戦闘獣は不敵な笑みを浮かべていた。

 

「何が可笑しいの?」

 

フォルテが意味深に笑うダンテに警戒しながら聞くと。

 

「今頃、お前たちの切り札の一つは灰になっているだろう」

 

「何だと!?」

 

「どういう事だ!」

 

鉄也の問いにダンテは答えない。

その代わりの答えはエーアデントに乗るミナから発せられた。

 

「早乙女研究所の神司令より入電!富士山麓の光子力研究所にミケーネ帝国が現れたとの事!」

 

「そうか…!お前たちの狙いは…!」

 

「忌まわしき光子力を使う魔神…!その存在は許されない!さらばだ!次の機会には、その忌まわしき力とまとめて葬ってくれよう!」

 

ダンテはそう言うと撤退していくのだった。

 

「後退していく…」

 

「こうしちゃいられない!すぐに光子力研究所に行かなきゃ!」

 

「各機は帰還を!このまま富士山へ向かいます!」

 

「待ってみんな気をつけて!」

 

Yzネクストが機体収納を開始すると、いち早く気付いたフォルテが全員に警戒するよう促すと。

 

「VAL-Xか…!」

 

鉄也が呟く視線の先にはレー・セイヴァースが率いていたVAL-Xが現れた。

 

「八雲さん…アイツは!」

 

「……タイミングが悪いな」

 

ハヤテや八雲が見る視線の先には以前戦闘した青い機体もそこにはいた。

 

「くそ、アンタたちの相手してる暇はないのに!」

 

「無人機に問答は無意味です!一刻でも早く殲滅して、光子力研究所に向かいます!」

 

「だが、ここでVAL-Xが現れるのは余りにもタイミングが良すぎる…」

 

アムロの呟きにカミーユも頷く。

 

「まるで、ミケーネが現れる事を知っていたかのようだ」

 

「ミケーネ帝国と手を結んでいるのか?」

 

「考えても仕方ない、今は急ぐぞ!」

 

まだ収納が終わっていない機体が構えると青い機体が一機だけ前に来て、アウラに向かって指を差した。

 

「……?」

 

すると青い機体以外のVAL-Xの無人機が全機戦線を大きく外れた。

 

「……そういう事か」

 

八雲も相手の行動を理解し、前に出る。

 

「Yzネクストは光子力研究所に行ってください!ここは俺が残ります!」

 

「八雲さん…それは同意出来ません」

 

「エチカの言う通りだよ、あの青い機体が八雲さんがいた世界の技術が使われているのは聞いたけど…あの強さはセイヴァースと同等だよ…」

 

エチカやフォルテの言葉に他の面々も頷く。

 

「相手はわざわざ俺を指名しています、それにこんな問答してるよりも相手が俺だけを狙うなら、邪魔もなくもっと早く光子力研究所に着くことも出来ます」

 

「でも…」

 

『やらせてあげて…』

 

エチカが悩んでいると、美雲がエーアデントに通信を繋いできたのだ。

 

「美雲さん…」

 

『彼を信じてあげて、お願い…』

 

美雲の真剣な眼差しにエチカも折れる。

 

「わかりました、八雲さんを除くYzネクストは帰還してください!私たちは富士山を目指します」

 

「八雲さん…」

 

「フォルテさん、大丈夫です…気合いと根性で切り抜けるので!」

 

「ーーっ!うん、分かった…気をつけてね!」

 

最後まで残っていたフォルテも遂にルーンドラッヘをエーアデントに向けて動かし、そのままエーアデントは富士山に向かって進んでいったのだった。

 

「待っていてくれて、ありがとう…」

 

八雲はアウラの両手にスコーピオンを生成し、構える。

 

(さて、俺は近接だけどどうくる?)

 

青い機体がどう出るのか八雲が注視してると、青い機体も両手を翳すとアウラが握るスコーピオンと同様の物を生成し、肩のブースターで加速しながら突っ込んでくる。

 

「ふっ!!」

 

八雲もアウラを加速させ、青い機体を迎え撃った。

 

ギャインッ、キイィイイインッ!!と甲高い音が鳴り響く中始まった。赤と青のロボットの戦い。

 

「マンティス!!」

 

スコーピオンを2つ重ねる事で出来る中距離に対応できる攻撃を放つ八雲だが、青い機体はマンティスの刃の側面を叩く事で容易く砕いてくる。

 

(マンティスじゃやっぱり届かないか…)

 

八雲が攻めあぐねていると青い機体が動き出す。

 

スコーピオン2本の柄の底を合わせるとスコーピオンが繋がり、両刃剣の形をしたスコーピオンを作り回転させながら向かってくる。

 

「ちっ!?」

 

八雲は両手のスコーピオンで凌ぐが、耐久性の低いスコーピオンでは、回転によって生まれる怒涛の連撃に砕け散ってしまう。

 

「ちっ!」

 

アウラを下がらせた八雲は両手に大型の銃を生成し、速射する。しかし青い機体はシールドを貼り防ぐと腰にある2丁の銃を手に取り、撃ち込んでくる。

 

八雲が放ったのは直線しか進めないアステロイド。しかし青い機体が放った光弾は不規則に曲がりながら迫ってくる。

 

「シールド!」

 

不規則に曲がるバイパーの前にシールドを貼り防ごうとするが、バイパーはさらに曲がりシールドを避け、アウラに直撃する。

 

「くっ、マジか!?即興でバイパーの軌道を!」

 

バイパーは不規則に曲がる弾であるが、それ故に扱いが難しく撃つ前に弾道を設定して撃ち込むのが通常の扱い。

しかし中には撃った後の弾道を切り替える者もおり、八雲は反応出来ず被弾してしまった。

 

「くそっ…『音波八雲…』ーーはっ!?」

 

アウラを爆煙から脱出させ両手に持つ大型銃を撃とうとした時、アウラの通信に女の声が響く。

 

『聞こえているか、音波八雲…?』

 

「これは青い機体からなのか?お前は一体何者だ…!?何故トリオンの技術を扱える?」

 

いきなりの通信に八雲は戸惑うが、応答し聞きたい事を問う。しかし女からの返答はなく変わりにコックピットが開いた。

 

カツカツと靴音が鳴り、青い機体から顔をメットで隠れた女が姿を現した。

 

「……」

 

まさか出てくるとは思わず八雲は驚きで言葉も出ない。

 

「音波八雲…久し振りだな」

 

久し振りだなと言いながら、女がメットを外し青く長い髪が風に靡くと共に女の顔を見て八雲は驚愕した。

 

「ーーッ!?なっ…!?」

 

自身もコックピットから飛び出し、女の顔を直視した。

 

「何で…アナタが!?」

 

左目に傷痕がある女は八雲が驚く姿を見てフッと微笑む。

 

「…その黒い指輪の所有者を決める殺し合い以来だな」

 

女の言葉に八雲は俯き顔を逸らす。

 

「……」

 

「あの殺し合いで数多くの同志が死んだ…そしてお前が勝った、私を最後にーー「やめろっ!!」」

 

「……」

 

女の言葉を無理矢理遮るが八雲の顔は酷く汗をかいており、その表情は誰が見ても動揺をしていた。

 

そしてその動揺が黒い指輪のトリガーとなる。

 

「あ、ぐぅ…あ、たまが…」

 

そして最近まで落ち着いていた頭痛が再び始まり、頭の奥に響き渡る言葉。

 

ーー壊せーー

 

ーー全てお前の敵だーー

 

ーー皆殺しにしろーー

 

「あーーぁがぁ…」

 

左手の人差し指に嵌めていた黒い指輪が光り輝くとドロっとした黒い何かが生まれ、八雲の身体を包み始める。

 

「やめっ!?ろぉっ…はなっ…せ…っ!!」

 

反対の右手で黒いドロを削ぎ落とそうとするが、黒いドロは止まらずに八雲を包み込む。

 

「あ…ぁ」

 

最後に八雲が見たのはこちらを見下ろす青い機体のパイロットだった。

 

「…始まるか…」

 

女は既にコックピットに戻り、青い機体をアウラを視認出来るギリギリまで下げていた。

 

八雲を黒いドロが包みこんでから直ぐに黒いドロは八雲の身体にスーツとして形を成した。

 

首から下は全身真っ黒のスーツへと変貌する。

 

「…………」

 

「ーーッ!?」

 

女が気付いた時には八雲は既に立ち上がっていた。

 

(反応出来なかった…いつ立ち上がった?)

 

女が驚愕していると八雲はゆっくりとアウラのコックピットに進んでいく。

 

アウラの目が光り起動したことを確認した女は手に握るスコーピオンを構える。

 

(動かない…?ならばこちらからーー!?)

 

青い機体をアウラに一気に接近させようとした女は再び驚愕に表情が強張った。

 

(テレポート…か!?ーーいや、だとしてもっ…それに何だこの姿は!?)

 

「…………」

 

百メートルは確実に離れていた。いや距離にすればもっと離れていた筈。

どんなに機動力に優れた機体でもその動きは目視反応出来ると確信していた女だが、消えた事すらも認知出来なかった。

 

そして女はアウラの速さだけでなく、その見た目にも驚愕した。赤い機体だったアウラは先ほど見た八雲を包みこんだスーツの黒いドロに覆われたのか、その見た目は全身がドス黒い色へと変貌していた。

 

「ーーぐっ!?」

 

女は青い機体の両腕をクロスして、さらにその手前に何重にも重ねた分厚いシールドを貼り、黒く変貌したアウラの蹴りを防ごうとした。

 

キイィィィンと何か機械音のような聞き慣れない音が黒く変色したアウラから発せられるとその蹴りは凄まじい勢いで加速した。

 

バリバリとガラスが砕けたような音が響き渡ると同時に青い機体はさらに後方に吹き飛ばされた。

 

「くそっ!」

 

女は悪態を吐きながら、両手のスコーピオンを消すと2丁の銃を生成し、乱射する。

 

先程アウラに食らわせたバイパーを今度はさらに不規則に即興で操作し、アウラを攻める。

 

避けられないと女は確信したが、黒いアウラはその場を動かずに右手を前に突き出した。

 

「なっーー!?どういう事だ!?」

 

女は意味が分からなかったーー受け止めたのならまだ分かる。

しかし一番の疑問はーー。

 

(バイパーが全て奴の右手に収束された!?…いや吸収したのか!!)

 

アウラを囲うように撃ち出したバイパーが全て右手に収束し消え去ったのだ。

 

そのまま右手を突き出しているアウラは逆の左を前に突き出すと黒い弾を生成し始める。今までのバイパーやアステロイドとは違う何かに女は直感する。

 

(あれはやばい…!!ならば…)

 

「コネーーっ!?」

 

先程まで扱っていた2丁の銃とは別の銃を生成させ、次なる動きを行おうすると。

 

突如アウラは青い機体とは正反対の方を向くと、生成していた黒い弾を消滅し、そのまま先程青い機体の前に現れたようにその姿を消すのだった。

 

なんの因果なのかアウラが消えたと同時刻、光子力研究所にてエーアデント、ゲッターアークそしてマジンカイザーが持つ各々のエネルギーを一時的に暴走させていたのだった。

 

「あれが黒い指輪のトリガー…音波八雲。遂に黒トリガーを起動させたか…」

 

青い機体を近くにあった小島に着陸させた女は音波八雲が向かったであろう光子力研究所の方角を見ながら、通信機を取り出し連絡を取っていた。

 

「黒トリガーの起動を確認した…」

 

 

 

 

 

 

 





八雲が身に着けていた黒い指輪が解放されました。
見た目はアウラを全身真っ黒に見た目です。
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