びっくりばっかり真っ暗闇文明!
「はあ…はあ…はあ…ひいい…!」
皆様は、異世界転生…と言うものをご存知であろうか?
今では小説含め、様々な媒体でこう言った設定の物語で溢れている
ズゴオオオオオン…
「ひいいいいいい!!」
かく言う俺も、その異世界転生に巻き込まれた一人なのだ。どんな理由でかって?
実はそんなに面白味もない…デッキの調整をした後で寝不足で帰路についていたところを…トラックでドーン!だ…所謂テンプレというやつだろうな、目が覚めれば、どう考えても現実世界ではないところで目を覚ました
なぜわかったって?そうだなあ…まず当たりがやたら滅多ら紫色なこととか…いつまで経っても朝にならないところとか…何より…
ギャギャギャーウ!!
「来るな!来るなぁ!!食っても俺は美味しくねぇからぁ!!」
俺は今、謎の化け物に追っかけ回されてる!嫌だ!転生して早々死にたくない!!ということでめちゃめちゃに逃げ回ってるのが今の現状だ!!
でも正直疲れた!これ以上走ったら死ぬよ俺!死にたくない!死にたくないんだ!!
「お願いだから誰か助けてくれぇええええ!!!」
「いいぜぇ?助けてやるよ」
「はへ?」
いきなり声が聞こえてきた…助けてくれる?夢?本当に!?死に際に見せられる幻覚とかじゃなく!?
…的な俺の真面目な考え方は、一瞬にして淘汰されることとなった…なんせそいつも…化け物だったからだ!人間とは思えない頭!そして身体中にある武器!武器!武器!!爆弾やらなんやらかんやら、凶器がなんでもござれって感じ!!
「その顔…俺様を恐れているなぁ?だが安心しろ!俺様は今回!お前の味方をしてやるんだからな!!」
「俺様鬼1号!ボカカーン!あの生意気野郎をボッカーンとやっちまいな!!」
そう言って、さっきまで俺のことを襲ってきていたでかい化け物を指差すと…今度はまた違う化け物がひょっこり現れた!なんだあいつ…頭が…爆弾!?
「オマカセヲー!バックハーーーーツ!!」
そう言いながら、頭爆弾の化け物が突撃したかと思うと…そのまま爆発しやがった
「えええええ!??!」
「ぎゃ、ギャウウ…」
「いよーし大成功!いい爆発っぷりだったぜ!さあ、動物はさっさとおうちに帰るんだな」
「ギャイーン……」
そう言いながら、威勢よく俺を襲っていた化け物はすごすごと帰っていってしまった…っていやいやいやいやちょっと待て!!
「ふう…おい!そこのガキ!大丈夫か?あいつがあそこまで執着するとは、お前相当好まれてて」
「あんた何してんだーーー?!」
「……え?な、なんだお前?」
俺は勢いのまま、目の前にやつの肩を掴んだ…近くで見るとやっぱりこいつは抜群に怖い!だけど言わなきゃならないことがある!
「お前…あの仲間のやつどうなっちまったんだよ!まさか死んじゃったのか!?」
「…さっきのって…俺様鬼1号のことか?」
「そうだ!そいつだ!!」
「…なんでお前が、そんなもん心配するんだ?」
「なっ…!」
「だってそうだろ?あいつはお前とはぜーんぜん違う化け物…俺みたいなやつだ…なのになんでそんなになってまで…」
「……見た目とか人間じゃねえこととか関係ねぇ」
「……へぇ?」
頭の中で色々言いたいことが出てくる…だけど、とりあえずこれだけは言う!そして離れる!なぜなら怖いから!!
「…どんな見た目でも、あいつはお前の仲間なんだろ…?俺はそう思ったし…俺はあいつに助けられた…だから、心配なんだ…あいつ、死んでないよな…?」
「………」
そう言ってから、俺は離れる…あー!怖かった!!しかし…こいつ黙ってるな…さ、流石にまずかったかなぁ、命助けられたのにあの言葉遣いは…い、いやでもぉ…だってぇ…心配で…
「プッ…ふふふ…」
「……え?」
「はっははは!あーーっはははは!!」
「ちょ、なんで笑うんだよお前!これでも俺はあいつを心配してて…なんだ!お前は人の心とかがないのか!」
「あー面白…まあ、そりゃ俺人間じゃねえしなぁ」
「…ほ、本当に?」
「ああ、ほんとほんと」
本当に人間じゃなかったー!コスプレか大道芸であって欲しかったー!いや一途の望みすぎたかなぁこれは!
「んもー、ガイトウ様笑いすぎじゃないですか?僕のことを心配してくれるこんないい人相手に〜」
「ああ、悪い悪い…笑いすぎたな!」
そう言う声が聞こえると、妙にひんやりしたものが頭の上に乗っかった感覚を覚えた…上を見上げると…
「こんにちはー!ボカーンと!元気にやっていこうなー!」
「……ギャーー!お、お化け!?死んで化けて出たの!?」
「違うって!僕あんなんじゃ死なないから!」
「そうだよなぁボカカーン…失礼なやつだぜ?こいつ」
「えあ、す、すいません…?」
反射的に謝ってしまった…いやまあ…でもぉ…あんなの死んだって思うじゃんかぁ…」
「いいですよぉ〜謝らなくても!ガイトウ様すっごい酷い人なんだから!俺も毎回爆破特攻!」
「じゃあお前が好きなのは?」
「爆破特攻!」
「「うへへへへへ〜」」
「な、なんなんだこの人たち…」
正直なところ俺は困惑していた、世にも恐ろしい怪物みたいな見た目をしておきながら、なんか仲良しコンビみたいな感じで2人が会話していたからである
「ふう…よし、じゃあこいつと話をしねえとなボカカーン」
「そうですねぇ…ねぇ君、名前はなんて言うのさ?」
「名前?え、ええっと〜…」
「ん?なんだ名無しか?だったら俺様が素晴らしい名前を…」
「ダメですよ〜、ガイトウ様ネーミングセンスすっごい悪いもん」
「誰のネーミングセンスがそこらへんの闇ヘドロだってぇ?!」
「そこまでは言ってないですって〜」
「……か、影又…」
「ん?」
「お、俺は影又!影又清一だ!」
「…なるほど、なかなかいい名前じゃないか」
「よかったないい出せて!後数秒で変な名前だったぜ!」
無論、元の俺の名前じゃない…だけど、なんとなくこう名乗るのがいい気がした…なぜなら…
「あの…」
「なんだ?俺様がなぜこんなにかっこいいのか知りたいのか?」
「違う」
「………」
「ごめんな、ガイトウ様傷つきやすいんだ、そのまま話し続けてな」
「…あんたら…マフィギャング…だよな?」
「!!」「?!」
「…へぇ…人間が、なんで俺たちのこと知ってるんだ?その通り…俺様達は闇文明のマフィギャング…そしてここは闇文明だ」
「なんでかと言われたら…こう…」
やっべぇ!愛用してるマフィギャングが目の前にいたもんでつい口走っちまったけど、冷静に考えたら俺クリーチャーワールドにいる人間じゃん!知ってたらおかしいじゃん!で、でもえっと…この言い訳なら…俺の予想が、完全に正しいなら…これで切り抜けられるはず!
「じ、実は俺…やってたんだ!デュエル・マスターズ!だからその…あんたらのことをそれで知ったって訳なんだ!」
「…てことは…まさかお前…」
【ガイトウは一瞬何か考えたような顔つきになるが、すぐに表情は戻った】
「なーるほどな!それで俺様達のことを知ってる訳だな!さて…それじゃあこれはお前のって訳だ」
【そう言うと、カードを何枚か取り出す】
「これは…!」
グスタフ・アルブサール!グスタスク!スタフ!NEO進化でキズナ+持ちのカード達!…なんであるの?まあいいか細かいところは!考えたら負けだろ!多分ここデュエマアニメの世界だし!
「そ、そう!そうだ!俺のだ俺の!」
「なるほど…これを無くして探しにこっちにきたってところか?あいつはそんなお前だから追いかけてきた」
「あ、ああその通り!」
うおおお!なんかうまい具合の流れで行ってる!いけてる、いけてるぞ!生きてけるかも!!希望出てきた!
「それじゃあ…それを手に入れたからにはもう帰れるんだな」
「え」
「えってなんだよ、お前はもうそれを手に入れるって言う目的を達成したんだろ?」
「あ、いやあのぉ…えっとぉ…」
「…もしかして〜…帰れなくなっちゃった?」
「帰る方法!一緒に探してもらえませんか!?!?」
くっそ!なんて滅茶苦茶なお願い!あって数分くらいだし!絶対無理だー!俺は闇文明で2度目の一生を終えるんだー!うわあああ!
「いいよ?」
「………へ?」
「だから、いいよって言ったんだよ…感謝しろよ〜?俺様の寛大な心に…さ!」
「……あ、ありがとうございます〜!神様仏様ガイトウ様〜!!」
「はっはっは!そう言われたら気分いーなー!!じゃあこっちだよ、早く来な!!」
こうして俺は、闇文明の外れにあるガイトウの研究所に居候することとなり…数年間を過ごした…そして…
「ふう…これで…人間世界に行けるんだな…」
「おうよ!そこでお前は小学校?ってところに通うんだな」
「はい…それじゃあお世話になりました!俺…行ってきます!」
「おーう、終わったら帰ってこいよ〜」
「ズコッ……ちょ、ちょっと!ちょっとくらい感動っぽい雰囲気出せよ!」
「だって俺様天才すぎて帰りまでバッチリだし〜…なあボカカーン?」
「いやーマジ天才…影又に早く人間界にいってほしくはあったけど、離れるの嫌だったから滅茶苦茶嬉しい〜〜…」
「あ、あんたらなぁ…まあいいや!ありがとうな二人とも!それじゃあ…今度こそ、行ってきます!」
【そう言って影又はゲートをくぐり、人間世界に行って…学校へと移動した】
「…ふう…行っちゃいましたね…」
「だなぁ…」
「デッキは持ってましたよね?」
「ああ」
「…それじゃあ…これでわかる訳ですね…」
「……そうだな…」
「あいつが…俺たち反逆軍に舞い降りた「希望」なのかどうか…!」
第一話、デュエマ小説なのに一切デュエマしてなくてすいません…次回からします!
1週間に1話以上は投稿できればと思っています…それではよろしくお願いします!