「ん……あ…気絶してたか…今世3回目くらいの気絶…いい加減耐性つかねえかなあ、俺はさあ…」
…なんとか、今回も死なずに済んだ。だけど…こんなところで躓いていて…アルブサール様とかにも、申し訳ない…
俺…このまま戦って、闇文明をなんとかするなんて、できるのかな……
「へえ、そんなに気絶なんかしてたの?あなたもいろいろ大変なのね」
「はい………うわあっ!?」
【顔を覗き込んできて居たミザリィに驚く】
「あら何よ?お化けと鉢合わせたみたいな」
「あの、冷静じゃない状態であんたらの顔見るのは流石に怖いです…なんで覗き込んできてるんすか…」
「え〜?だって、人間なんて初めて見るもの〜!グスタフが「面白い奴がいる〜」とかいう話でしか聞いたことがなかったし!」
「え…あ、アルブサール様定期的に俺の話してくれてたんですか…なんか嬉しいな…」
…どうやらこっちのミザリィはデュエプレのミザリィとは完全に別人っぽいな…元の方ならノインと会ってるはずだし…
「まだまだ気になってることはいっぱいあるわよ?何が好きかなーとか、何が苦手かなーとか…あと凶鬼にしたらどうなるかとか!」
「それされたらナチュラルに死にませんか俺…」
「まあいいじゃない」「よかないですよ!?」
「うふふっ…ほんと面白いわね!わかってるわよ?冗談冗談♪」
「そ、そうですか…」
流石にこいつの言うことは冗談には聞こえねえって…あっちとは色々違うんだろうけどさ……あ、そういえば
「あの…ガイトウとかアルブサール様って…」
「ガイトウ…ああ、あの子?ひどく疲れてそうだからなあなたと同じように休ませてるわ」
「グスタフは…どうしようかしら、止められてるけど…まあいいわよね!ほら、こっちに来て?」
「え、なんなんですか、大丈夫なんですかそれ」
「大丈夫大丈夫!攻撃されるのは私だけで済むもの〜」
「どういうことなんですかそれ?!ちょっと!?」
【そうは言いつつ、とりあえずミザリィについていく影又】
「ぐ…うう…あああ!」
【そこには当たりのクリーチャーに対して暴れているグスタフがいた】
「あ、アルブサール様…」
「グスタフ、あれてるわよねぇ…武器もそこら辺で拾ったただのナマクラだし」
きっと、アルブサール様自身のとてつもなく悔しいんだろうな…直接の敗因ってわけにはないにしても、侮ってた相手にやられちゃったわけだし…
しかし、あれだけの状況は初めて見たな…って、ん?
「あれは…グスタスク?」
「あらほんとね…大丈夫かしら、近づいていって」
「止めた方がいいですかね…」
「うーん…楽しそうだしこのままにしましょ!」
「そ、そっすか…」
「ぬあああ!」
【鈍い音で目の前のクリーチャーを倒す、剣で切っていると言うより、叩き潰しているかのようだ】
「はあ…はあ…!」
『サッヴァーク!!』『ドラゴンラビリンスに捕らえられている!!』
「……クソッ!!」
「…久しぶりですね、そのように荒れた姿は」
「誰だ、我に近づくなと言ったはずで…グスタスク?」
「久々に、出会った時のことを思い出しました」
「…グスタスク…すまない、我はお前の…」
「グスタフ様、これを」
【ずいっとグスタフに何かを差し出す】
「へ?こ、これは…剣?」
【持たされたのは今まで見たことのない武器だった】
「新しい武器です、アラン・クレマンのコネから手に入れた火文明の特殊な金属を混ぜ込みつつ、ガイトウからの技術も多少流用して…」
「ま、まてグスタスク」
「はい、なんでしょう」
「我は…我は負けたのだぞ?しかも、貴様の武器も破壊させてしまって…」
「…何を弱気になってるんですか?グスタフ様」
「なっ!?」
「敗北したことなんてどうでもいいです、地獄に落ちるまでついていくと言ったのは俺ですから」
「それは…そうだったが…」
「そして1番は、俺の武器が折れたことに謝罪したことです」
「へ?」
「俺の武器が折れたと言うなら、悪いのはグスタフ様の力や敵の力に耐えられるものを作れなかった俺が悪いんです」
「お…お前…」
「グスタフ様、俺はあなたの部下です…いつまでも、何があっても」
「ってわけで、受け取ってくれますね?新作」
「……そうだったな…ああ、もらおう」
「ありがとうございます。さあ、早速試し切りを」
「……はああ…だあっ!!」
【先程の乱暴な戦い方とは打って変わって、しっかりとした剣捌きでクリーチャーを圧倒した】
「やはり、グスタフ様はそうではなくては」
「ふっ…そうだな」
「うう…よかった…アルブサール様…」
「部下との絆ってやつかしら?感動的ねぇ…」
「…俺も、しっかりしなきゃな!あんな負け方がなんぼのもんじゃい!次は絶対に勝つ!!今度は全員でな!」
「いいじゃない、案外早く元気になったわね〜」
「へへへ…」
「……さて、じゃあ俺はこっちの試し切りを」
「ん?もう一本あったのか。悪いが、ここら一帯のやつは大体狩ってしまったぞ」
「ああ、大丈夫です、アテならあります」
【そう言うと剣を口で咥える】
「さて…いつまでそこで盗み見ている気だ?」
「!??」
「あら、そっちにバレてたの?ごめんなさいね、ちょっと気になっちゃったものですもの〜」
「別に怒ってなんかはいない…だが…」
【走るための体制になる】
「今回の剣の試し切りをさせてもらおうか!!」
「あ、これだいぶ怒ってるわね!逃げましょうか!」
「ちょっと!?助けてガイトウーー!!」
「……何やってんだあいつら」
【こうして少しの間追いかけっこをして数十分後】
「え、えらい目に遭った…」
「いやあ、災難だったわねぇ」
「自業自得だろ馬鹿どもが」
「まさか盗み見られて居たとは…」
「いいじゃない〜、私達の仲でしょ?グスタフ♡」
「やめろ気色悪い…」
すげー、あそこまで心底嫌そうな顔してるアルブサール様初めて見た…マジで俺の知ってるのとは性格違うんだな、フェリックス・ミザリィ…
「そう言えば…鈍ってないかしら?グスタフ」
「…何?」
「だって…あの荒れ方だったし、なかなか療養してたしね」
「ふふふ…久しく会わずして、我の強さを忘れたと見た…もはや体調も十分だ…影又!」
「デュエマですね!了解です!」
「うふふっ!本気のグスタフと戦うなんていつぶりかしら…あなたの指揮で弱くなってるなんてこと、無いようにね?」
「心配無用ですよ、よろしくお願いします!」
「「デュエマ!スタート!!」」
影又:死すらも超えて!軍勢見参!
フェリックス・ミザリィ:たの死い遊びにご招待♩
『フェリックス・ミザリィvs影又とグスタフ!調子を取り戻した2人はどれほどの戦いを見せるのか!』
ミザリィ:ターン4
「さて…それじゃ、そろそろやっちゃいましょうか」
「さあ、私と踊りましょう?」
【人形の影のようなものに手を取られて、一緒に踊り出す】
「うふふ…うふふふっ…!」
「でもね、踊りも楽しいけれど…」
【懐から剣を取り出し、人形の影を切り裂く】
「どうせなら、生と死も操れた方が、お得よね♩」
【手には切り札のカードが握られていた】
「あれがミザリィさんのカード!」
「まあ精々気をつけておけ、そう簡単に勝てる相手じゃ無いからな」
「いいじゃない、楽しみにしておいて?2人とも…それじゃあジャリの上に、私をNEO進化よ!」
「あいつはNEO進化する場合のみ、自身のコストを2軽減することができる…厄介な力だな」
「それじゃあNEO進化だから早速攻撃ね♡その時…山札の上から2枚を墓地へ!」
「そして…その中からコスト6以下の進化でない闇文明のクリーチャーを呼び出せるわ…ということで、来てちょうだい、ガシャゴズラちゃん!」
「我らで…破壊してくれよう!」
「そのまま、今度はコスト3以下のクリーチャーを3体出すわ!」
「凶鬼25号ギュリン、凶鬼37号グルル、死手医リンパをバトルゾーンに!」
「出たな…あいつお得意の大量蘇生…!」
「じゃ、そのままダブルブレイクね!」
「シールドは…」
シールドチェック× ×
「うーん…ダメか」
「ターンエンドよ、さて、ここからどうするのかしら?」
影又:ターン5
俺のクリーチャーはバギンとジャリだけ…ミザリィの能力を考えれば…
「…これが最善手ですね、驚鬼01号ボカカーンを召喚!」
「お久しぶりにボッカン登場!今度こそ活躍するぜー!」
「バーストブーストで俺のバトルゾーンのクリーチャーを全員破壊して、あんたも3体破壊してもらう!」
「なるほどね…いいわよ、それじゃあ私とガシャゴズラちゃんと…あとは適当な子を破壊しましょうか」
「ふむ…破壊はできたが、しかし…」
「普通ならこれで終わりです、ですが今回だけは違いますよ!」
「なるほど…楽しそうね?」
「ええ、それじゃあ出てこい!驚鬼04号、ポッツポッツ!」
「ポツリポツリと…降りしきるような、こんな世界で…俺はいる…」
「…なんか変なやつが出てきたな」
「こいつはこのターン中、クリーチャーが合計5体以上破壊されていればG・0でバトルゾーンに出る!そしてバーストブーストにより好きな数手札を捨てて…捨てた分、敵クリーチャーは次の俺のターンまでアンタップしない!」
「ほほう?」
「あらら、なるほど…結構考えてるわね」
「じゃあターンエンドです」
ミザリィ:ターン5
「うーん…龍装者、ジルバ84号を召喚して、ポッツポッツのパワーをマイナス3000するわ」
「水滴が落ちるように…俺の命も落ちるのだ…」
「…なんだったんだあいつ…」
「しかしやられたわね、何もできないわ…ターンエンドよ」
影又:ターン6
「それじゃあ…俺もいきますか!!」
「先にあるのが、暗い闇でも、絶望の未来でも、どうにもならない明日でも!」
「俺は進む!そして引く!俺自身を貫くために!誰かの希望を絶やさないために!!」
「うおおお!ドローー!!」
「ふっ…見せてやるぜ、俺たちの本気の力!」
「アルブサール様!準備はいいですか!」
「ああ…さあ、我が軍の本領発揮と行くぞ」
「はい!それじゃあ行くぜ…マスターバーストブースト!!」
【カードたちが溶け出し、それを切り裂いて軍乗・アルブサールが現れた】
「ふっ…では見せてやるか、我が軍の力をな」
「はい!と言うわけで、墓地の数は十分!行くぜみんな!召喚そしてNEO進化!!」
「そしてぇ…パワードブレイカーで5枚ブレイク!」
「さてさてどうかしら?」
シールドチェック× × × × ×
「あら…ふふっ、いいわね…なかなかやるじゃない」
「それじゃあ、グスタスクで…ダイレクトアタック!!」
「あ〜れ〜」
「死すらも超えて、進軍完了!
「はあ、負けちゃった負けちゃった…しっかり調子を取り戻したみたいね」
「ふっ…お前に心配される筋合いなどなかったのだ」
「うふふっ、まあそうかもね!でも結構、これでも心配してたのよ?」
「…わかってるよ、感謝はしておこう」
「あらあら、うふふふ♩」
なんとか勝てたぁ…しかしやっぱりいいなあの新作…I am…と言うか水文明を元ネタに作ってみたけど、フリーズ能力の再現ができるとは…やっぱ自作クリーチャーってのはロマンだな!
あ、そうだ…今のタイミングなら誘えるかな
「あの…ミザリィさん」
「あら、何かしら?」
「あの…よければなんですけど、俺たちと一緒に来てくれません?」
「?!?!」
「あらあらあらあら!!いい提案してくれるじゃない貴方!!」
「え?は、はあ」
「ちょ、お前何言ってるんだ!正気か!?」
「いやまあだって、強いじゃないですか」
「そりゃこいつの強さはわかる!だがしかしこいつを仲間にするのはちょっと話が違うと言うかなんと言うか…」
「……グスタフ様…」
「な、なんだグスタスク……ま、まさかお前!」
「正直…こいつがいる方が戦力的にも安定かと…」
「お前我の味方じゃなかったのか!?おい!?」
「いやその…そこさえ耐えたら頼りになる仲間じゃないですか…」
「嫌だ!嫌だ!!!」
「でもグスタフぅ、この子は貴方の主人なんでしょ?主人の言うことわ絶対よねぇ〜?」
「ぐうう…うううう…」
「す、すっごい嫌そう…」
「はああああ…わかった、まあ言わんとしたいことはわかる…だが、できる限り一緒には出さないでくれ、頼むから…」
「りょ、了解です…あの、じゃあよろしくお願いします、ミザリィさん」
「ええよろしくお願いね!大丈夫だと思うけど…私のこと、しっかり使いこなしてね?」
「はい!勿論です!」
「憂鬱だ…本気で…」
【こうして一旦解散することになった】
「……グスタスクさん」
「なんだ?」
「あの…何があったんですか?あの2人」
「ああ…俺も詳しいことは知らんが…どうやら何かしらトラウマを植え付けられたらしく…」
「なる…ほど…災難ですね、グスタフ様も…」
「お前が言うのかよ…」
驚鬼04号ポッツポッツ
コスト:8
パワー:2000
能力:
バーストブースト(手札)
# 相手のクリーチャーを一体選ぶ、そのクリーチャーは次の自分のターンの初めまでアンタップしない