【ラーメン事変から時は遡り数日前…】
「ふんふふ〜ん、レアカードないだわさねぇ〜?」
「最近、なんとも勝てなくなってきておりますなあ」
「カバですメェ」
「まあ、正直最近のはじまったことじゃないだわさ、めげずにレアカード探しを…ん?なんだわさあれ?」
「あれ?って…なんかあるでありますね」
「カバですメェ?」
【謎の炊飯ジャー的な物を見つける、開けるところには謎の札がついていた】
「封印のお札…見るからに大物だわさ!」
【開けると中にはスリーブに入ったカードが入っている】
「スリーブに入ってるし、これはきっと大物だわさ!」
【スリーブからカードを出すと、黒いモヤが現れて人間のような形を作る】
「なっなんだわさ!?」
「うおおおお!やっと解放されたゲジ!!ガデスめ…この私をこんなところに封じるとは…!」
「な、なんでありますかこいつ!」
「カバですメェ!?」
「あ?ああ…お前らが出したゲジか………まあいい、今はそんなことよりあいつらへの復讐が先ゲジ…ガデスも許せないゲジが、一番許せないのはあの影又とか言うガキ…!あいつが大人しく殺されていればこんなことには…!」
「まだ闇文明にいるはずゲジ…探し出して…バラッバラにしてやるゲジよ!!」
【そう言いながらゲートを潜っていってしまう】
「わ、私達とんでもないことしちゃっただわさ…?」
【そんなことがあるとは梅雨知らず、ラーメン騒動を終わらせた影又達は…】
「おいーっすお前ら、驚鬼強化大作戦順調か?」
「おうよ!俺様達だからな、コツを掴めばチョチョイのちょいよ!」
「うお〜!力が溢れてくる〜!!」
「いいじゃねえかボカカーン、その調子ってやつだな」
【驚鬼を驚龍鬼へと進化させる計画を実行していた、そして】
「行くわよ、クレマン」
「いつでもいいぞミザリィ」
「たあっ!」
【ミザリィは御用達の2本の剣を使い、高スピードで斬りかかる、しかし】
ガキィン!!
「相変わらず、流石のスピードだなミザリィ…!」
「んもう!受け止められながら言われても嬉しくないわよ!」
【クレマンは体から出した武器で受け止めた】
「まあそう言うな…続きと行こう!」
「最近負け越してるけど、今日は流石に勝たせてもらうから!」
「…ふむ」
【そんな2人の様子を遠巻きに見守るグスタフ】
「グスタフ様、あの二人がどうかなさいましたか?」
「いや…ミザリィの方だが、今はなかなか伸び悩んでるようだな」
「ああ…そのようですね」
「(やつはそう言う悩みとは無縁なものだと思っていたが…わからないものだな)」
「はあ…はあ…もう、また負けちゃった…」
「お疲れ2人とも、ミザリィお前なんか調子悪いの?」
「いえ、そう言うわけでは…ないんだけど…」
「ふふん、今や私はツインパクトの力を得ているんだ、もう簡単にお前に負けはしないとも」
「む〜」
「ミザリィも、なんかしらのツインパクト覚えられたらいいのにな」
「そうしたいのは山々だけど…私二つの力ってタイプじゃないのよね〜」
「それはまあ…確かに?」
「まあいいわ、今日はこれくらいで、じゃあね〜」
【手をひらひらと振りながら行ってしまった…どこに向かったのかと言うと】
「ゴズラちゃーん、今日もまたダメだったわ〜…負けるのって結構悔しいのね〜」
「其方がそう言う感情に浸るのも珍しいな」
【友人のガシャゴズラ、今はガシャゴ001となり、ツインパクトの力も得ている】
「……ねぇ、私ずっとこのままなのかしらね」
「?」
「正直言うと…誰かのために戦うとか、そう言う感じじゃないじゃない?私…だから、こんな感じなのかなって…なんとなく…」
「まあ、それはそうかもしれぬな」
「え?!ゴズラちゃんもそれ言うの?」
「ふふ、なんだ気にしていたのか?それならすまなかったな」
「も〜〜お〜〜!」
「ははははは」
【ガシャゴズラの肩を掴んでぐわんぐわんさせる】
カサカサカサ
「……ん?」
【他の誰もが気が付かないなか、ガシャゴズラだけは捉えていた、何かが辺りを這うような音を】
「あれは…まさか…」
「みんな揃いも揃って失礼なんだから…確かに私は壊せれば十分だけど〜…それで何が足りないって言うのよ!」
【そう言ってぷんすこ怒っているミザリィ、その手に毒牙がかかろうとしていた…ところを】
「ミザリィ!!」ドンッ
「へっ?きゃあっ?!ご、ゴズラちゃん…?一体何を…」
「ぐっ…ううっ…ミザリィ…無事…か…?」
「ゴズラちゃん!?顔色がおかしいわよ!?」
「ゲジジ…目的の相手ではなかったが…まあこれでもいいゲジね」
【ガシャゴズラに噛み付いたムカデが人形に戻る、その姿は見覚えのあるものだった】
「貴方まさか…ゲジスキー?!グスタフ達に倒されたんじゃなかったの!?」
「とある優しい人間が私の拘束を解いてくれたんゲジよ、じゃあこいつはいただいていくゲジ」
「なっ…!ガシャゴズラちゃんに何をするつもりなの!」
「何って…そりゃあ実験台にしてやるんだゲジよ〜、凶鬼のクセにお前について行って寝返るだなんて…正直予想外の事態ゲジ…だからこそ、こいつは一旦バラバラに分解して、悪い作用をしてるところを取り除いてやるんだよ!!」
「そんなの…させるわけないでしょ!!」
【剣を引き抜いてガシャゴズラを担ぐゲジスキーに切り掛かるミザリィ】
ガァン!
「……なっ…!?」
【しかしその剣はゲジスキーの腕の表層で止まってしまう】
「ギャハハハハ!昔はお前も腕がたつだったらしいが、今の私には到底及ばない見たいゲジねぇ!」
「安心したぜ…このままお前も連れてってやるゲジ…!」
【ミザリィの方に手を伸ばそうとするゲジスキー…その瞬間】
「
「
「ぐあああああ!?」
【伸ばそうとした手は大量の武器でズタズタにされ、担いでいた肩は一閃に切り裂かれ、それによりガシャゴズラは空中に放り出される】
「へ…?あ、ゴズラちゃん!!」
【落ちそうになったガシャゴズラは間一髪でミザリィが受け止めたようだ】
「ぐうう…な、何故…!」
「胸糞悪い声が聞こえたと思ってな……やっぱりお前か、ゲジスキー」
「てめえは…影又清一!!つまり今のは…!」
「我々だ」「何をしでかす気かは知らないが、攻め込んでくるならせめて私たちの能力ぐらい把握してくればよかっただろうに」
「黙れ!!今の私に慢心はない!お前らなんか簡単に叩き潰してやるんだよ!!」
「はっ…やってみろよ!ガイトウ!」
「まかせろ!いくぜ真のデュエルフィールド!!」
【全員が上へと運ばれていく】
「ゴズラちゃん、大丈夫…?」
「問題…ない…闇文明の私には…毒の効き目は、多少薄かったようだ…」
「ミザリィ」
【2人を見下ろしながら声をかける】
「…グスタフ?」
「そいつをしっかり支えておけ…奴は我らで相手をする」
「そ、そんな!私…私は…」
【自身も相手をすると言おうとしたが、先程全く通用しなかったことを思い出して黙ってしまう…そんな時でも時間は進み続ける、影又とゲジスキーのデュエマの火蓋が切って落とされた】
「「真のデュエル、スタート!!」」
影又:剣 王 一 閃
ゲジスキー:無月の凶蟲
『ゲジスキーは、コストを下げるクリーチャーを並べて万全の体制をとる』
クリーチャー:2 シールド:4
『対する影又はフィールドカードを展開し、攻撃準備を整えた』
クリーチャー:1 シールド:5
「まさかこの闇文明にそんなカードがあったとは知らなかったゲジねえ」
「へえ、そりゃよかったじゃないか」
「あ?」
「お前じゃ一生かかってもこの力は手に入らなかっただろうからなぁ!」
「チッ…!ガキがちょっと強くなった程度で調子のってんじゃねえゲジ!」
「ちょっとがどうかはお前の目で確かめるこったな!」
影又:ターン4
「ドロー!そしてマスター呪文!剣王の一閃《ブレイオル・アルテミア》!」
「5枚墓地を増やし、墓地から豪商クレマンをガツンから進化!そしてガツンの能力でさらに墓地を増加させる…」
「そのまま攻撃だ!Wブレイク!!」
「貴様の出る幕は…すでに終わっているのだ!!」
【体から出したナイフなどでシールドをブレイクする】
「ふん…それはどうゲジかね…」
シールドチェック◯ ×
「シールドトリガー、世紀末ハンド!クレマンを破壊!」
「ぬうっ?!ぐ、あああっ!!」
「クレマン!チッ…!」
「ほらほら早くしないと、そこでうずくまってる奴とは永遠にお別れゲジよ?」
ゲジスキー:ターン5
「あ…?どう言う意味だ?」
「ゲジジ…そいつにつけてやった毒は特別性なんだよ、もし仮に機械のやつに感染してもいいように、時間でどんどん機能が停止するように腐食していく…!」
「そんなっ?!」
【話している間にルソーモンテスによる手札破壊とシールドブレイクを行う、さらに軽減クリーチャーも増えてしまった】
シールドチェック:× ×
「…ただでさえ腐りきってるのに、さらなる悪知恵を働かせられるとはな、もはやソンケーだぜ」
「どーーとでも言うゲジ!ワタシは少しでもお前達を傷つけてやるゲジよぉ!」
影又:ターン5
「開き直りか情けねえな!呪文!スカルベンド・ガデス!墓地からガイトウを出して、バーストブーストで上にクレマンを乗せてWブレイク!!」
シールドチェック× ◯
「シールドトリガー!堕魔ドゥグラス!」
「ターンエンドだ」
「はっ、そんなチマチマ攻撃して楽しいゲジか?」
「ああ、お前の追い詰められる様を見ると笑顔になるぜ」
「……そういえば、あの女は使ってやらないゲジ?」
「あ?」
「あいつ、私が近づいていたことにすら気が付いてなかったようゲジよ?情けないものゲジねぇ…挙げ句の果てには仲良しな子が傷付けられて泣いちゃってるゲジか?ギャハハハハ!面白いったらありゃしないでゲジ!!」
「っ……」
【言われていることには気づいているが、反論の声も出せない】
「てめぇ…!」
ガァン!!
「ゲジ?!」
「…!」
【グスタフが持っている剣を地面に突き刺すように置いた音だった】
「アルブサール様…?」
「よし、決めた…この勝負、やつに任せるとしよう」
「何…?」「え?!」
「グスタフ…なんで…今の私じゃ…」
「な、何を言い出すのかと思えば…お前やはりマスターカードにも見放されたゲジか?」
「違うな、お前なんぞが我の剣の錆になるなど…我の生涯の恥となってしまうわ」
「……はぁ?」
「聞こえなかったか?お前のように下劣なやつは斬りたくもない…と言っているんだ…あとはミザリィに任せる」
「……本当の本当の本当に…頭にくる奴らゲジ……!!お望み通り全員連れ去って私自身でバラバラに解剖して研究し尽くしてやる!!!!」
ゲジスキー:ターン6
「この手で悪夢を…掴んでやる!!」
「シュシュシュ!ラッラッ!!シュララ!阿修羅ドロー!!」
「来たゲジ!!」
「まずはドゥグラスを召喚!!」
「そういえば…あのクリーチャーは一体……」
「魔道具…と言うやつだろうな…恐ろしい力を秘めていると噂の」
「その通り!見せてやるゲジ…ゼーロ様から授かった恐ろしき力!!」
「開け!無月の、門!!」
「これにより無明夜叉羅ムカデをタダで召喚!これがお前達が争おうとしている闇の王の力ゲジ!!」
「ぐっ……!?」
「7マナのクリーチャーを…実質1マナで…これが奴らの力ということなのか…!」
「そしてこのクリーチャーの登場時!お前のクリーチャーのパワーを…マイナス9000ゲジ!」
「なっ?!」
【ムカデに捉えられて尻尾を刺されてやられてしまう】
「クレマン…悪いな2度も」
「影又殿が気にされることでは…」
「そしてこのままシールドをブレイク!その時、夜叉羅ムカデの能力でお前の手札破壊ゲジ〜!」
シールドチェック× ×
「………ふむ」
「ゲヒャヒャヒャ!手札がなければ逆転もできない!チャンスは0!ゲジよ〜〜!お前はもう暗い闇に閉ざされたゲジ〜!!」
「このままお前に関わるもの全て!消してやるゲジよ〜!!」
「それがなんだよ」
「あ?」
「俺とお前の決定的な違いを教えてやろうか?俺はな、信じてるんだ」
「信じてる…?」
「先程アルブサール様が言った!ミザリィにあとは任せると!そして俺は信じる!アルブサール様が信じるミザリィを!俺達が信じるミザリィをな!」
影又:ターン6
「ドローしてマナチャージ!ターンエンドだぜ、さあこいよ…消せるもんなら、消してみな?」
ゲジスキー:ターン7
「ぐっ…ぐうう…ぐううう!何故だ!何故お前らは絶望しねえんだゲジ!!こうなったらお望み通り、消してやるゲジよ!!無明夜叉羅ムカデでWブレイク!!!」
シールドチェック……
「…ミザリィ、行かなくて…いいの?」
「へ?で、でも、ゴズラちゃんが…」
「ふふ…私は凶鬼よ…?死のうがまた蘇るわ」
「で、でも、そのゴズラちゃんは、私の知ってるゴズラちゃんじゃない!」
「そうだね…そうかも」
「だったらやっぱり…!」
「だけれど…それで止まる貴方じゃ、なかったはず…」
「っ!?」
「……やつは、怖い?」
「違うの…そうじゃないの…初めて…なのよ」
「貴方みたいに、大事な人が傷つくのも、失いそうになるのも…だから、私、どうすればいいか……」
「……ふふっ…本当に…らしくないわね」
「え、ちょ、笑うところなの!?」
「ええ…だってその答えは、貴方がすでに持っているものだもの」
「えっ…」
「思う存分、暴れてきなさい…きっとみんな、それを期待してるから…」
「でも、私の力じゃ…」
「それを信じてないのは、貴方だけだよ…ミザリィ」
「…!」
「自分を、信じて?貴方が望む、自分自身をーー……」
「……ゴズラちゃん……ふふ、ふふふっ!それもそうね!私、何考えてたのかしら…やっぱり…」
「自分自身に、正直に生きなきゃ!!」
キュイイイイン…!
【ミザリィの体を、闇の光が包み込んだ…そしてそのことに全員が気がつく】
「な、何が起こってるゲジ?!」
「ふん…案外遅かったな」
「まあ奴らしいと言えばそうですよ、意外と乙女な所があるみたいですからね」
【光と共鳴するかのように、影又のブレイクされたシールドのカードが変化した】
「これがお前の…ツインパクトか、いいね!最高じゃないか!」
「シールドトリガー!
「つ、ツインパクト?!やつにその力はなかったはずじゃ…」
「今手に入れたのよ?貴方のおかげね…ふふっ♩」
「なあっ?!」
【ゲジスキーの後ろに立ち、気づいた時には目の前にいた】
「能力で相手のクリーチャーを1体破壊し、そのクリーチャーに含まれるカードの数分墓地を増やす!」
「含まれるカード……ま、まさか!?」
「その通り!その魔法陣のカードだって対象だ!よって5枚墓地を増やす!!さらに、このカードの上面のクリーチャーをバトルゾーンに出すぜ!来いよ!!」
「零戦姫!ミザリィ!!」
「うふふふっ!さ、いきましょ♩」
【新たな衣装を見に纏い、1本の剣を2本に分割して2刀流になる】
「ぬああにいい?!だ、だが関係ないゲジ!俺がトドメを刺すためのクリーチャーは3体もいる!どんなクリーチャーでもこの状況を耐えられるはずがない!ダイレクトアタック!」
【アタック可能なルソーモンテスでダイレクトアタックをしようとする…が!】
ザシュンッ!!
「……は?な、なぜ…何故私のクリーチャーが破壊されるゲジ〜〜〜!?」
「零戦姫ミザリィの能力発動…相手がプレイヤーまたはクリーチャーに向かってアタックする時…返零により墓地のカードを3枚山札の下に送ることで、代わりにこのクリーチャーとバトルさせられるんだぜ!!しかもこいつのパワーは墓地のカード分アップしてる!!」
「う…嘘ゲジ…そんなことあってはずないゲジ!!ダイレクトアタック!!ダイレクトアタックーー!!」
「はっ!はあっ!ふっふふふ!やっぱりこうやって暴れるのが、最高ね〜!」
【剣を振り回しながら喜んでクリーチャーを倒していくミザリィ、その様子はさっきとは見違えたものだった】
「あ、あががががが…こんな…こんなことが…」
影又:ターン7
「言っただろ?これが、俺とお前の差だってな…零戦姫ミザリィで…ダイレクトアタック!!」
「はあああああっ!あああっ!!」
【ゲジスキーの体を真っ二つに切り裂くミザリィだった】
「俺たちの勝利!進軍完了!」
「ぐ、ぐううう…この恨み…決して忘れないゲジからねーーー!!」
【上半身と下半身が分離しながら走っていくゲジスキーだった】
「あ!追いかけなくていいの?」
「あ〜、平気平気…ミザリィみたいなやつのところの直行するようになってっから」
「私…?」
「はあ…はあ…次こそは必ず…」
「おい」「あ?!」
「てめぇは…100回すり潰す!!」
「ああ…?」
【しばらくあと】
「うん…?私…は…」
【ベッドのようなところで体を起こすガシャゴズラ】
「ゴズラちゃん!!」
「え?誰?」
「よかったゴズラちゃん〜〜!意識取り戻したのね〜!」
【姿がすっかり変わった自分に気がつかないことは気にせずに、抱きつきに行ったミザリィだった】
零戦姫ミザリィ
コスト:9
パワー:3000
返零:相手がプレイヤーまたはクリーチャーにアタックする時、墓地から3枚を山札の下に送っても良い、そうしたらアタック中のクリーチャーとバトルする
このクリーチャーのパワーは墓地の数×1000される
コスト:8
シールドトリガー
相手のクリーチャーを一体破壊する、その後破壊したクリーチャーに含まれるカードの分山札の上から墓地に送る
このカードの上面のクリーチャーをバトルゾーンに出す