闇の世界への反逆心   作:魚川

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罰怒なパワー!炎のデュエマ!

「ダイレクトアターック!!」

「うわああああであります〜!!」

 

「ダイレクトアタック!」

「カバですメ゙ェ゙〜〜!!」

 

「ダイレクトアタック」

「ぐあああああああ!」

 

「…ダイレクトアタック…」

「嘘プリ〜〜!!」

 

【ポータルから闇文明に戻ってくる影又】

「お、影又!どうだった?今日で4日目だが…」

「全然…駄目だ…ここまでやっても全く反応無し、そもそもドローすら…」

「おお…まじか」

「はあ…こうなれば仕方ない、あの人を探し出すしかないか…」

 

「あの人?お前なんか強いデュエリストに心当たりがあるのかよ?」

「ああ、まあ少々相性が悪いから、戦うとなると相応の覚悟がいるけどな」

「お前がそこまで言うとは…よし!それじゃあ明日は俺もついていくかな!新しい驚鬼も大体できたし!」

「あ、そういえばつくってたな」

「おうよ!ほれ、コイツラだ!天才の俺様に感謝しろよ〜?」

「はいはい、ありがとーございますっと…よし、それじゃ明日だな…」

『こうして次の日、影又は公園で仁王立ちしながら待っていた』

 

「……いや、なんなんだこれ…本当にお前の言う強いデュエリストがくるのか?」

「来るっていうか、そいつの来るルートに待ち伏せしてるんだよ」

「待ち伏せ!?こんな公園にそんな奴が通ってくるのかよ……」

「来ますよ…あ、ほら来た」

「は?」

 

「マジで…BADだぜ〜〜〜!イヤッホ〜!」

【上からスケボーで一気にボルツが降ってくる】

「本当にきた!?なんだあいつ?!」

「火の玉ボルツ、火文明のデュエルマスター候補だな」

「え?!あいつが火の玉ボルツ?!」

「逆にどんな奴だと思ってたんだよ」

「いや…俺様の聞いた話では、身長がデカくてゴツい機械を着て猿みたいな顔をしてネズミみたいな耳をしてると…」

「どんだけ尾鰭ついてんだよ、と言うかそれはもはやただのビートジョッキーだろ…」

「……なんだお前?」

【2人がギャーギャー言い争っている所を見られたようだ】

 

「あ、どうもどうも!いやあ、有名なボルツさんがこの街にいるって聞いたんで、探していたんですよ」

「へぇ、俺ちゃんの事をねぇ…わかってるじゃねえか。お前名前は?」

「影又清一です、どうぞよろしくお願いします」

「影又…影又?あ、お前が影又か!」

「え?あ、はい…知ってるんですか?」

「おう!知ってる知ってる、ジョーから聞いたぜ!」

「ジョーから…?」

 

あれ?なんか…ボルツとジョーの仲が滅茶苦茶良い?まさか…

 

「あの…つかぬ事を聞きますが、今のジョーの切り札って?」

「あ?メラビートザジョニーだろ」

「メラビートまで進んでる〜〜?!そんなに時間かかってたのかよ俺……」

【がっくりと地面にふさぎ込んでしまった】

 

「ど、どうしたんだよお前…」

「なんか聞いてた話と随分違うっすね」

「ダチッコ?ああ…そうか、こいつ相手は別に良いのか」

「はあ…まあ落ち込んでも仕方ないか…」

「立ち直るのなかなか早えな…んで?俺ちゃんになんの用があるんだよお前は」

「ジョーから俺の話を聞いたのなら知っていると思いますが…俺もデュエリストです。ただちょっと今複雑な用事で、強い相手と戦う必要があるんで…その相手をと…」

「なるほどな…良いじゃねえか!上等だぜ!」

「いよーし!相手はデュエルマスター候補の一人、これならアルブサール様も納得でしょ!」

「ああ、んじゃまあ、よろしくなネズミ」

「ネズミ言うなっす!ダチッコっす!」

「うっし…それじゃあいくぜ!」

「はい!」

 

「「デュエマ、スタート!!」」

 

ボルツ:マジでBADな罰怒ブランド!

影又: 死すらも力と変えてみせる!

 

『ボルツvs影又のデュエル!勝つのは一体どちらになるのか!?』

 

「ジャリジャリ掘るぜ〜?」

影又:シールド5

「ナグナグ新拳!」「一番乗りッス!」

ボルツ:シールド5

 

影又:4ターン目

「さて…俺のターン!マナチャージして…バギンを召喚!」

「そしてそのまま…ジャリをスタフにNEO進化!」

「……」

【バトルゾーンに現れると、スッとお辞儀する】

「れ、礼儀正しい奴っすね…」

「それじゃあスタフで攻撃する時、キズナプラス発動!手札を一枚捨ててもらいましょう」

「なっ?!」

「あいつ仕草とやってることの差が激しすぎっす!!」

「それではそのままシールドブレイク!」

トリガーチェック×

「よし、それじゃあターンエンドです」

 

「俺ちゃんのターン!このターンで一気に決めてやるぜぇ!」

「きますか…!!」

 

「ミュージック…クライマックス!!イヤッハーー!!」

「ダンダンダン!ダダダン!ダンダンダンダダン!」

「ダンダンドドドドローーー!!」

「来たぜ…俺ちゃんの、切り札!!」

 

「まずはダチッコチュリスを召喚!」

「チョリチョリチョリ〜ッス!」

「やたらファンキーなネズミだったんだなあいつ」

「ネズミ呼びは流石にやめてあげません…?」

 

「よし!サンキューダチッコ…BAD発動!コストを2少なくして…1マナでゴーディオを召喚だぜ!」

「1マナでスピードアタッカーのWブレイカー?!お、おいやばくないか影又!?」

「いいえ…大丈夫です、なんて言ったって俺は信じてますからね!」

「し、信じてるってお前なあ…」

「なるほど、良い顔しやがるじゃねえか…だが、いくぜぇ!俺ちゃんのマジでBADなマスターカード!」

 

「リミット解除!BADアクションダイナマイトを超えた…マスターバッドアクション・ダイナマーイト!!」

「いくぜぇ!召喚コストがマイナス2!!」

「またコストが減ってやがる!」

「驚くのはまだ早いっすよ、医者野郎!」

「なっ?!お、俺様は…」

「当然の報いだろ、黙って聞いてろよ…」

 

「ああ、ここからが本番だ…このターンに召喚したクリーチャーの数だけ、コストマイナス2だぜ!!」

「つ、つまりあいつの今のコストは!」

「1だぜ、イエーア…!」

「1マナのマスターカードとかそんなのありかよ〜!」

「クリーチャーを出せば出すほど速度が増す!これこそがマスターBADだ!さあ…来いよ!罰怒ブランド!!」

「イヤッハーー!!はあああああ!!だああ!」

【デュエルフィールドにスケボーごと突き刺さる】

「“罰怒”ブランド…!」

 

「こ、これがデュエルマスター候補の実力なのかよ…」

「うおおおお…かっっっっっけぇ〜〜…」

「っておい!お前何腑抜けた顔してるんだよ!?」

「だってかっこいいじゃないですか〜」

「ゆーーーとる場合かぁ!!」

 

「ボルツ、あいつは?」

「影又…まあジョーのダチだ」

「なるほど!そりゃ負けらんねえな!」

「ああ…マジでBADに行くぜ!」

「おう!任せときな!」

「よし!行け!罰怒ブランド!!」

「うわあああこっちにきた!!」

「おらああっ!」

シールドチェック× ×

「だ、だめかぁ…」

「だからやかましいってガイトウ」

「うるせえ!お前はもっと危機感を持て!」

 

「まだまだ行くぜ!ゴーディオでWブレイクだ!」

シールドチェック× ◯

「シールドトリガー、驚鬼02号ガジャガーンを召喚!」

「チッ、ブロッカーがでやがったか…」

「それだけじゃない…バーストブーストで、手札を1枚残して全て墓地に送って、同じ数だけ山札から墓地に!」

「なにぃ?!」

「滅茶苦茶墓地を増やしたッスよ?!」

「くっ…だが、俺ちゃんはこのまま突っ切ってやるぜぇ!!」

【1体をブロックするが、ナグナグチュリスによりシールドをブレイクされてしまう】

 

「よし!このままいけば勝ちっす!」

「か、影又〜〜!」

「…ふっ、来ましたね…スーパーシールドトリガー発動ですよ!」

「スーパーシールドトリガー!?」

「驚鬼03号ビリビーリ!スーパーボーナスで相手クリーチャーを全て破壊だ!」

「マジっすか!ぐああああ!」

「ダチッコ!へへ…なんだ、意外とやるじゃねえかお前!」

「でしょう?そして…今バトルゾーンには闇のクリーチャーが4体揃いました!」

「4体…あ、そうか!7王の円卓!」

「その通り!つまりあとは…俺の切り札を引くだけです!」

「おもしれぇぜ!やって見やがれ!」

 

影又:ターン5

「目の前に広がる真っ暗闇…進むも地獄、引くも地獄…止まっていれば大地獄…!」

「だったら…体も!心も!命も!全部を賭して突き進んで!地獄なんてぶち破ってやる!!」

「足も!手も!勝ちたいって意思も!俺は止めさせねええええ!ドローー!!」

「ふっ…ぶっ飛ばしてやるぜ!この状況!」

【そう言う影又の手に握られていたのは、黒いモヤにかかったカードだった】

 

「なっ?!それは!?」

「契約前のマスターカードっす!まさかお前もデュエルマスター候補だったんすか!?」

「え?ああ…まあ、一応…最近なったんだけどな…へへ…」

「ま、マジかよ…ジョーのやつ黙ってて…いや、多分あいつも知らなかったんだなこりゃ…」

「よ〜し…準備は万全!場面も完璧!さあ…今こそ俺と契約しましょう!アルブサール様!」

【そう言ってカードを上に投げる】

 

「今こそ俺たちの力で…死すらも超えた進軍を!」

「来るか…!!」

【落ちてきたカードを手に取る】

「では…いきますよ!」

「……あ?」

【カードをボルツに向けて表向きにするが…】

「お前それ…まだ何も書いてねぇぞ?」

「え?」「はい?」

「えっちょ…本当だ!?なんで?!え、ちょ、アルブサール様!?ちょっと!?聞こえますか?!」

「ん…?ああ、影又か」

「えっいやあの、「ああ」ではなくて…あの、マスター契約…」

「それがどうかしたか?」

「どうかしたかって…いや、今1番契約で美味しいタイミングでしたよ?俺わざわざカード上に投げたんすよ?早くあの、カード変わってもらわないと…」

 

「……影又…お前何か勘違いしているな」

「へ?」

「我が力を貸すのは、強い相手との戦いの時だと言ったな」

「はい…それで相手はボルツなので、全くもって文句はないかと…」

「ああ、そいつに文句はない…文句があるのはお前だ」

「へ?」

「言ったはずだが?「もうあんな腑抜けた戦いはするな」とな」

「は、はい…腑抜けた戦いなんて…」

「戦いとは、こんなものではない!お互いが死力を尽くして身を喰らいあってこその争いだ…じゃあな、今度こそ面白い戦いを見せろよ」

「え?!ちょ、アルブサール様?!ちょっと!!?」

 

「……嘘でしょ…」

【またもやがくりと両膝をついてしまう影又】

「…ま、まあ元気出せよ…」

「まさかあそこまではっきり断られるなんて…お前嫌われちゃったんじゃないっすか?」

「そんな〜〜!!いやだいやだいやだ〜〜!!」

「ここで暴れるなよ影又!!しかしこんなことになるとは…すまん火の玉ボルツ!一旦こいつと戻る!」

「あ、ああわかった!またな影又!」

「うう…うわああ……」

【そのままゲートに入っていく2人だった】

 

「はあ…はあ…疲れた…おい、そろそろ自分で歩けよ…気持ちはわからねえことじゃないけど、切り替えないとだめだろ」

「でもぉ…でもぉ…」

「でもじゃない!全くもお…ただいまー!」

「よお、遅かったゲジねぇ?」

「……は?」

「え……?」

「ゲジジジジジ……」

 

『一方その頃、アルブサールは…』

「戒王ガデス様、アルブサール、今帰還いたしました」

「おお、お前か…今回も圧倒的に勝利したようだな、よくやった…」

「いえ…おや?その手に持っておられるのは?」

「ん?ああこれか…言っただろう?我らが主人の目覚めるための…魔道具だ!」

「魔道具…それが…」

 

「ああ…まあ、お前には関係ないことだし、そもそも興味ないだろう?」

「…バレておりましたか」

「お前は筋金入りの戦バカだからなあ…まあ、だからこそのその力だ、俺は高く評価してるよ」

「光栄にございます」

「ああ。しかし何か話そうとしてたことが…

「あそうだ!なんだっけあいつ…ああそうだ!阿修羅ムカデ!」

「あいつがどうか?」

「近頃闇文明に人間がいるって噂が立ってなあ…そいつを殺しに向かわせたんだよ」

「…なるほど」

「お前、暇なら行ってやれよ。あいつもまあ悪くないが、どうにも相手を舐め腐る癖があるからなぁ…」

「…勿論にございます」

「ま、あのムカデの背中蹴飛ばしてやれば良いからよ、頼んだぜ〜」

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