異能   作:リン

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元々非公開で勝手に書いて自己満足で済ます予定だったんですけど、何故か公開設定になっていました。メッセージを受け取って、再公開しました。


どういう能力?

 

放課後、透明少女こと葉隠ちゃんから慰めてもらっていた。酷いよ相澤先生、本気で除籍する気まんまんだったじゃないですかぁ…

 

「まぁまぁ、結局除籍されなかったからいいじゃん!結果オーライだよ!」

「でも、ってええ!?先生あの除籍って本気でしたの!?」

「なんで分かったの!?もしかして面那ちゃんの個性?」

「そうそう俺も気になったんだよ!あの身体能力でどうやったら異能持ちの人を差し置いて首席合格したのか!」

 

「え〜っと私のは…みんな引かないでよ?」

「面那ちゃんがどんな個性でも受け入れるよ!」

「分かった。改めて私の()()は『精神干渉』です」

 

「へぇ〜どんな事ができるの?」

「例えば読心、これは対象の考えていることがなんとなく読めるっていう感じ。あっでも勝手に読んだりはしないよ!?あっでも先生の初対面の時に不審者だと思って読んじゃったんだよね」

 

「へ〜じゃあ今私が考えている色を当ててみてよ!」

「葉隠さんが考えている色は赤ですね?」

「お〜すっごーい!ホントに分かるんだね!」

 

「でもよ〜それだけなら首席合格なんてできなくねえか?とてもあのロボットを倒せるとは思えねぇ」

「あっ!試験の時にカラス操ってたよね!あれは?」

 

「じゃああと2つだけ説明しよう。まずカラスを操っていたのは洗脳的なので支配していたもの。もう一つは音を介して精神に干渉して、感情の波を押し付ける技です」

 

「洗脳!?コレは確かに言い出し辛いよな…」

「いえ、大丈夫です」

「で、もう一つの技ってどんな感じのやつなの?」

「大丈夫かな?かなーり抑えるので構えて。行くよ?」

 

パチンッと指が鳴り、感情の波が押し寄せる。

 

「うわっ!?」

「ひゃっ!?」

「わあっ!?」

 

「かなり抑えたはずですけれど大丈夫でしたか?」

「これはやばいね…まるで頭を直接揺さぶられているような…」

「ものすごく強いですね!首席なのも納得ですわ!」

「でもロボット相手に効くのか?」

「その事については追々説明します」

 

流石にこれ以上情報を落とすのは不味い。

 

「まぁ個性ついてあまり話したくない事もあるだろうし、いいよ無理に話さなくても」

「ありがとうございます。上鳴さん、こういう気遣いができる人がモテるんですよ?」

「ギクッ!?わ、わかったよ〜」

 

その後も適当に雑談をして今日が終わった。

 

◆◇◆◇◆

 

翌日。

 

「じゃ次の英文のうち間違っているのは?」

 

(普通だ)

(普通だ)

(くそつまんね)

(関係詞の場所が違うから……4番!)

(異能持ちって他にもいるのかな)

 

午前では普通に普通の授業を受けた。

あとお昼も食べた。ボッチで。

ランチラッシュ先生の作るご飯が美味しすぎて泣きそうになった。

そして午後、ついに始まるヒーロー基礎学。

 

「わーたーしーがー!!普通にドアから来た!!」

 

「オールマイトだ…!!すげぇや本当に先生やってるんだな!!」

「画風違いすぎて鳥肌が…!!」

 

やはり平和の象徴であるオールマイトの授業を受けられるとなるとテンションが上がるのだろう。私はファンではないがテレビで見たり個性を知っているぐらいだ。

 

「今日は早速だがコレ!戦闘訓練だ!」

 

初回から戦闘訓練かぁ。なるほど、初めてだからこそコスチュームが着れるのね。みんなはどんなコスチュームかな?

 

さっさと着替えてグラウンドβに向かう。

 

えっ、八百万さんのコスチューム露出多すぎじゃない?青少年の目には毒にしかならない気がする。

いやもっとダメな人いた。

 

「葉隠さん葉隠さん。透明化って服まで対応できるんですか?みる限り手袋とブーツがそのままに見えるんですけど…」

「ん?何も着てないよ〜!そのほうが個性を生かせるし!」

「いやいやいや、もう少し全裸になることに対する抵抗とか持ってください!仮にだよ!?仮にも透明化が突然切れたらありのままの姿が晒されるんだよ!?」

「他、確かに!それは恥ずかしい!な、なんか対策考えておくよ…」

 

「てか面那のコスチュームって普段着みたいじゃん。フード付きのパーカーにスカートて」

「この方が相手に印象を与えずに済むから。それにある程度防刃とか耐熱耐寒がついているんだよ!?パーカーがあるから頭もある程度守れるし」

 

「まあまあコスチュームの見た目なんて個人の自由なんですからそんなに口出ししなくてもいいじゃないですか☆みんなで仲良くしましょ☆」

「うわ出た。なんですかそのしゃべり方、鼻につくんでやめてください」

「え〜ひどいじゃないですか〜☆主席と次席同士、仲良くしましょう☆」

「私陽キャはそんな好きじゃないんですよ。特にあなたの様な無駄にテンションが高くて周りにそれを押し付けるような人は嫌いです」

「それなら仕方ないですね☆今回は見逃しましょう」

 

ああいう陽キャは本当に面倒だ。葉隠ちゃんはまだ顔が見えないから何とかなっているところはあるし、割と引き際はしっかりしているからそこまで嫌いではない。だが疾飛、テメーは駄目だ。しつこ過ぎてハゲそうになる。今回は見逃してくれたみたいだけど次も来る気満々なのが腹立ってくる。

 

今回の戦闘訓練は2人1組のペアをクジで決めて、ヒーロー役とヴィラン役に分かれて対戦するとのこと。

 

 それぞれで幾らかの交流はあっても、まだ入学してからそんなに時間は経っていない。初対面からある程度仲良くなってもらうのも有るのかな。

 

ペアはある程度喋れる人でお願いします!

 

厳正なくじ引きの結果はこうなった。

 

緑谷&麗日  VS  爆豪&飯田

面那&葉隠  VS  轟&障子

峰田&八百万 VS  常闇&蛙吹

尾白&疾飛  VS  耳郎&上鳴

瀬呂&切島  VS  青山&芦戸

 

良かった。いや陽キャがペアなのはそうなんだけど、でも何度か話したことがあるっていう事実が重要なんだよ。初回が最終回にならずに済みそう。

 

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