異能 作:リン
モチベ回復してきた(気がする)ので初投稿です
期間が空いてしまったのは、申し訳ないです…
「はぁ、そんな荒唐無稽な都市伝説に頼るなんて、可哀想だな。脳無、目の前の子供をっ…!?」
目の前から突然カラスがバサリと飛び出した。
なぜこんなところに?と周りを見て死柄木は唖然とした。
周辺の瓦礫や植物、建物からこちらを見てくる数百羽のカラス。いや、数千羽は居るだろう。
突然、空気が冷たく重くなった。
それは
人の形をした
人では無いナニカ
「初めまして。と言うより数十分ぶりが正しいかな?自己紹介は要りますか?」
なんだこの女は、A組にこんな生徒はいなかったはずだ。一体どこから来たのか、何を企んでいるのかわからない。
「なんなんだお前は!脳無!あの女を殺せ!」
脳無の凶悪な手が少女を握り潰そうと、腕を掴み地面に押し倒した。動けなくなった少女の顔面を殴り潰す。
「は、ははっ、なんだ…大したことなかった。よく分からない相手に突っかかるなんてバカなヤツだな」
「そうですね」
は?なんでこいつがしゃべっている?
「私も、相手の個性の詳細も分からないのに対策なく対峙する人はバカだと思います」
パチン、と手を叩く音が聞こえた途端脳無の動きが止まった。それを死柄木が認識する前に世界がひっくり返った。
完全に意識を手放すことは無かったが、足元はぐらつき、手の痙攣は止まらない。
「直接戦闘は得意じゃないですけど、まあ、仕方がありません」
一斉に上空にいるカラスが鳴き始める。
数千にも及ぶカラスの大合唱は、他の音など聞こえないほどあたりに響き渡っているのに、少女の声はいやにはっきりと意識が遠のいている死柄木の耳に届く。
「さてと、じゃあ――」
「私の声は聞こえますか?」
「私の姿は見えていますか?」
「私は何に見えますか?」
「―――貴方の世界は今、何色ですか?」
死柄木が最後に見たのは顔のない少女だった。
◆◇◆◇◆
何発も感情波をぶつけても完全に動きを止めないどころか、幻覚ごと辺り一帯を圧倒的パワーで薙ぎ払っている。
できる限り距離を取っているから攻撃は当たらないものの、感情波が距離による減衰でうまく届かないのだろう。
それにコイツは知性体としての最低限の知能しかないからなのか、既に死んでいるからなのか異能自体が上手く通らない気がする。
こっから戦闘不能まで持っていく事自体は簡単。それより問題なのは、コイツが
それにしたって危険なことには変わりない。
つまりこのヴィラン達はコイツみたいな兵器を作り出す手段があるということだ。こんなのと毎回相手にするのはゴメンだよ。
思考誘導によって攻撃を誘導し、安全な場所から近づく。
異能の出力を高速回転させた刃で脳無に触れる。脳無の僅かな異能の出力が乱れ、抉れ、破断される。
異能とは、血によって運ばれる異能の力を思考によって異能として出力し、超常を実現させる。
例え、脳無のような極限まで思考を削られた存在でも、異能力と思考能力には強い繋がりがある。
異能の出力をたどり、精神に直接攻撃ができる。人格を抹消できる。
“ソウルシュレッダー”
触れられたら、大抵の人間は廃人になる。
ガァァァァァァァァァァァ
この世のものとは思えない叫び声とともに体が大きく跳ね上がった。
「ガッ」
身体が跳ね上がった時の腕が軽く当たってしまった。
軽く当たっただけでも腕の骨が折れているから恐ろしい。
「なんなんだよこのクソチートが」
不味い。クラスメイトやほかのヒーローが来ないように気を付けていたら、手人間の注意が疎かになってしまった。
最近学マス始めたけど広が可愛い
燐羽様実装まで秒読みだって!?笹食ってる場合じゃねぇ!