次回の更新は少し間が空くと思いますが、来年もよろしくお願いいたします。
窓から差し込む朝日が顔を照らし、俺は重い瞼を開ける。
夜遅くまで考え込んでいたせいで、珍しく寝不足だ。
隣のベッドに目を向けるが、そこには見慣れた魔族の姿はない。
いつもならそこのベッドに腰掛けて、女性のような長髪を櫛で撫で付けていただろう。
リーベは大陸魔法協会の支部に昨日から泊まり込みで何かを調べているらしい。
おかげで久しぶりに1人でくつろげる時間が生まれたが、1人の時に限って考え事というのは捗るものだった。
『じゃあ、今年は最高の誕生日にしようぜ』
オイサーストに到着してすぐの頃、俺は何の気なしにその考えを口にした。
その言葉を、今になって後悔し始めている。
フェルンたちの試験が終われば、リーベとはお別れになってしまう。
オイサーストまでの道連れということでリーベが仲間に加わってから、気づけば1年が経っていた。
フリーレンは短い時間だと一蹴するだろうが、人間の俺からすれば長い時間を彼と過ごし、そしてたくさんの親切に触れてきている。
だから、誕生日くらいはその恩に報いたいと思って言ってしまった。
だが、しばらくして俺は悟ったのだ。
最高の誕生日には、当然最高の誕生日プレゼントが必要になる……そんな当たり前のことを後から気づいて、それを今日まで悩み続けてた。
フリーレンに関しては好きなものは分かっているので、すぐに用意ができた。
だが、リーベが喜ぶプレゼントとなると、急に難易度が上がる。
まず思い浮かんだのは勇者ヒンメルだ。
リーベは事あるごとにその伝説の勇者との思い出話を語り出す。
きっとヒンメルにまつわるものなら喜ぶだろうが、にわかの俺が手を出すには危険な分野だ。
かえってガチのヒンフリオタクであるリーベの逆鱗に触れる可能性もあるだろう。
2つ目に思いついたのはハンバーグだ。
戦士の風習に倣ってハンバーグを焼こうかとも思ったが、料理の出来に口うるさいリーベに出す勇気はなかった。
それに、リーベは料理が得意であって、食べること自体はあまり楽しんでいるようには見えない。
なにより食が細く、脂っぽい肉料理は胃が受け付けないだろう。
この2つの選択肢が潰れてからは、俺はプレゼント選びにひどく苦労した。
何が喜ばれるか考える度に、俺はリーベを知っているようで、実は何も知らないのではないかと疑心暗鬼になった。
きっと、あの人は感情をさらけ出しているように見えて、本心はひた隠しにしているのかもしれない。
「ううっ……さむい」
顔を洗い終え、俺はオイサースト郊外の森へと向かう。
日課の鍛錬をするにも、選抜試験が間近で人通りが多く、変に目立ってしまうから誰もいない時間帯にしていた。
時々、髭をたくわえた達人風の老人がやって来ては、『これぞ武の真髄』と声を掛けてくる……ちょっと怖い。
「リーベさん喜んでくれるかなぁ」
俺は腕立て伏せをしながら呟いた。
背には大人の背丈ほどの岩石を乗せてウエイトトレーニングを行なっている。
リーベが加わってから精神面の強化トレーニングが増えたが、筋力もそれなりについてきた。
戦士として強くなっているのは実感できるが、やはりあの罵倒トレーニングは未だに慣れない。
「――リーベ?今、リーベって言った?」
不意に、すぐ横から女の声が聞こえた。
油断したつもりはないが、至近距離で声を掛けられるまで気配を全く感じ取れなかった。
俺はすぐに上体を起こして側に置いてあった戦斧を握りしめる。
「ああ、驚かせてごめんね。岩が上下してたから気になって近づいちゃった……敵意はないのよ」
見上げると、そこには30歳前後の魔法使い風の女の人が立っていた。
血のように赤い紅玉をはめ込んだ杖を携え、檜皮色の美しい三つ編みの長髪を風に靡かせている。
フェルンやフリーレンと同じ女性だが、目の前の人物からは何というか、大人の色香のようなものを感じてしまう。
きっとザインがいつも口癖のように呟いていた大人のお姉さんというやつだ。
俺は戦斧を少し下げ、どぎまぎしながら口を開いた。
「も、もしかして、リーベさんの知り合い?」
「ああ、やっぱり聞き間違いじゃなかったのね。あなた、おば……いえ、おじさまの新しいお弟子さん?」
「弟子というか、旅の仲間ですかね」
「へえ……じゃあ、もしかしてあの人、オイサーストに来ているの?」
「はい」
その言葉に、女の人はまるで無邪気な子供のように笑みを浮かべる。
蠱惑的な表情からの意外な変化に俺は目を奪われた。
「えっと、あなたは……」
「ああ、一方的に聞いてごめんなさいね。私の名前はね――”マーベリット”っていうの」
オイサースト郊外の森の小径を歩くと、向こうに川が見えた。
俺は川縁に陣取り、釣りをしながら気長に時間が経つのを待つ。
今頃フェルンたちが最高の誕生パーティーとやらの準備をしていることだろう。
宿に帰るのは夕方頃にした方がどちらにとっても都合がいい。
「うーん、何やらあはれの波動を感じるが……今覗くのは流石に無粋か」
俺は女神の視界を弄りながら呟いた。
時々、俺が無茶な使い方をしているから、こうしてメンテナンスをする必要があるのだ。
もし壊れてしまったら、流石の俺でもこれを直すのには何年も掛かるだろう。
「珍しく釣りですか。リーベ様」
「時間を潰すのにはちょうどいい遊技だぞ。ゼンゼ、お前もやるか」
俺は背後から忍び寄って来たゼンゼにもう1つの竿を渡す。
ゼンゼは魔法の編み込まれた髪でそれを掴み、俺の隣で見よう見まねに釣り糸を張った。
立ちっぱなしは疲れるだろうと思い、俺はハンカチを敷いて彼女を楽に座らせる。
「しかしまあ、魚よりも”お前ら”が先に釣れるとは思わなかったよ」
俺が背後の茂みに声を掛けると、残りの連中も顔を出し始めた。
ブルグ、ファルシュ、ゲナウの三人は、服についた葉っぱを払いながら出て来た。
「1級魔法使い4人で仲良く散歩か?協調性が育っているようで何よりだな」
「皮肉はやめろ。近辺を荒らし回っている賊の討伐ついでに立ち寄ったまでだ」
オイサースト近辺には冒険者崩れの盗賊が多く、受験シーズンになると受験者を狙った追はぎや人さらいなどが増える。
定期的に冒険者たちが討伐しているが、こういう連中は毎年湧いて出てくるのだ。
あまりに増えすぎた場合は、俺たち1級魔法使いにも討伐任務が下されることがある。
「しかし、今年は妙に盗賊の数が少ないですね」
「もしや……リーベさんが?」
ファルシュとブルグの視線を受け、俺は手を振った。
「いや、俺ではないな。他の誰かが代わりに討伐して回ってるんだろう。今回は1級の選抜試験が近いし、優れた魔法使いたちが集まっているはずだ」
毎年死人が出るような危険な試験を受けに来た命知らずどもだ。
特権狙いの受験者が大半だが、当然それに見合った実力者や、戦い好きの戦闘狂が集まる傾向が強い。
まあ、ここ数年は新しい合格者はいなかったがな。
「それにしたって、1級魔法使い4人は過剰戦力じゃないか。どうせ盗賊狩りはついでだろ……で、本命は?」
「今日がお誕生日だと訊きましてね」
「……お前らもかぁ」
予想通りの答えに俺は頭をもたげる。
ゼンゼとブルグ辺りは祝いに来てもおかしくはなかったが、ファルシュとゲナウまで来たのは少し意外だった。
だが、ゲナウの心底不満げな表情を見るに、あいつだけは周囲の同調圧力に屈して嫌々付いて来たらしい。
『お誕生日おめでとうございます』
ゼンゼ、ブルグ、ファルシュが声を揃えて祝福の言葉を述べる。
「おめでとう……ちっ」
そして、遅れてゲナウが祝っているのか呪っているのかよく分からない態度で言ってきた。
そんなに嫌なら帰ってくれ。
「リーベ様、これ誕生日プレゼントです」
ゼンゼはリボンで包装された長方形の箱を俺に渡す。
何やら髪にでかい物体が絡まっていると思ったが、誕生日プレゼントだったらしい。
些か無作法かと思ったが、俺は中身をその場であらためた。
「クッション……いや、抱き枕か」
「はい。カバーの生地から中身の羽毛まで、至る所にまで厳選した超安眠枕です」
確かに、触ってみると手が吸い込まれるような柔かさだ。
それに程よく反発してくる。
一度床でこれを抱きしめれば、どんな不眠症持ちでも一瞬で眠りに落ちるだろう。
流石は特権の授与式で、『人を殺した後でも、ぐっすりと眠れる魔法が欲しい』とゼーリエに懇願した子だ。
ことに睡眠の質に関わるものには、一切の妥協を許しはしない。
「ありがとうゼンゼ」
「どういたしまして」
相変わらず落ち着いた笑みを湛えているが、髪はまるで犬の尻尾のように揺れている。
便利そうな魔法だが、感情によって操作性が左右されるのは少々面倒そうだ。
まあ、俺は魔力操作だけで似たような芸当ができるから、その魔法を真似するつもりは今の所ない。
「どうぞ」
続いてブルグが可愛らしい包装紙で包まれたプレゼントを手渡してくる。
ゼンゼのプレゼントと比べると、こちらは片手で持てる手頃なサイズだ。
包装紙を破かないように開くと……。
「手編みのマフラーか」
「弟と一緒に編み上げました。冷え性とお聞きしましたので」
「”シュロス君”か。変わりないか?」
「ええ、お陰様で」
ブルグにはシュロスという歳の離れた弟がいる。
俺が2年前にこの近辺で人さらいをしていた盗賊連中を討伐していたところ、運良く見つけて保護したことがあった。
俺が来る前に彼を助けてくれた三白眼の魔法使いがいたそうだが、それについては蛇足だろう。
何せ、泣いている子供1人を暗い森に置き去りにしていくような女だ。
こういう曇らせタイプのあはれはあまり好きじゃない。
『お兄さんは強い魔法使い?』
『強さだけならそこそこだな。だが、最強の魔法使いが認めるくらいには、俺はすごい魔法使いだぞ』
『じゃあ……才能のない俺でも、魔法使いにできる?』
シュロスは魔法使いになるために遥々オイサーストまで来たらしい。
身寄りは兄のブルグしかいないというので、ブルグが起き上がれるようになるまでは俺が面倒を見ていた。
確かに上級魔法使いの才覚はなかったが、それはゼーリエが求めている戦う魔法使いに限った話で、魔法だけならそれなりの素質があった。
家族揃って魔法使いの家系らしいので、当然といえば当然だったのだろう。
今はオイサーストで魔導具専門の職人魔法使い見習いをしているそうだ。
「そういえばシュロスも裁縫が得意だったな。この花の刺繍もあいつが?」
マフラーには可愛らしい花々の刺繍が施されている。
リーヴェリット時代に、ヴァイゼの貴族令嬢たちが花嫁修行で刺繍を練習しているところを見たことがあるが、それよりも洗練された出来栄えだ。
職人見習いになったことで、より洗練された技術を身につけたのかと俺は感心したが……。
「……いえ、俺です」
『いや、お前かよ』とブルグを除いたその場の全員が内心で思った。
訊けば、家族全員が裁縫が得意らしい……魔力だけでなく、裁縫の腕前も遺伝するものなのか。
「では、私の出番のようですね」
メガネをクイっと指の腹で上げながら、ファルシュは笑みを浮かべて近づいてくる。
何やら自信ありげな様子だが、俺はなんとなく嫌な予感がしていた。
1級魔法使いは個性派が多いが、特にファルシュは他とは毛色が違う。
いかにも真面目そうな見た目だが、中身はわりとアレな人物だ。
「さあ、お受け取りください」
「こ、これは……!?」
ファルシュが懐から取り出した物体を見て、俺は言葉を失った。
皆も同様に絶句している。
「……に、人形か?」
「はい!3分の1スケールの”ゼーリエ様人形”です!」
それはいわゆるビスクドールと呼ばれる人形であったが、顔つきは普通のものと比べるとかなり精巧だ。
いや、そもそも全身が本物と遜色ないほど作り込まれている。
体はもちろんのこと、髪の毛、装飾品に至るまで……人形サイズにまで縮小したゼーリエと言ってもいいレベルだった。
「時間がありませんでしたからね。完成度はそこそこと言ったところでしょう」
「えぇ、どこら辺が?ほとんど完璧に見えるが……」
「ふっ、その人形の唇を優しくタッチしてみてください」
俺は言われた通りに人形の唇を指先で触れてみた。
流石に顔は陶器で出来ているので、唇の感触は硬い。
『褒めてやろう』
突然、ゼーリエの声が鳴り響く。
だが、ゼーリエ本人の姿はどこにも見当たらない。
何故なら声はその人形から発せられたものだからだ。
俺は試しにもう一度人形の唇に触れてみる。
『いい子だ』
やはり幻聴ではなかったらしい。
しかも別のボイスまで飛び出して来た。
「お次は2回連続でタッチしてみてください」
「まだ他の機能があるのか……」
俺は恐る恐る、言われた通りに二回連続でタッチした。
『愚か者め』
『貴様には才能がない』
今度は二種類のボイスが流れた。
さっきの優しいボイスと比べると、これは蔑むようなトーンに聞こえる。
「ご褒美ボイス2種と罵倒ボイス2種の機能を魔法付与させました。どうです?」
「特級呪物だよ馬鹿野郎」
『愚か者め』
1級魔法使いのほとんどは、ゼーリエに対して崇敬の念を抱いている者が多い。
その中でもファルシュのゼーリエに対する崇敬は特別強いのだが、それは何というか、違うベクトルのものだった。
こいつは特権授与式の場で……。
『声が自在に変えられる魔法をください』
『何で?』
『あなたの声が出せるようになりたいんです』
『えぇ……怖い。助けろリーベ』
『いいじゃないか。別に実害があるわけでもないし』
『……あなたの声も美しいですね』
『なあ、こいつに特権あげるのやめない?』
中々にインパクトのある授与式だったな。
多分、俺とゼーリエをあそこまで恐怖させた奴はファルシュくらいだ。
「実はもう1つこだわった箇所があるんですが……お分かりになりませんか?」
「わからん。というか、むしろ知りたくないくらいなんだが」
俺はゼーリエ人形を色々と弄ってみたが、特に目新しいものは見つからなかった。
試しにゼンゼに人形を貸してみると、彼女はくんくんと鼻を人形に近づける。
「リーベ様、もしかして鼻の調子が悪いのですか?」
「あー、鼻詰まり気味なんだ……もしや」
「はい。ゼーリエ様の匂いも再現しております」
きらりとファルシュのメガネが光る。
だが、俺たちは暗い面持ちで顔を見合わせていた。
もう少し分別のある人間かと思ったが、こいつは俺たち魔族とは別種の獣だ。
「お前にゼーリエ接近禁止命令を与える」
「!?」
至極真っ当な対処に、ファルシュは愕然と膝を地面についた。
流石に俺も仕事仲間を犯罪者にさせたくはない。
まあ正直なところ、犯罪者予備軍くらいには入ってそうだが。
「で、お前もプレゼント用意してるのか?」
少し離れた場所から俺を見ているゲナウに声を掛ける。
ゲナウは不機嫌そうに腕組みをしながらこちらを睨んでいた。
相変わらず敵意むき出しの様子から、特に期待はしていなかった。
だが、ゲナウは銀色に光る物体を俺に投げつける。
ちょうど手のひらに収まるサイズのそれをキャッチし、俺は握った手を開いた。
「銀の懐中時計?」
蓋のついた銀の懐中時計で、特別魔力は感じない。
魔導具ではない、ただのアンティークの時計らしい。
だが、それゆえに俺は訝しんだ。
「お前、俺の体内時計の正確さを知っているよな?」
「ああ、お前には無用の長物だろう。だからこそそれを選んだんだ」
俺への意趣返しも込めて、あえて役に立たないものを選んだようだ。
ある意味、ゲナウらしいプレゼントともいえるだろう。
「だが、それにしては物がいいな」
「オイサーストでも老舗の時計店のものですね。ほら、ここに刻印が……」
「ああ、あの店か。なら結構な値打ち物だな」
ブルグの言う通り老舗の時計店の品物だ。
俺も一度だけ行ったことがあるが、たしか安い物でも冒険者の1年分の稼ぎくらいの値段だった。
宝石などの華美な装飾こそないが、蓋に刻まれた鳥の細工は熟練の職人の技を感じさせる。
「嫌がらせとはいえ、ちゃんとしたものを選んでくる辺り真面目だよな」
『褒めてやろう』『いい子だ』
「死ね」
俺がゼーリエ人形と一緒にゲナウを褒めてやると、奴は
羽の形をしてはいるが非常に頑丈な物質で構成され、普通の防御魔法くらいなら簡単に砕ける代物だ……それが完全に俺に狙いを定めて飛んでくる。
俺は魔力の触腕でブルグを引き寄せた。
ブルグの”不動の外套”はあらゆる攻撃魔法も通さないほどの鉄壁の防御術式が組み込まれている。
1級魔法使いの中でも防御に特化し、今までこれを破った魔法使いは3人しかいない。
当然、
「やっぱり便利だな。ブルグの魔法」
「……一応、不動という名ですから、そんなに軽々と動かさないでください」
「ごめんて」
2年前の2級魔法使い選抜試験で受験生に敗れてから、ブルグはいささか自信を失っているらしい。
俺やあの女が異常なだけで、こいつは十分に優れた魔法使いなんだがな。
「もう昼だな。お前ら焼き魚でも食べるか?」
俺はバケツに入った川魚を見せた。
俺の方は全く釣れなかったが、隣のゼンゼはこの短時間で人数分の魚を釣り上げている。
別に釣果を競っていたわけではないが、0匹というのは物悲しいものがあった。
『貴様には才能がない』
「うるせえよ」
俺は勝手に喋り出したゼーリエ人形の額を指で弾いた。
時間で喋り出すものなのかと制作者のファルシュに訊ねたが、どうやら勝手に喋るような機能はないらしい。
やっぱり特級呪物だろこれ。
リーベ「言っておいてなんだが、徹夜明けで料理をする気分じゃない。水切りで負けた奴が作ることにしよう」
ゼンゼ「えぇ……」
リーベ「ちなみに魔法は使うのは禁止だが、魔力操作くらいならいいぞ。俺の師匠も修行でよくやっていた」
ブルグ「それって、リーベさんが一番有利なのでは……」
リーベ「ふっ。1級魔法使いならば、この程度の苦難を乗り越えてみせろ」
ファルシュ「……理不尽だ」
…………。
……………。
………………。
…………………。
リーベ「俺が1位。2位がゼンゼ。3位がファルシュ。4位がブルグか」
ゼンゼ「1位は予想通りでしたが、まさかこうなるとは……」
ゲナウ「くそ!えい!」
ポチャンッ。
ファルシュ「未だに一回も跳ねていませんね」
ブルグ「単純に水切りが下手なんだな」
ゼーリエ『貴様には才能がない』
ゲナウ「くっ、もう一度だ!」
リーベ「諦めそうもないし、先に焼いてるか」