モンスター(色んな意味を含む)バース 作:幻魔拳
最近ゴジラに地上行っても良いよって許可が降りたから来てみたんだが……。
トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ、トンボ…空一面クソトンボ。
来たは良いけど超種サイズのトンボが飛び回っていた。
緑は食い荒らされていて、動物の気配も何も無い。
いやこれはなんだ……超種がここまで地上に蔓延っていて大丈夫なのだろうか。
大地に陽の光は差さず、トンボの大群によって遮られている。
そういえばバッタの群れが悪魔扱いとかされていたな…それのトンボバージョンなのだろうか。
飛ぼうにもトンボが当たって痛すぎる。
素直に地面を四つ足で歩きながら進んでいると途端に青空が見える。
何故だ?と辺りを見渡せば原因は一目瞭然。
トンボがいない場所のは火山があったのだ。それも巨大な火山。
マグマが吹き出していて、ドクドクと流れ出ている元気な火山。
熱気があるから寄らないのだろうか。
………。
いや違うな。この全身に生える棘がザワザワと噴き上がる殺気感じ取る。
こういうのは触らぬ神に祟りなしという奴だな。
唸り声を上げながら立ち去ろうとする俺にキーーンッと鳴り響く音が聞こえた。身体の芯から震えるような声。地の底を這っているような残響。
間違いなくあの火山にはタイタンがすんでいてその強さはゴジラ並み。しかも俺を呼び止めている。
正直何かやらかしたのか不安になるがまあ良いだろう。俺は帰る。
ドシンドシンと足音を立てながらイソイソと逃げること1分半。
キレ気味にもう一回呼び止められる。
え~っ?なに?
トンボ駆除手伝え?
いやまあ……報酬は?
あっ、ゴジラ関係なの?ならやろうかな。
何言っているのかわからない超種用に書き記しておくか。
『なんですか?』
『手伝え』
『何を』
『虫退治』
『勝手にやってください』
『ゴジラの命令で駆除やることになっている』
『ゴジラ関係なんですか、そうですか』
『やる?』
『やる』
どこぞの強豪タイタンとかだったら地下世界に逃げていたが、ゴジラとなりゃ話は別だ。
働いた分、自由にさせてくれるしな。
そしてごちゃごちゃその後も話し合った結果、俺がトンボを惹きつけて火山の奴がボスを倒すことになった。
熱線撃てればなぁ…と考えながらも無い物ねだりはもう埒があかないのでさっさと実行に移す。
バッサリと翼を広げて飛び上がる。
それと同時に火山が大噴火。何事かと振り向けば
マグマを散らしながら現れる大怪鳥と目と目があってご対面だ。
アイツが気安く話しかけてきた野郎か。強そうじゃん……。
まあとっとと終わらせましょ。
俺たちは、トンボの群れへとそのまま突っ込んだ!!!
まあトンボの超種ごときがタイタン二体に叶うわけ無いって話だな。