転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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2日目が始まって早々作戦会議ですか

 実里の衝撃的な告白で朝一から頭が茹だりそうであるが、気を取り直して実里を連れて台所に移動する。

 

 朝食の準備である。

 

「実里、米研いでおいてくれ、俺その間に一品作っておくから」

 

「はーい」

 

 さて、朝食……この空間だと時間感覚が分からないから朝か昼か夜かも分からないが、とりあえず朝と仮定して、朝飯を作っていく。

 

 メニューは昨日の残りの豚汁と目玉焼き、焼きソーセージ、千切りキャベツ。

 

 それにご飯である。

 

 ちゃちゃっと実里と一緒に朝食の準備をしていると、桜花さんやつららちゃんも起きてきたらしく、台所にいた俺達に声をかけてきた。

 

「朝食もう少しでできるんで、中央で待っておいてください」

 

「はーい」

 

「了解!」

 

 出来上がった料理を運んで、中央の部屋で食べ始める。

 

「「「「いただきます」」」」

 

 朝食を食べながら今日の予定を聞くと、桜花さんから、とりあえずまた質問したいことを纏めて、画面の男に質問をするのを最初にして、次は桜花さん以外は魔法の練習。

 

 桜花さんは昨日の調べ物の続きをしてくれるらしい。

 

 あと画面の男は魔力は精神に宿ること、精神を回復させるには食事、幸福感、そして睡眠が必要と言っていたが、魔力とは言っていなかった事に注目し、今のところ食事をしても、風呂に入っても魔力は回復していなかったが、睡眠を取った時には魔力が回復していたと実里が言うので、魔力の回復は睡眠単体でも良いのではないかという仮説が思いつく。

 

「睡眠だけで良いなら魔法を練習する人達は昼寝の時間をとっても良さそう……精神体だからか異様に寝つきが良いんだよな……」

 

 俺がそう言うと他の3人も睡眠について触れる。

 

「確かに眠りにつくの凄い早かったね」

 

「うん、僕結構寝つき悪いんだけど、昨日はぐっすり眠れたね」

 

「何時間寝たのか分かりませんが、起きたら眠気が全くしないのは驚きました」

 

 寝起きって多少は眠気が残っているもんだけど、それが無かったからな。

 

 あと精神体だからか俺の息子の朝立ちも無かったし、尿意も無いので本当に排泄が必要ないんだと改めて感じた。

 

 もしかしたら俺達が食べている料理とかも実は本物ではなく、質量を感じる偽物って可能性もある。

 

 まぁ裸で生活を強制されている時にトイレ問題は衛生観点から重要度が高いけど、それが省略されているのは素直にありがたい。

 

 朝食を食べ終わって、つららちゃんと桜花さんが食器の片付けしてくれると言うのでお言葉に甘え、椅子に座って実里とどんな質問を画面の男にするべきか話す。

 

「今回聞くべきことは転生先の確認だろう」

 

 画面の男は帝国の中に転生させるとは言っていたが、全員同じ地域に転生させるとまでは言っていないから、全員近く……できれば同じ村や町に転生してもらえないかという提案をするつもりである。

 

 これで初期バラバラだったら集結に時間がかかるからな。

 

 あとは貴族かそうでないのかも重要である。

 

 平民に生まれた場合と貴族に生まれた場合、どちらもメリットデメリットはあることだろうからそういうのも聞いておきたい……選べるのであるのならだが……。

 

「実里は何かあるか?」

 

「うーん、異世界系ラノベはあんまり読んだこと無いけど、冒険したりダンジョンに潜ったりするものなんじゃないの? ダンジョンの有無だけでも聞いておきたいかも」

 

「それは……そうだな」

 

 確かにダンジョンがあるとなればそこの近くを拠点にしてダンジョンから資材を調達することができるみたいな荒業ができるかもしれない。

 

 ダンジョンの有無で生活水準も変わってくるだろう。

 

 となると異世界冒険ラノベにお馴染みの冒険者制度があるかどうかについても聞いておきたい。

 

 最も、魔物の強さ次第では転生された初期の町や村から出られない……なんてこともありそうだけど……。

 

「負けないように魔法の勉強を進めていかないとね!」

 

「ああ」

 

 そうこうしていると、桜花さんとつららちゃんも戻ってきて会話に参加する。

 

 桜花さんに会話の主導権を渡して、俺と実里が画面の男に質問するべき内容を言っていき、桜花さんがメモを取る。

 

「桜花さん的には他に何を聞くべきだと思いますか?」

 

「魔法の形態についてかな……多分このまま勉強していけば汗をかくのを延長して水、塩分の濃度を上げていく土、体温調整の炎、息を吹くのに魔法をのせて風を起こす風、静電気のイメージで雷もしくは電気……みたいなのは覚えていけそうだと思わない?」

 

「確かにそうですね」

 

「それらに該当しない魔法ってどう覚えれば良いと思う?」

 

「……確かに分かりませんね」

 

「でしょ! だからこの空間で覚えることができないって明言してもらうのも立派な情報だと思うんだよね」

 

「なるほど……つららちゃんは何かある? 悩んでそうだったけど」

 

 俺がつららちゃんに話題を振ると、つららちゃんは

 

「ゲームみたいにステータスが決まっているのかどうかも気になります。現実世界みたいに外部の装置によって能力値が測ることができるのか、ゲームのように内部数値が決まっているのか……それによって世界の難易度がわかってくるような気がします」

 

 なるほど……数値で決まっているのであれば、数値の限界を突破できるようなチートを選択すれば異世界でも有利になることだろうし、バグ枠以外の敵には勝つことができるだろう。

 

 確かに聞いてみたほうが良いな。

 

 あとはついでに魔王みたいな感じの人物がいるかどうかについても聞いてみるか。

 

「あとは……何かあるかい? 僕は現状の情報だとこれくらいしか思いつかないんだけど」

 

「そうだな……これくらいかな?」

 

「そうだね」

 

「うん……」

 

 とりあえず質問する内容は決まった。

 

 話しているうちに質問が増えることもあるだろうがそれは御愛嬌ってやつだ。

 

 ここで1つ疑問。

 

 もし冒険者の様な職業が異世界にあるとして、皆は冒険者になりたいのか、なっても良いのかという意思統一をしておきたい。

 

 異世界冒険ものだと冒険者になることが始まりみたいな感じでもあるし……。

 

「冒険者ですか?」

 

「うーん、あると仮定したら僕はやってみても良いと思うけどね。モンスターとかを倒すお仕事でしょ? 僕は気になるけど」

 

「まぁ異世界転生物だと鉄板よね……ただ私達が転生する異世界だとどうなのかっていうのがあるけれど……」

 

「み、皆がやるなら私もやりますが……魔物に苦戦するようなら普通に暮らすのはダメなんでしょうか?」

 

 つららちゃんだけ消極的だな。

 

 まぁこれも画面の男に詳しく聞いてみてから決めれば良いな。

 

 俺は準備ができたと思う……と、桜花さんに一言。

 

 桜花さんも頷き、テレビの画面が見える位置に移動すると、画面の男こと神様を呼ぶのだった。

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