転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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魔物の領域解放作戦 下

 ホムラとライラックの話し合いは双方楽しかったらしく、その光景を見て、元銀の翼のメンバーは首を傾げていたが……。

 

 ホムラは俺達のゲルの中で休んでもらった。

 

 デーニッツさんも今回は別のテントで休むと言われていたし、今頃お抱え魔法使いでも酒好きのメンバーで集まってテントで晩酌している頃だろう。

 

 一応俺らのゲルは4人で寝る予定だったのでホムラ分の寝床を用意するのは容易い。

 

『ふっかふかだぁ! 地面で寝るしか無かったから凄い久しぶりの感覚!』

 

「それは良かった」

 

 とりあえずホムラの立場はアキの護衛ということになるだろう。

 

 アキもホムラを研究して更なるゴーレムの高性能化を目指すらしい。

 

 多分フレンがまた酷使されるんだろうなぁ……可哀想に。

 

 フレンも新型ゴーレムのホムラを見て震えていたからな……。

 

「ホムラ」

 

『何? ナツ』

 

「明日からの事だが」

 

 明日も俺達と一緒に動いてもらうが、今日みたいに訓練みたいにやるわけにもいかない。

 

 ここら一帯の魔物を全滅させる勢いで狩らないといけないので、行動は共にするが、活躍は難しいだろうと伝える。

 

「もしくはここの拠点の防衛を任せたいんだけど……どっちが良いか?」

 

『じゃあ拠点で待つよ。壁の内側に入ってくる魔物は倒して良いんだよね?』

 

「ああ、構わない。拠点の中には非戦闘員も多いから、頼むわ」

 

『了解!』

 

 ホムラには拠点防衛をしてもらうことになるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして翌日。

 

 料理人達に食事を作ってもらい、今日はパスタだった。

 

 ボロネーゼっぽいパスタで、刻んだ玉ねぎやセロリ、ピーマンなどの野菜を炒め、挽肉を赤ワインで煮込んで茹でたパスタに絡めれば完成である。

 

 しっかりとした料理人を連れてきていたため、滅茶苦茶味が良かった。

 

「やっぱりその道で修行した人には敵わないな」

 

 自分でもパスタは作ったことがあったが、本職に比べると自分のパスタは味が劣るなと感じてしまった。

 

「まぁまぁ……僕はナツの料理好きだよ」

 

「ありがとなメアリー」

 

 横で食べていたメアリーに慰めてもらったが、朝ごはんをしっかり食べて、いざ狩りに向かう。

 

 昨日と同じグループに分かれて活動を開始するが、昨日で外周部も魔物は皆が結構狩っていたので、奥深くに飛行して向かう。

 

 そこからはもう魔物を見つけ次第、どんどん狩っていった。

 

 俺が空間魔法と探知魔法を駆使して魔物を発見し、位置情報を念話で伝え、それをアキ、シュネ、メアリーが倒していく。

 

 俺自身も魔物を見つけたら魔物の頭に魔法で作った純水を頭に大量に送り込むと、水頭症に陥り、直ぐに動かなくなる。

 

 動かなくなったところを空間魔法で魔石の位置を割り出し、そのまま引っこ抜くと絶命するので、そしたら異空間に収納してしまう。

 

 もしくは亜空切断。

 

 防御無視なので一瞬で絶命するため、楽である。

 

 魔物の素早さや大きさを考慮しながら倒していくが、アキは大熊モードになって首をへし折ったり、ぶん殴って倒したり、メアリーは植物の蔓や枝で貫いて殺していったり、シュネは氷漬けにして倒していく。

 

 まぁメアリーやシュネはビー玉サイズの火球を魔物に当てて、内臓や肺を焼いて絶命させるなど素材の傷が最小限になるようにも倒していた。

 

 1時間で1人約30体。

 

 殆どオークとかであるが、亡骸を異空間に仕舞っていて、あっという間に4時間が経過。

 

 昼食を食べるために拠点へと戻り、倒した魔物を解体職人達に渡し、昼食のハンバーガーとスープ、マカロニサラダの様な物を食べて午後も同じ様に倒して行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 それを繰り返すこと6日間……俺達の滞在はここまでで、辺境伯軍に残りの討伐は任せることになったが、既に大半の魔物を狩り尽くしていたので、ほぼ街道の敷設と採掘拠点の設営作業に充てられそうである。

 

 俺達は新幹線の先頭車両の様なグライダー擬きを俺、メアリー、シュネの3人で飛ばして、ハーゲンシュタットの町に戻るのであった。

 

 デーニッツさんと一緒に辺境伯様に今回の任務を達成したことを報告し、その後冒険者ギルドに行って素材の換金をしていく。

 

 6日間、魔物を狩り続けたし、アキのゴーレムによって大量に素材を運べたことで換金金額は白金貨3万8000枚にも及び、事前に決められていた取り分でケッセルリンク家が半分、辺境伯家で半分で割り振られ、辺境伯家からデーニッツさんやお抱え魔法使いの皆さんに報酬が支払われる。

 

 一方で俺は1万9000枚のうち1万枚は未開発地の権利購入費用の一部に充てられ、残りの9000枚を家臣達と分け合って、ケッセルリンク家に入ってきたのは5000枚程度であった。

 

 まぁそれでも日本円で50億円になるのであるが……。

 

「はぁ……終わった……1週間休んだら次はワイバーン狩りで1週間また野営か……」

 

「うへぇ……本当に馬車馬の様に働かされる感じかね……僕ら」

 

「デーニッツさんも付き合うことになるんだから……あまり愚痴言ったらダメだよナツ、メアリー」

 

「「はーい」」

 

 ちなみに今のケッセルリンク家の財産はラインハルトしか正確には把握していない。

 

 一応総資産は白金貨20万枚近くあるのは知っているのであるが、ワイバーン狩りもしくは魔物の領地解放作戦する事に増えていくし、それの殆どは未開発地域の権利購入費用に充てられる為、どうなることやら……。

 

『ほほ~ここがナツ達の屋敷か!』

 

 ちなみにホムラは大きな屋敷に大興奮。

 

 寝る場所はアキの計らいで屋敷隣のアトリエ(塔)を増築して居住スペースを作って住ませることになった。

 

 まぁ風呂や食事は屋敷で一緒に食べたりするが、ゴーレムに部屋を与えるのはどうなのという家臣の人もいる為、ホムラの部屋は表向き物置ということにしておいて、その部屋で自由にくつろいでもらう。

 

 ホムラ自身も今までの退屈から解放されたと喜び、ライラックと俺達がワイバーン狩りに出かけている間に、元銀の翼のメンバー及びホムラとアキのゴーレム数体引き連れて、魔物狩りに出かける予定を立てていた。

 

 楽しそうだし、こっちの常識をホムラに教えるのはライラックに任せる。

 

 こうして今回の魔物の領域解放作戦は終わり、次はワイバーン狩りに駆り出されるのだった。

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