転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「ぐぎぎぎ……」
「どうしたメアリー」
「いや、世の中の不条理に嘆いているとこ」
現在竹林をくノ一5人に案内されて進んでいるが、メアリーは自身の体とくノ一達の体を見比べて、忍び装束越しでもわかるたわわと尻を見てぐぬっていた。
メアリー、アキ、シュネは現在成長期真っ只中。
俺もぐんぐん身長が伸びていっている。
アキが作ってくれた成長促進薬がいい感じに効いているっぽい。
どちらかと言うとプロテインみたいな感じで成長に必要な栄養を補填する栄養剤であるが、俺とメアリーは背に来ていて、シュネは背と筋肉と胸にバランスよく、アキは胸と太ももとかの下半身に肉がつき始めていた。
メアリーは今世でも全く大きくなる感じがしない胸にやや絶望していたが、エルフであるスターも貧乳だったので、エルフの血が少し混ざっている自分も貧乳でも仕方がないと考えていたが、純血のエルフであるくノ一達の乳が全員ミク並みにデカい……ミクがGカップらしいのでそれ以上あるくノ一達に嫉妬していたのである。
ちゃっかり空間魔法の力を使って透視してみると、太ももとかもムチムチしているし尻もデカい。
これじゃあエルフじゃなくてエロフである。
そんな馬鹿な事を喋っていると5キロ近くある竹林を抜けると……俺達にとって懐かしの光景が広がっていた。
「「「「で、田園だぁ!」」」」
そう水田がそこにあったのである。
まだ寒い季節なので苗は飢えられていないが、水田があるということは……米が育てられているということである!
「もしかして……お米を育ててはいませんか?」
「ん? 私達の主食はお米さ! 先祖が持ち込んで増やしていったのさ!」
米キタァァァ!
4人心の中で絶叫し、よく見ると家も藁葺き屋根の日本家屋に近い作りをしているし、水車とかも日本の田舎にある古い奴がそこにあった。
「ふぉぉ!? 日本だ! 古い日本の田舎みたいだ!」
「日本? この村はヤマト村だけど……」
くノ一達は俺の叫びに困惑しているが、とりあえず長老の屋敷へと通された。
「長老失礼します」
「うむ……」
部屋に入ると黒髪の大和撫子で着物を着た女性とその娘だろう、俺達より少し年上の黒髪の少女が座っていた。
なお大和撫子の女性は見事なたわわ……爆乳で肉付きもよく、全体的に大柄であった。
ただエルフだし長老と言われているので、実年齢は150歳とかありそうである。
「お客様、ヤマト村にようこそおいでくださいました。私の名前はフジと申します。こちらが娘のランコです」
「ランコと申します」
俺達も正座の姿勢を取り、自己紹介をしていく。
「ナーリッツ・フォン・ケッセルリンクです。爵位は男爵の貴族です」
「メアリー・フォン・ケッセルリンク。女騎士の爵位を授かってます。ナーリッツの嫁1です」
「アキーニャ・フォン・ケッセルリンクです。私もメアリーと同じく女騎士でナーリッツの嫁です」
「シュネー・フォン・ケッセルリンク……です。同じく女騎士でナーリッツの嫁その3です」
「貴族が偉い事は分かるのですが、何分数百年外界と隔たりがあるので、こうして同じ言葉で喋れていることが奇跡にすら思えます。価値観のすり合わせをしてもよろしいでしょうか」
「それは願ったりです」
とりあえず価値観のすり合わせをするために、お互いの歴史についてや現状について確認を行った。
長老のフジさんはやはりというか年齢は130歳で、流行病で年上のエルフ達が亡くなってしまった為、防衛隊の隊長をしていて村で一番強かったフジさんが長老兼村長に就任したのだとか。
ただ若い女エルフ達は流行病は自然治癒したけれど、男のエルフ達は病に打ち勝つことができず、次々に亡くなってしまい、男がこの村にはもう居ないのだとか。
ここはリンやヒナタから聞いた情報と合致する。
しかし、個体的にはこんな魔物の巣窟という極限環境で生活していたため、強くないと生き残れないので、エルフと言う種族的デメリットである筋力が付きにくいというのを克服し、身体強化も併せれば高い近接戦闘能力や魔法……彼女達は忍術と言っていたらしいが、忍術を駆使してここらの魔物と互角以上に渡り合っているらしい。
エルフじゃなくてアマゾネスみたいだな……ここまで来ると。
ただエルフらしく尖った長い耳はちゃんと残っていた。
「なるほど……ここらは元々フォーグライン辺境伯と言う方の領地扱いだったのですね」
「ええ、色々功績を残した結果、俺達ケッセルリンク男爵家がここら一帯未開発地域やステラリアと呼ばれている場所の権利を譲られて、開拓が始まったので、魔物の間引きを兼ねて奥地へと踏み入れたら、俺の探知魔法に人の気配がしたので接触を試みた形ですね」
「なるほど……正直に言いますとこちらとしては接触してもらって助かりました……このままでは男の居なくなったこの村はジリ貧になってしまうので」
「ちなみに人口はどれぐらい居るのですか?」
「500人ほど生活しています」
「500人ですか……」
俺達の故郷のゲンシュタイン騎士領……ニューベック村よりも規模が大きいのかよ。
あっちも魔物の領域のど真ん中に住居があったけど、こっちは魔物とバチバチの生存競争をしているからな……個々人の戦闘能力は段違いだろう。
「こちらとしては色々選択肢を提示することができますが、ここの村に留まり、こちらの開拓が進めば、数年後にはこの村に道を通す事も可能になるでしょう。その時にケッセルリンク男爵家に表向き臣従する形で、こちらはフジさんを代官に指名しますので生活をそのまま続けていく事もできますが」
「いいや、それだと遅いわね。正直に言いますとね」
フジさん曰く、彼女達は別に土地へのこだわりは無いらしい。
先祖代々の土地と言えば聞こえは良いかもしれないが、拡張性も無く、将来性も無い土地で暮らしていくのは相当心に来る生活で、男性が全滅した時には余力があるうちに村を捨てて、魔物の領域を抜ける案が真剣に議論されていたらしく、今の子供世代が戦闘可能になった暁には案を実行する予定であったとも言われた。
ただ俺達が現れたことで、犠牲者を出さないで安全な地域への脱出が可能であるのならば、力を借りてここから脱出したい……とのこと。
それにちゃんと男性とお付き合いすることが村の女達の夢でもあったらしい。
「夢をなるべく早く叶えるのが長老としての役目だと思いませんか?」
「なるほど……」
村を捨てるのは構わないならばこちらが取れる選択肢は多い。
まず数人こちらの生活に慣れてもらう他の人達に向けた教育要員を選出してもらい、俺達はその人達に生活に慣れてもらう傍ら、住居等の準備を進める。
できれば農業に詳しい人も派遣してもらい、うちの領地でも米の栽培ができれば最高である。
「こちらとしてはお米が栽培できるだけでも万々歳で、栽培実績があるし、ある程度魔物と戦闘できるのであれば開拓も進むので本当に助かります」
「その代りにナーリッツさん達には安全な土地と男性との交流の場を整えてくださる……ということでよろしいでしょうか」
「異文化交流になるかと思いますが、どうかよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いしますわ」
フジさんとの話し合いはこれで終わり、この日はフジさんとランコさんの屋敷で1泊していくことになるのだった。