転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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おいでませ!くノ一エルフ達! 1

 村の案内をランコが一通りしてくれて、昼過ぎ。

 

 フジさんが先行して向かう人員の選抜が終わった事を教えてくれた。

 

 そのメンバーが俺達と竹林で出会っていた若いくノ一エルフの5人だった。

 

「彼女達が志願してね……顔を最初隠していたから分からなかったと思うけど」

 

 くノ一エルフ達は黒頭巾を外すと、高校生くらいの顔立ちをしていた。

 

 エルフは基本20歳前半までは人間と同じ様に成長し、そこから死ぬ10年くらいまで姿が変わらない。

 

 なので高校生くらいの顔立ちということは本当に20歳行ってないくらいの若手なのだろう。

 

 改めて自己紹介をしてくれたが、まず青紫色の長い髪に髪より少し明るい色をした瞳を持つクール系エルフのリン。

 

 ピンク色の癖っ毛をして胸がとにかくデカいヒナタ。

 

 緑髪でこの中だと一番背が高いツムギ。

 

 金髪碧眼で中性的な顔立ちをしている女版マンシュタインっぽいミオ。

 

 このメンバーの纏め役で一番しっかりしてそう……かつ、広いデコが特徴的な茶髪ポニーテールのユナ。

 

 この5人にランコが加わった6人が俺達の村に先行して来てくれるらしい。

 

 一応準備が整い次第、移住を開始することも伝えている。

 

「ちなみにこのメンバーの人達が選ばれた理由は志願だけですか?」

 

「それもあるけど、若手で村の防衛ローテーションで抜けてもそこまで痛手ではないことや彼女達は農業の知識とかも年の割にしっかり持っているから」

 

 彼女達若手で経験積ませるために戦闘要員だけでなく色々持ち回りで仕事をさせられていたから知識量が豊富らしい。

 

「それでもランコには劣るんですけどね〜……」

 

「はっはっはっ! ランコは天才だから気にしても仕方がないぞヒナタ!」

 

「ミオさんはポジティブ過ぎます〜!」

 

 とりあえず俺達もそろそろ帰らないとラインハルトに小言を言われてしまうので、彼女達をグライダーに押し込んで、飛行して移動する。

 

 ちなみにマーキングしたゴムの木とコーヒーの木はメアリーとシュネにグライダーの運転を任せて、俺は木の生えている地面ごと回収したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はーい、到着だよ!」

 

「数十分のフライトだったね……」

 

 グライダーから降りてきたくノ一エルフの彼女達はヤマトの村と違う建物が多い、ステラリアの村に興味津々。

 

 とりあえず今日は俺の屋敷に歓迎する。

 

「おお……大っきな屋敷……」

 

「こんな大きな家は見たことがない……」

 

「はっはっはっ! デカすぎ!」

 

 くノ一エルフ達は屋敷を見上げていたが、中に入ると、自分達の知っている家と違うて更に驚く。

 

「あわわ、靴を脱がないと……」

 

「ああ、こっちの文化だと靴はベッドの上でしか脱がないんだよ」

 

「でもそれじゃあ床が汚れるんじゃ……」

 

「だから入る時に靴の汚れを落としてから入るんだ。あとは掃除をこまめにしたりね」

 

 文化の違いを早速体験してもらいながらも屋敷に招待し、メイド達が出迎えてくれた。

 

「ナーリッツ様、ラインハルトさんがお待ちです」

 

「わかった、皆の事はメアリー頼んだ」

 

「了解、じゃあお菓子でも食べてくつろぎましょうか……こっちの部屋に来て〜」

 

 メアリーにランコやくノ一エルフ達は任せて、俺はラインハルトの待つ執務室に向かうのだった。

 

「今戻ったぞー」

 

「お帰りなさいませ……ナーリッツ様。本当は昨日の夕方に言いたかったのですが」

 

「悪い、現地に人が住んでいて、異文化交流をしていた」

 

「……原住民がいたということですか?」

 

「まぁそういうことだ」

 

 俺はソファーに座ると、メイドが温かいお茶を出してくれた。

 

 ラインハルトも対面に座り、詳しく話を聞き出そうにしている。

 

「500年以上も前……帝国の混乱期に政争で負けたエルフの一族が未開発地域に逃げ込み、土着化していた。男性は数年前に流行病で全滅し、種として滅びを待つ状態であったが、俺達がたまたま集落を発見し、その族長と話をつけてきた」

 

 人口が500人居ること、文字の読み書きは多少のズレはあるが、言語はほぼ同じ、そして彼女達を移住第2陣の前に受け入れる事を約束したとラインハルトに伝えた。

 

「計画がだいぶ狂いますね……」

 

「でも男女比率が一気に正常化する。それに彼女達は皆魔物の領域で生存競争を勝ち抜いてきただけあり、そこらのゴールド冒険者並みの戦闘能力を村の構成員の殆どが保有している。ケッセルリンク男爵家の軍事力を引き上げる為にも引き込みの優先度は高い」

 

 それだけでなく、彼女達が持っている文化はケッセルリンク男爵家の特産品になり得ると言うことも伝える。

 

 麦の6倍以上の収穫が期待できる穀物、特殊な武器、美しい工芸品や織物の数々……そんな技術者達も含めて移住を願い出ているのだから保護し、産業に組み込むべきでは無いか……というのが俺の主張である。

 

「全く……ナーリッツ様の運がなせる力技ですよ……全く」

 

 ラインハルトも諦めたらしく、計画の大幅な修正と彼女達ヤマト村の住民の移住を認めた。

 

 住居をどうするか等の問題はあるが、最悪住居ごと持ってくることにする。

 

 まぁそこらは先行して来てくれた6人に意見を聞きながら詰めていく。

 

「それと面白い植物も見つけてきたから栽培方法確立させて、住民に育ててもらおうと思うけど」

 

「……一気に仕事が増えますね。ただナーリッツ様にも働いてもらいますからね」

 

「あいよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせしましたお嬢様方」

 

 俺が部屋に戻るとくノ一エルフ達が興奮していた。

 

「お、男の人がいっぱいいる!」

 

「夢! いや! 夢じゃない!」

 

「あわわわわ」

 

 どうやら男性への免疫が無くて大人の男性家臣達を見て興奮してしまったらしい。

 

 俺はまだ幼いから耐えれたっぽい? 

 

「さてと、ヤマト村で俺達も歓迎してもらったので、こちらからも歓迎の食事を……」

 

 メイド達が食事を運んできて、彼女達の前に並べる。

 

 うちでは定番もなりつつあるワイバーンのステーキである。

 

 今日は醤油とマヨネーズで味を整えたキャロットサラダに、玉ねぎが丸々入ったオニオンスープ、それに白パンが添えられていた。

 

 ナイフとフォークの使い方にランコ以外は戸惑っていたが、食べ始めてみると、凄い勢いで食べ始めた。

 

「美味しい! 醤油ソースがワイバーンの味が付いた肉をより引き立ててくれているし、ふわふわのパンが食欲をそそる!」

 

「小麦はあんまり育てられないから凄く貴重で、米粉を混ぜたパンは作ることがあるけど、こんなに小麦の香りが広がる柔らかいパンは食べたことがない!」

 

「このぶどうのジュースも美味しい……お肉に合う」

 

 どうやら気に入ってくれたみたいで勢いよく食べてくれた。

 

 食後は広い風呂に案内すると、滅茶苦茶喜んでくれて、燃料の観点からお湯を沸かし続ける風呂は贅沢の極み扱いだったらしく、基本は洗浄の魔法……あとは川や井戸で水洗いが基本だったらしい。

 

 風呂の中はメアリー、アキ、シュネの女性陣に任せたが、のぼせそうになるまで風呂を堪能してくれた。

 

 その間にメイド達が彼女達が過ごす部屋の用意を進め、風呂から上がると、Tシャツに長ズボンを渡して着用してもらった。

 

 流石にずっと黒装束だと目立つからね。

 

 Tシャツとズボン、それにパンツに困惑しており、彼女達の文化だとふんどしが一般的だったらしいが、パンツのお尻にフィットする感覚は心地よいと好評。

 

 そのまま今日はベッドで寝てもらい、明日に備えてもらうのだった。

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