転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

176 / 223
ドラゴン討伐 上

 雨季が終わり、ジメッとした夏が始まった。

 

 今日は奥地まで行って魔物の間引きの日……ワイバーン以上のドラゴンとも戦う予定である。

 

 メンバーは俺、メアリー、アキ、シュネのいつもの4人にライラックとホムラにも付いてきてもらう。

 

 戦闘能力もそうだが、転生者で固めた。

 

『ドラゴンってそんなに数生息しているん?』

 

 ワイバーンは数がいることを知っているホムラだったが、俺にドラゴンは数居るのか聞いてきたが、ここ未開発地域の奥地には強力なドラゴンが無数に生息していることが伝承で分かっていたし、探知の魔法で、ある程度の目星は付いていた。

 

「一応ここ未開発地域のボスは黒竜と呼ばれる黒い竜らしいんだけど……」

 

 体長50メートル以上ある巨竜がボスであるらしいが、今日の目的はその竜を倒すことでは無く、その下に位置するドラゴンの討伐である。

 

 ただワイバーンよりは強いので気合を入れて挑む必要があるが……。

 

「どんなドラゴンがいるの?」

 

「わかっているのだと……」

 

 ライラックの質問に、わかっているドラゴンを挙げる。

 

 雑魚の方からボラ/クルシェドラというドラゴンで、幼体の時をボラ、成体に成長すると複数の頭を持つクルシェドラへと成長するらしい。

 

 ボラの時はワイバーンとほぼ変わらない戦闘能力らしい。

 

 クルシェドラは討伐事例が少ないのでどれくらい強いかは知らない。

 

 次に地竜の上位種で背中に亀の様な宝石が散りばめられた甲羅を持つ玄武竜……タートルドラゴンとも呼ばれているドラゴンで、高い防御力が特徴的なドラゴンである。

 

 アキが錬金術の素材にしたいと狙っているドラゴンである。

 

 あとは小型の飛竜としてアスプとヴィーヴルというのも生息しているらしい。

 

 どちらも人より少し大きいくらいのワイバーンの亜種であるが、アスプは猛毒を持ち、ヴィーヴルは宝石を体のパーツにしている飛竜で、こいつはゴールドランクの冒険者であれば倒せる程度の強さしかないものの、メスしか居ない性質から各種ドラゴンや飛竜の母体になることがあるらしい。

 

 未開発地域のドラゴンの数を減らしたい俺達としては優先的に倒す魔物である。

 

「ヤマト村の伝承には他に首が2つある巨竜だったり、小さな火山を背負っているドラゴンが居るみたいな事も書かれていたけど、どこまで信憑性があるかは不明! 未開発地域だからどんな魔物がいてもおかしくはないね!」

 

 俺がそう言うと、ライラックは武者震いをしている。

 

「じゃあ準備もできましたし……行きますか!」

 

 俺達がスピードをある程度落とせばライラックも飛行魔法でついてくることができる様になったし、ホムラはゴーレムなので、俺の異空間に収納することが出来る。

 

 アキだけ背負って、空を飛びながら未開発地域の奥地へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁ……周囲が強い魔力反応でいっぱいだ……」

 

「ワイバーンよりは弱いが……ホーンタイガーの亜種……いや、オーガの亜種並みに強い魔力反応が大量にあるな」

 

 シュネが火炎放射で周囲の魔物ごと消し炭にし、焼け跡に降り立つ。

 

 あまりに魔物が多すぎて、シュネに消し飛ばしてもらったが、アキのゴーレムを出して、燃え残っている魔石を回収してもらう。

 

 どれもバレーボールサイズの魔石がゴロゴロ転がっていて、作業用ゴーレムの性能を上げられそうである。

 

「これならポーンゴーレムくらいなら耐えれる容量をしているね!」

 

 アキもご満悦。

 

 ただゆっくり回収という訳にもいかず、ワラワラと魔物が集まり始めた。

 

「うーん、目の前に居る人くらいの大きさのワイバーンがアスプだね。目や額、翼の一部に宝石が散りばめている胸やお腹が膨らんでいるのが……ヴィーヴルかな?」

 

「メアリーの言う通りっぽいな……それにオーガも混じっているし、小ボス、中ボスの展覧会かな?」

 

 まぁワイバーンより弱いので、俺達の敵では無く、バッサバッサと倒されていく。

 

 メアリーは五指から水魔法で水を出し、高圧の水で飛竜達の首を討ち取り、アキは戦斧を振り回して首や顔面を割っていく。

 

 シュネは魔物達を氷漬けにして絶命させ、ライラックもミスリル鋼の片手剣や魔法を駆使して効率的に魔物を狩っていく。

 

 ホムラは手からビームを放って飛竜達の頭を消し飛ばし、俺は猛毒があるアスプが危ないので、空間魔法で頭に塩をぶち込んで絶命させていく。

 

 それが1時間連戦すると、近くの魔物を狩り尽くしたのか、魔物は襲ってこなくなった。

 

 周囲には倒した魔物の亡骸が大量に転がっていて、俺が全て回収していくのだが……。

 

「うわ……倒したヴィーヴル、絶命する時に皆卵産んでるし」

 

 しかも空間魔法で見る限り、中身がちゃんと入っていて有精卵っぽい。

 

「となると、ここら辺にヴィーヴルを孕ませた元凶がいるかもしれないねぇ」

 

「倒したアスプってことはないか?」

 

「どうだろう……でも全頭孕んでいるのは上位種が居るって思った方がいいんじゃないかな?」

 

 等とメアリーと話していると、強力な魔力反応がこちらに近づいているのに気がついた。

 

「アキ! 捕まれ! 皆上空に避難!」

 

 アキをお姫様抱っこして、他の皆も上空に避難すると、全長30メートル近くある緑色の巨大なドラゴンが地面を歩いてきた。

 

 ただそいつ……股からちんこが8本生えていたのである。

 

「うわ、キモイキモイ!」

 

「これが異世界版ヤマタノオロチってやつですか」

 

 アキが気持ち悪いを連呼しているが、メアリーが冷静にヤマタノオロチじゃない? 

 

 と、言うのだが、俺からしたらヤマタノチンコである。

 

 しかもその8本のチンコを飛行している俺達に向けてくる。

 

「え? 何か放出してくる感じ?」

 

「全員魔法障壁展開!」

 

 俺達が魔法障壁を展開すると真っ赤なビームを放出してきた。

 

 そこは白濁液じゃないんかい! 

 

 ツッコミを入れつつも、ビームを魔法障壁で受け止める。

 

 地底神のビームよりは弱いな。

 

 ホムラが反撃にビームを照射すると、股間に付いていた8本のチンコが根元から焼き切られて、緑色のドラゴンは泣きわめく。

 

 男の俺は金玉がヒュッとなったが、アキが落下しながら戦斧でドラゴンの首を叩き落とし、討伐完了。

 

 酷く下品なドラゴンだった……。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。