転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ミクの子供達

 夏が終わったと思ったら、また雨季が始まった。

 

 ヤマト村の面々……特に気象について記録をつけてくれていたランコの記録は大いに役立った。

 

 春過ぎに雨季が着て、夏もスコールっぽい大雨が定期的にあり、そして夏が終わればまた雨季が始まり、それが終わると長めの秋となり、乾燥期の冬が2ヶ月ほど続くみたいな感じになると記されていた。

 

「この2回目の雨季を利用して田んぼに再び水を引いて、水田にし、稲を再び成長させるのよ」

 

「なるほどな……」

 

 再生二期作に関しては俺にとって全く未知の農法なので、ランコ含め、旧ヤマト村の面々を頼らざる得ない。

 

 開拓するために移民してきた人達も米の収穫が上手くいってから、ヤマト村の面々の意見を素直に聞くようになり、二期目の米栽培も比較的上手くいっている。

 

 あとやっぱりただで与えている土地の広さだけでは、栽培面積が足りないからと、多くの領民達が何かしらを担保に土地を借りて、広い土地と作業用ゴーレムを使って大規模栽培を始めていた。

 

 お陰で10ヘクタール以上の広大な土地を耕す農家も現れていた。

 

 あと夏の間の変化というと、メアリーが赤鉄鉱の山を見つけた。

 

 魔物の領域の一部に植物が生えていない地区を見つけ、アキを連れて、成分分析をしたところ、赤鉄鉱の山であった。

 

 周辺地域に鉄による金属汚染で植物が生えていなかったが、露天掘り可能な大規模な鉄鉱山であり、まだ見つかってないだけで、他にも色々な資源があることを連想させられる。

 

 ただ開拓村では鉄の需要も限定的だし、製鉄する施設も個人工房より大きいのが無いので、当面は開発できそうになさそうである。

 

 残念。

 

 まぁ現状は作業用ゴーレムに鉄製品持たせるより、魔物の素材でエセ賢者の石作って、それでゴーレムが肉体変化させて鍬とか鎌とかに手を変化させた方が鉄製品と同等の性能があるからな……。

 

 

 

 

 

 

 秋の雨季の間、俺は政務をするか、晴れた日にメアリー、シュネ、アキの4人とライラック、ホムラ、スターの誰かを連れてワイバーン狩りに行くくらいで、比較的平穏な時間を過ごし、そうしていると、雨季も終わり、空気が乾燥し始めていた。

 

 領民達の田畑でも米や麦の収穫が行われ、収穫された小麦が製粉小屋に運ばれ、次々に小麦粉へと加工されていた。

 

 川から農業用水用に水を引いたが、その水流を活用し、各地に水車が建設されていた。

 

 またその水量を調節するためにランコに色々聞きながら貯水池を作ったり、各所に水門を設置したりと、水を動力として使う上での知恵を教わったが、そのお陰で、製粉作業は効率よく行われたのであった。

 

 ヤマト村の面々は製粉だけでなく、脱穀や精米作業もできるような多目的食用水車小屋だったり、魔石に頼らない送風施設を水車で稼働させようともしていたが……。

 

 そこら辺は魔石を使った魔導具を活用したほうが効率が良いと思うのだが……。

 

 魔導具職人の誘致と育成もしていかないといけないと思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「……でかくなったなぁ……」

 

 俺がデカくなったといったのは、リン、ヒナタ、ツムギ、ミオ、ユナのお腹の事である。

 

 アキがミクの時に効能が証明された成長促進剤だったり、5人にも魔力量を上げるため魔力回復のポーション、他子供に良いとされるポーションや薬をアキに勧められて色々飲んでいたからか、まだ5ヶ月も経過していないのに、受診しているクリスが

 

「臨月になってますね。ヒナタさん、ミオさん、ユナさんの3人は10日以内、リンさんとツムギさんの2人も1ヶ月以内に出産となるでしょう」

 

 と断言していた。

 

 子供がお腹の中で育ちまくっているらしい。

 

「えへへ、ナーリッツ様の赤ちゃんがお腹に!」

 

「この歳で子供を作ることができるとは……ナーリッツ様に村を見つけてもらってよかった……」

 

「赤ん坊の名前を決めておいてくださいよ!」

 

 彼女達も子供を孕んだ事で母性が凄い事になってる……。

 

 いや、前から肉付きとか凄かったけど、尻とか胸が更に大きくなって、お腹も膨らんでいるから、エロ漫画とかに出てくる人間離れしたエロ妊婦みたいになっているんだよなぁ……。

 

 股間に悪すぎる。

 

「あー、ナツ、彼女達にまたいやらしい目で見てるー」

 

「ナツ、今夜は僕らが搾り取るからね!」

 

「覚悟していて!」

 

 アキ、メアリー、シュネがそんな俺を見てそう言うけど、メアリー達も徐々に女性らしい身体へと変化が始まっているんだよなぁ……メアリーは相変わらず絶壁だけど。

 

 臨月のくノ一エロフ達もそうであるが、ミクの子供達もそろそろ1歳になる。

 

 その子達はミクが魔法で母乳を作る魔法を覚えたので、最初の頃は母乳と足りない分をアキ特製の粉ミルク……成長促進剤入りを飲ませていたのだが、今では離乳して、柔らかいパンやご飯、ハンバーグなんかをスプーンやフォークを使いながら普通に食べていた。

 

「あむあむあむ!」

 

「ワイバーン! おいちい!」

 

「肉! 肉!」

 

「ほくほく!」

 

 いや、普通に焼いたワイバーン肉のステーキを乳歯で食い千切って1キロを3合近くの米と一緒に平らげていたり、フランスパンみたいな硬いパンをガブガブと普通に食べていた。

 

 それに普通の1歳だと話す言葉もマンマとかハイハイとかの意味のある1語文を話すくらいなのであるが……

 

「パパ! 見て見てー浮いた〜」

 

 結構普通に話ができる。

 

 しかも魔法は自我がしっかりしてからじゃないと使えない……精神が安定しないと使えないのであるが、1歳で既に魔法が使えるくらい精神が成熟しているのである。

 

 しかも、魔力量が一般的だった母親のミクでは無く俺の方に似たのか……遊び感覚で簡単な魔法を使って、ジュース感覚で魔力回復ポーションを飲むからどんどん魔力量が成長していっている。

 

 まだ成長し始めなので、そんなに魔力量は多くないが、5分間浮遊できるくらいには魔力量があるのだ。

 

 ふよふよ浮きながらこちらに近づいてきた長女のアルペジオをキャッチすると、手足をバタつかせて楽しそうに笑っている。

 

「アルペジオ、今日も魔法の練習か? 偉いぞ〜」

 

「えへへ、パパ! 皆とボールで遊ぶの!」

 

「この後遊ぶのか? メイドのお姉さん達の言うことを聞いて遊ぶんだぞ〜」

 

「はーい!」

 

 床に降ろすと、テチテチと歩きながら妹達の居る部屋へと戻って行った。

 

「全員元気に成長していてよかった……それにミクに似て、皆美人になりそうだな」

 

「まだどうなるかわかりませんよ」

 

 俺の言葉を聞いていたミクはそう返答するが、嬉しそうであった。

 

 

 

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