転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「ふんん……あっ!」
オギャーオギャー
……はい、ヒナタ、ミオ、ユナ、リン、ツムギの出産ラッシュ。
肉付きの良い彼女達の子供だから大きな子供が生まれてくるのかなと思ってはいたし、空間魔法を駆使して見た限り、ミクの五つ子たちより大きそうだなとは思ったが……一番小さなリンの子でも5キロ、ヒナタの子供に至っては7キロを超える普通の赤ん坊の2倍近くある男の子が生まれてきた。
ヒナタ以外の子供は女の子であったが、女性が産まれやすい体質を覆して、ヒナタが男の子を産んでくれたし、ヤマト村の娘から産まれる男の子はひ弱になりやすいと言っていたが……見た限り大器の器がする。
メアリーやアキ、シュネの子供で男子が生まれ次第嫡男とすると決めているため、ヒナタの子が当主になることはほぼ無いのであるが、ラインハルトはマンシュタイン等の家臣達は男の子が生まれてきてくれて一安心といった感じである。
そんな産まれたばかりの子供達は母親になったくノ一エロフ達のおっぱいをグイグイ吸い、作る母乳より多くを求めてくるので、アキの粉ミルクを早速飲ませている。
ワイバーンの血液や成長促進を促す魔物や動物、穀物類から作り出した人工ミルクであり、赤ん坊達は美味しそうに哺乳瓶を吸い続けている。
「デカいな……特にヒナタの男の子は」
「よかったですぅ……男の子が生まれてきてくれて! これで次世代も安泰ですぅ……」
「まぁそうだが、申し訳ないけどケッセルリンク家を継がせるつもりはないぞ?」
「全然大丈夫ですぅ! それにラインハルトさんから一門として新しい家の当主になれると聞いているので、何も問題はありません!」
「それならいい……のか?」
「それより、この子も1人じゃ可哀想なので、兄弟姉妹を作りませんか〜? 私達何人でも産みますよ!」
普段オドオドしているヒナタであるが、母親になってからグイグイくるな。
最初は勢いで交わってしまったが、これ以上子作りはメアリー達が優先だ。
メアリー達と子作りする14歳(出産は15歳)まで待ってもらわないと……。
それにクリス曰く、母乳が出ている期間は妊娠することが無いらしく、人によっては1年近く、早くても半年は母乳が出ているらしいので、子育てに注力してもらおう。
するとしても避妊はしっかりやらないと……。
「名前は決めたのですか?」
「ああ幾つか考えてきたけど……ヒナタはヤマト村風と帝国風どちらが良い?」
「できればヤマト風がいいのですが……ヤマト村の人達にとって、この子は希望の男子ですし」
「ならばマサムネにしよう」
伊達政宗から取らせてもらったが、教科書にも載る偉人だし、信長、秀吉、家康は流石に当主に付ける名前だからな。
義経とかでも良かったが……義経は兄と不和で死んでるし、長生きもしているマサムネと言う名前は丁度良いだろう。
「マサムネ……いい名前ですね!」
「気に入ってくれた様で何より。他の子の名前も付けていかないと……」
俺はヒナタの部屋から退室して、他の子の名前を母親達に伝えていく。
カスミ、ユキ、ツユ、ハルナ……女の子達は日本の天候をそれっぽい名前に当てはめていった。
一応帝国の名前でもおかしくは無いように調整はした。
ラインハルトも名前に納得してくれている。
とりあえずその後は子供達の出産に関する報告を辺境伯様に行なったりするのだった。
「道作りは石化魔法を使えば良いってもんじゃねぇからなぁ……」
ある日のこと、乾燥期になったこともあり、土も乾燥してきて、道作りがしやすくなってきたので、整地した箇所を含めて、道作りをする事をラインハルトから頼まれた。
一緒にやるメンバーはスターとマリーである。
「この3人で何かやるっていうの珍しいな」
「そうね……何時もメアリーかアキ、シュネの誰かは居たし、マリーが魔力量と戦闘能力的にワイバーン狩りじゃなくて開拓の方に回されていたからね」
「スターは魔力がどんどん増えていって……羨ましいな……本当に」
「はいはい、じゃあ久しぶりに3人での仕事ということで、張り切っていくぞ」
「「おー!」」
最初にも言ったが、道作りで単に表面を石化魔法で固める……というのは軍事作戦で咄嗟に道を作る以外ではやってはいけない事になっている。
まずそういう道は耐久性が乏しい。
大軍が行軍したり、馬車の行き来で簡単に壊れてしまうらしい。
なので一枚岩の道では無く、数層になった道を作っていくのだとか。
ラインハルトの計画では道幅は16メートルになり、歩道、馬車やゴーレムが通る車道という感じに分ける。
まず基準となる場所を決めて2メートルほど魔法で掘り抜く。
掘った土に石化魔法をかけて大きめで強固な石、砂利を作り、1メートルほどはそれを埋める。
次にさっきより細かい砂利を敷き詰め、その上に石化材……魔法で作ったコンクリートっぽい物質を流し込む。
ここまでを俺達がやり、最後に石ブロックと追加のコンクリートで路面を仕上げるのは別の人達が魔法を使わないでやったほうが綺麗に仕上がるので、任せることにする。
というわけで、さっき言った工程を俺、スターとマリーの3人でガンガン進めていく。
俺が地面を掘って岩や砂利を入れていき、その後ろからマリーがコンクリートを魔法で作って流し入れ、火力が必要な乾燥作業はスターが仕上げていく。
時速1キロペースで仕上げていくが、魔力量が多い俺達だからこの速度でできるが、普通ならこの10分の1以下のペースである。
ちなみに現代日本の高速道路建設ペースが500メートル8時間(重機や事業者1組での作業限界)とされているので、いかに速いか分かる。
まぁ俺達がやっているのは基礎工事だけなので、最後の舗装工事に関しては10人1組で1日100メートル仕上げるのが限界らしいが……。
まぁ基礎工事が済んでおけば、あとは冬場で農作業が無くて休んでいる領民に金出して働いてもらえばええか……。
「なぁ……これ何日かかるんだ?」
「えっとラインハルトさんの計画書だと隣の村まで通す道にするんですよね? ……1ヶ月はかかるんじゃないですかね」
「これでメアリーやアキ、シュネとかと並行してやれているんだったら良かったけど、他の人達も別方面の道をつくっているからね……」
俺は領外にある隣の村まで繋ぐ道を作っているが、メアリー達は拡大し続ける開拓村ステラリアの大路を作っていた。
それと同時に魔法が使える家臣達もグループを組まされて小路の整備も行われていて、フル稼働していた。
まぁ一番フル稼働しているのは作業用ゴーレムから派生して産業用ゴーレムを作らされているフレン率いる錬金術師達であるが……。
「……1ヶ月近くこれ続けるのか……」
俺は地平線の先を見ながら呟くのであった。