転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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デーニッツさんと会食

 メアリー、アキ、シュネと1週間毎日子作りに励み、毎日白濁液に塗れながら夢のような時間を過ごしてから3週間後……。

 

「3人とも懐妊していますね」

 

「「「よし!」」」

 

 クリスが妊娠しているかどうかの診断をすると、ちゃんと3人共妊娠していることが発覚した。

 

 あとは成長促進剤を飲みながら赤ん坊が成長していくのを待てば良い。

 

「とりあえず冒険者として活動するのは、あと1ヶ月程度にしてください。仕事に関しても立ち作業は出産3ヶ月前には辞めるように」

 

「「「はーい」」」

 

 というわけで、外に出て冒険するのも期間が設けられたが、1週間休んだ為、仕事が山のようにある。

 

 それに俺は辺境伯家との交易もあるし、普通に忙しいので、4人パーティーで活動するのは当面中止である。

 

「ふぅ、良かった良かった……」

 

 嫁達が妊娠したと伝えられて、俺は安堵の表情を浮かべ、その事を辺境伯様に報告しに行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 ハーゲンシュタットの町で、辺境伯様に報告をし、開拓村に必要な物資の購入と交易品の売却をクム商会のゼファーさん立ち会いの元で行なったり、やるべきことをやった後、少し時間が余ったのでお抱え魔法使いの詰所を訪ねた。

 

「よぉ、ナーリッツ。今日は1人か?」

 

「デーニッツさん、お久しぶりです」

 

「ああ、前に古代の魔導書を俺等に研究丸投げして以来だな。何か用事があって来たのか?」

 

「いや、ちょっと時間が余ったので顔を出しに」

 

「なるほど……なら俺と付き合えるか? 美味い飯屋ができてな!」

 

「お供します」

 

 というわけで、デーニッツさんの奢りで食事に行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 デーニッツさんが教えてくれたお店はピザ屋らしく、その場の石窯で焼いたピザを提供してくれるように鳴っていた。

 

「どんなピザが美味しいんですか?」

 

「チッチョリを使ったピザが旨いんだよ」

 

 チッチョリ……豚肉を食肉に加工する際に脂身が多い部分は取り除かれるのであるが、それも勿体ないからとラードを絞って絞り粕状態にし、それを重ね合わせて塩とハーブで熟成させた保存食である。

 

 熟成されると巨大ベーコンの塊みたいになるので、それを包丁で薄く削り取ってパンに挟んで食べるのが一般的。

 

 元々絞り粕を使っているので、普通の豚肉の塩漬けよりも値段は安いので、庶民の肉としても親しまれている。

 

 大抵大きな塊で買うので、大人数が食べる料理屋や宿にて提供される。

 

 ピザ職人のおじさんがピザ生地にチーズをたっぷり乗せて、その上からスライスチッチョリをまぶしていく。

 

 そして更に塩コショウとオリーブオイルをかけて窯で焼いていき、焼き上がったピザにレモンの皮を削ってまぶせばチッチョリピザの完成である。

 

「きたきた」

 

「おお、いい匂いですね」

 

「これがまた旨いんだよ……神に感謝を」

 

「神に感謝を」

 

 半分に切って、それをクレープの様に巻いていただく。

 

 食べてみるとジャーキーの様に塩気の効いたチッチョリがチーズのまろやかさとオリーブオイルの風味、そしてレモンの皮の酸味が加わり食欲を掻き立てる。

 

 ピザ生地も若干薄めに作られているからか、チーズナンに近い味わいがする。

 

 デーニッツさんと半分にして食べたがあっという間に平らげてしまう。

 

 これで銅貨4枚(日本円で400円程度)なのでとてもリーズナブルである。

 

「この味だと大銅貨取っても許されますよ!」

 

「だろ! この味がこの値段で食えるから気に入ってるんだ……あと酒だな! ワインをいただこう」

 

 ピザにワイン……鉄板の組み合わせであるが、ピザの余韻を楽しみたいのと、アルコールよりはジュースを飲みたい気分なのでレモネードをいただく。

 

「デーニッツさんには言っておきますわ、メアリー、アキ、シュネの3人が懐妊しました」

 

「おお、マジか……おめでとう……いや、だいぶ遅かったな」

 

「いや、若年出産は怖いのでね。治癒魔法使いが多くいたとしても」

 

「まぁそれでも10代前半の妊娠って考えれば早いほうか? 目出度いねぇ。その子らがナーリッツの魔法の才能を引き継いでくれていれば満点だけど」

 

「魔法の才能の親からの遺伝ってどれくらいなんですか?」

 

「うーん7……いや、8割ってとこかねー。ナーリッツだけじゃなくアキーニャ、シュネー、メアリーも魔法の才能がずば抜けているからある程度は引き継ぐだろうが」

 

 未だに伸び続けている俺達の魔力量であるが、デーニッツさん曰く、魔法の才能は両親からの才覚の遺伝も大きいらしい。

 

 俺は神の間で魔力は精神に依存するって知っているため、精神力が強固……すなわち早熟な子の方が魔力総量が上がりやすいと知っていた。

 

 まぁ両親が早熟ならそれだけ子供も早熟になるわなってことだろう。

 

 あとは魔力総量が多いエルフや魔族の血がどれだけ混ざっているかも影響するかも? 

 

 まぁうちの場合成長促進剤で精神と肉体の成長を促しているけれど……。

 

 ワイバーンの血をドバドバ使うし、精神性が魔力量に関連することを知らなかったらできない方法だよな……。

 

「領地開発の方はどうだ? 上手くいっているのか?」

 

「もう数年すれば自給自足もできるようになるかと。塩湖や岩塩が採掘できる場所も見つかったので、塩不足になるのも防げそうですし、魔物の間引きを続けているので、魔物の素材は潤沢にありますし……それでアキの廉価版ゴーレムを量産して生産力の足しにしてますよ」

 

「そうか、俺が引退したらナーリッツがお抱え魔法使い筆頭になるから、辺境伯家を守ってくれよ」

 

「勿論です。辺境伯様が俺達ケッセルリンク男爵家の爵位を保証してくれる人ですし、寄子として寄親をささえるのは貴族としての常識ですから」

 

「それがわかっているなら良い。俺もお前と敵対したくは無いからな……そうそう、ドラゴン倒したって話は本当か?」

 

「ええ、クルシェドラと赤竜を少々……と言っても忙しくて全然倒せてませんけどね」

 

「いや……それでも地上の支配者と呼ばれるドラゴンを倒すか……ナーリッツ達はどこまで強くなるんだろうな?」

 

「目指せ黒竜ですかね」

 

「まぁ現状でもドラゴンには奇襲かけないと倒しきれないんで、もっと強くなる必要はありますが」

 

「……そのうち帝国最強を名乗っても良いかもな」

 

「確かにそうですね!」

 

 俺とデーニッツさんは追加でピザとドリンクを注文するのだった。

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