転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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魔石拾い

「ナーリッツ様、嫡男誕生おめでとうございます」

 

「ああ、ラインハルトか。男子をちゃんと産んだシュネを正妻に、アキとメアリーを側室の中でも1段上、その次に俺の子供を産んでくれた側室達……というので良いな」

 

「勿論、お子さんがちゃんと産まれてくれるのであれば問題ありません。シュネー様を正妻にするのも大丈夫です」

 

 ラインハルトにもシュネ達を嫁の中でも1段立場を上にする了承は得られた。

 

 今までは正妻予定であったが、どうしても子供を産んだミクやエロフのくノ一達……特に男子を産んでいたヒナタの男子マサムネが優先されていたが、これで問題も一旦落ち着くだろう。

 

「シュネが吹き飛ばした地域も開拓地にするのか? ラインハルト?」

 

「いえ、流石に再びスタンピードが起こってもあれなので、吹き飛ばした地域はナーリッツ様に整地だけしてもらい、ケッセルリンク男爵軍の駐屯地を設営し、前線基地としようと思います。そうなれば再びスタンピードでも対応ができるので」

 

「なるほど……となると西への開拓は中断か……そうなれば北西か?」

 

「はい、旧ヤマト村があった場所から北に開拓を進めてもらい、南部地域では高価なサトウキビ農園を作りましょう。サトウキビ栽培が大々的にできれば大量消費地のクルップ公爵領でも高値で売れますし、財政的にも収支をトントンにすることもできるかと」

 

「サトウキビ栽培の為に北へか……」

 

 赤道より南に位置している為、北に進めば暖かくなるというのは分かるが、日本の感覚だと北に進めば寒くなるので、少々変な感覚である。

 

「つきましてはナーリッツ様に行なってもらいたい開拓計画がこちらに……」

 

「俺をまだ酷使する気か? ラインハルト? 子供が産まれたばかりだぞ」

 

「ええ、お子様達の将来の為に今頑張るのです!」

 

「言うじゃねぇか……」

 

 それを言われたら頑張らなければならない。

 

 まぁ俺も酷使されてはいるが、冒険者予備校で同じクラスの連中は軒並み酷使されてるからな……文官不足でマンシュタインもホワイトと過ごせる時間が短いって嘆いていたし、他の男連中も魔法が使えるから開拓や開発に書類仕事と冒険者っていう活動ができなくなっていたし……。

 

(家臣達に慰労会でも今度開いてやるか……いや、それよりも普通に休みを与えた方がありがたがられるか?)

 

 そんな事を考えながら仕事に励むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「拙者達も駆り出してやることが魔石拾いでござるか」

 

「ブランクあるし適度な運動としては丁度良いよね」

 

「はーはっはっは! うん! 大きな魔石だ!」

 

 シュネの放った火球による攻撃によって森は1週間燃え続け、鎮火したのを見計らって冒険者達と共に焼け跡から魔物の魔石を拾ったり、焼け残ったワイバーンやドラゴンの鱗や宝石を回収する事をしていた。

 

 その中にはちゃんと側室となったエロフのくノ一5人組ことリン、ツムギ、ヒナタ、ミオ、ユナの姿もそこにあった。

 

 ユナは錬金術に使う魔石の回収をしていますと、錬金術の作業から逃げてきた感じであるが……。

 

 あとランコも一緒に来ていたので、俺含めて7人で魔石拾いをしていた。

 

「冒険者の皆さん必死に魔石を回収していますね……あとワイバーンとかドラゴンの亡骸に群がっていて……」

 

「ヒナタ、冒険者達にとって今日程のボーナスは無いんだよ」

 

 不思議そうに冒険者を見ていたヒナタに説明する。

 

 スタンピードの魔物は小物でもブラッディベアークラスであり、他の地域ではボスクラスの魔物もゴロゴロ居る。

 

 そんな魔物の魔石は値段もそれ相応に高く、1個で銀貨数枚になるようなのも転がっている状態だ。

 

 それを魔物が全く居なくなった場所で拾い放題となれば、宝の山が目の前にあるような物である。

 

 うちとしてもスタンピードで冒険者達を無理に招集した手前、褒美が必要だったので、こうして焼け跡を解放し、期間を設けて、落ちている魔石や魔物の亡骸は自由に回収して良いと告げたのである。

 

 更にワイバーンやドラゴンの亡骸の鱗や骨は、売れば一財産になるため冒険者達はパーティー単位で集まって回収作業をしていた。

 

 これを機に、うちの領地は冒険者にとって旨味が大きいと噂になって移住者が増えれば万々歳……というわけである。

 

「じゃあなんで私達は魔石を拾っているわけ?」

 

「いや、俺達の場合は完全な息抜きだよ。子供達の育児に疲れているだろうし、体動かして気分転換になればってね」

 

「それだったら殿にまた種付けしてもらいたいでござるよ!」

 

「そうそう、私達1人じゃ足りないよ! もっと子供が欲しい!」

 

「はいはい、がっつかない!」

 

 ランコが盛り上がるエロフ達を宥めて、落ち着かせる。

 

「でも拳よりも大きな魔石がゴロゴロ転がっているのは壮観……これえっと……銀貨とか金貨になるんだっけ?」

 

 ツムギがそう聞いてきた。

 

 旧ヤマト村は貨幣経済ではなく、物々交換が基本だったから、貨幣のやりとりがまだ慣れていない人物もちらほら居たが、詐欺行為にあったというのは聞いていない。

 

 基本的にヤマト村の住民は戦える人がほとんどであるのと、凄い美人さんが多いので、騙したのが発覚して物理的に報復された場合普通に大怪我をするのは確実だし、美人なので騙すよりも手助けして仲良くしたほうが得と思われていた。

 

 あとヤマト村の面々でも相互援助会みたいなのを立ち上げて手助けしていたので、多少金の扱いに不自由でも問題になっていなかったのである。

 

「ツムギにはまだ文官の仕事をさせるわけにはいかねぇな」

 

「むう! 私だって勉強しているから、ランコみたいにそのうちできるようになる!」

 

「だってよランコ」

 

「ちゃんと算術を覚えてから出直してこいツムギ」

 

 厳しいようだが、うちの側室のエロフ達に勉強を教えているのはランコであり、ツムギがクール系なのにお馬鹿という面白い属性をしていた。

 

 お陰でランコは頭を抱えていたが……。

 

 その代わり戦闘能力は高かったが。

 

「確かに息抜きにはなりますね! 重機作れって圧力も無いですし……」

 

 ユナは最近はもっぱら農業用重機の開発に毎日駆り出されていて、疲れ切っていた。

 

 なので今日の魔石拾いが息抜きになって楽しんでいるらしい。

 

「でも凄い魔力量……こんな広範囲を焼き尽くすなんて……」

 

「シュネの火力はうちで一番だからな。まぁこれでも強いドラゴンは耐えると思うけど」

 

「ええ!? この威力の魔法でも倒せないの?」

 

「上位のドラゴンは耐えるな。まぁ今回のスタンピードの中には居なかったけど、直撃して原型が残っているのがその証拠だ。酸欠で死んだドラゴンは居たが、鱗は焼けてないってことは外傷的には耐えられているってことだし」

 

「へぇ……ドラゴンって恐ろしいね」

 

 そんな事を喋りながら息抜きを楽しむのだった。

 

 

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