転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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15歳になって

「ふぅふぅふぅ……んん!」

 

 ズルリ

 

 3人から遅れること約1ヶ月後、ライラックも無事に出産し、女の子が産まれた。

 

 俺の種は女の子になりやすいのか、ライラックの出産で子供が14人になったが、うち男子が2人。

 

 ラインハルトからも女の子に偏っていますねと言われてしまったが、健康なら別にいいだろって突っついておいた。

 

 ライラックの女の子にはブーケと言う名前を付け、すくすくと成長することを祈る。

 

 

 

 

「んー、やっぱり母乳の出が悪い」

 

「しゃーないペチャパイだし」

 

 ドコ

 

「グフ……」

 

 メアリーが母乳の出が悪いと言っていたので、貧乳いじりをしたら、ラリアットされてしまった。

 

 ダメージは無いけどリアクションはしておく。

 

「胸が大きくならないかわりに足がムチムチしてきて……」

 

「いいじゃん、俺は好きだよメアリーの足」

 

「……足フェチってこと?」

 

「いや、そうじゃなくて……」

 

 メアリーとそんな小ボケをしながらも娘のアスナをあやして遊ぶ。

 

 仕事終わりの夜しか顔を見せることができないので、もう少し子供達との時間を増やしたいのだが……。

 

 アスナの手を触ったりしていると、物陰から気配を感じ、振り向くとマサムネがジッとこっちを見ていた。

 

「マサムネどうした?」

 

「んん……パパと遊びたい」

 

「おおそうか! じゃあ魔法をみてやろうか」

 

「本当!」

 

 マサムネは2歳になりミクの五つ子達と同じ様に簡単な魔法は使えるようになっていた。

 

 マサムネ達も魔力量を上げるトレーニングをしており、アキが子供でも飲みやすいように魔力回復ポーションの味を変え、乳酸菌飲料のような味に変わっていた。

 

 まぁ500ミリリットルを1本飲むと胃もたれするのは変わらないが、子供達の場合は慣れてしまったのか、回数を分けて1リットル飲んでいたが……。

 

「パパ見て! 僕も浮けるようになったよ!」

 

「おお! 将来はホムラお姉さんの様に素早く空を飛べる様になるかもね!」

 

「うん! マサムネも空を早く飛びたい! あとパパみたいにドラゴン倒したい!」

 

「はは! ドラゴン倒せるようになりたいか……マサムネの将来も楽しみだ」

 

「うん!」

 

 ちなみにマサムネの髪色は焦げ茶色。

 

 俺の髪色が強かったっぽい。

 

 ヒナタの髪色がピンクだったし……。

 

「んー、一応教えてみるか」

 

「なに? パパ?」

 

「マサムネ、この袋の中身を当てることができるか?」

 

「袋?」

 

 俺は異空間から小さなポーチを取り出した。

 

 これは普通の革製のポーチであるが、空間魔法の才能があれば透視もしくは空間把握によって中身を当てることができるのである。

 

「触っちゃダメだ。物を透かして見るようにして中身を当てるんだ」

 

「……じゃがいもが3個?」

 

「……マジか……才能ありか!」

 

 俺はポーチをひっくり返すとじゃがいも3個が床に落ちる。

 

「マサムネ、このポーチには普通3個のじゃがいもが入るんだが、魔法の力を使えば4個、5個と入れることができる。中身を広げる感覚を魔法で覚えていくんだ」

 

「う、うん! やってみる!」

 

 マサムネはポーチを手に取ると、床に転がったじゃがいもをまず3個ポーチの中に入れて、魔力を込める。

 

 するとポーチが魔力によって輝き出し、その状態で追加でじゃがいもが5個入れることができた。

 

「ふぅ……」

 

 力を抜くとポーチの内容量の拡張が切れて伸縮し、入れたはずのじゃがいもが床に落ちる。

 

「パパ? マサムネできた?」

 

「凄いぞマサムネ! お前にはお父さんと同じ空間魔法が使える才能がある!」

 

 これによって転生チートも才能系であれば子供にも遺伝することが判明した。

 

 恐らくこの世界の魔法の一部についても転生者がチートとして持ち込んだ物もあるのだろう。

 

(まぁ、まだ偶然の線もある。子供達に空間魔法が他にも使える子が居ないか確認をしないと)

 

 俺はマサムネと遊んだ後に他の子供達にも空間魔法が使える子が居ないか確認すると、ミクの五つ子が空間魔法の適性を持っていることが判明した。

 

「これで偶然ではなく親からの遺伝があることは確定か。まぁ空間魔法が使える人は極少数だけど居るからな。それに空間魔法が使えればどんな家に行ったとしても重宝されるから、ミクの五つ子達は嫁の貰い手に困ることは無いだろう」

 

 俺並みに馬鹿広い異空間を作れたり、俺の必殺技の亜空切断を覚えられたらケッセルリンク家も安泰なんだけど……どうなることやら。

 

 嫡男になったアポーロンことロンにも空間魔法の才能が引き継がれていてくれると最高なんだけども……。

 

 

 

 

 

 

 

 なんだかんだで俺達も15歳になり、少年らしさが徐々に取れてきたかな? 

 

 まぁ大人達からみればまだ幼いけれども……。

 

「神の間の時間も合わせると、俺は死んだ時の年齢に追いついたことになるのか……」

 

 まぁ意識が覚醒したのが6歳からなので、6年間はノーカンかもしれないが……。

 

「15歳で子供14人……あと1人でラグビーチームを1つ作れる人数だからな……」

 

 よー孕ませたわ……本当。

 

 地球だったら絶対許されてないし、経済的にも養えないからな……。

 

 そんな事を考えながら、俺はヤマト村から北に開拓地を広げていた。

 

 スタンピードの反省から、当面の間は中心部に開拓地を広げるのは止めて、外周に沿って北から回り込む形で海を目指すことに決まった。

 

 しかも北に進めば熱帯の気候に変わるのでサトウキビ栽培に適している。

 

 サトウキビだけでなくゴムやコーヒー、カカオなんかなの熱い場所で栽培できる物はだいたい栽培できるし、開発の途中でバナナっぽい木も見つけて、絶賛品種改良中である。

 

 バナナは食料としても優秀だし、葉っぱは皿代わりになったり、繊維を抽出して紙に加工することもできる。

 

 あとは動物の餌としても使える。

 

「バナナも売り先を考えねーとな……あとそろそろ1つの町として行政を管理するのは無理が出てきたから領主の城下町を作って中心都市と衛星都市、それを支える農村という形にしていかないとか……」

 

 15歳になってもやることが山のようにある俺だった。

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