転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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奥様方と顔合わせ

「ほぉ……ナツの奥方も同等の魔力量を保有しておるとは……クックック……これだからナツと居ると飽きんのじゃ」

 

「へぇ……面白いじゃないか」

 

 部屋には俺の奥さん方が集まってきた。

 

 いつもの3人のメアリー、シュネ、アキ……それに側室入りしているスター、マリー、フレンの冒険者予備校から付き合いのある面々、ライラックに元メイドのミクとクリス、ヤマト村のリン、ツムギ、ヒナタ、ミオ、ユナの5名とランコ……合計15人……うん、多いわな。

 

「ナツこちらの方々は? とんでもない強者なのは分かるけど」

 

「ああ、紹介するよ帝都でお世話になったエルフのリリスと竜人のジェルだ」

 

 するとジェルはシュネに近づき

 

「変色の竜人とは珍しいね。白って事は水への適性が強いのかな?」

 

「わかるんですか?」

 

「うん、僕も竜人だから、自分の種族適性については詳しいよ……それに適性が高いだけじゃなく、この魔力量……くぅぅ! 戦ってみたい!」

 

「ジェルさんでしたっけ? 主人とはどの様な関係で?」

 

「ん! あぁ! 僕もリリスもナツに惚れたから、嫁ごうと思ってね。強者が女性を侍らせるのは自然の摂理だ。まぁやたらめったら種をばらまくのは論外だけどね」

 

「流石に正妻としていきなり嫁ぎたいと言ってはいそうですか……とは言えないよ」

 

 シュネが珍しく、自分の意見を強く表に出している。

 

 メアリーが俺に近づき

 

「ナツ、肉体関係は既にあるの?」

 

「あるわけないだろ。薬でも盛られなければ猿じゃないんだから交わらねぇよ」

 

「あれだけ性豪だからちょっと疑っちゃった……読心術でもリリスとジェルだっけ? 2人は本気でナツに惚れているっぽいね。あと強い種で子供を産みたいっていうのが根本にあるっぽい」

 

「やっぱりか……どうしたものかね」

 

「ナツはどうしたいの?」

 

「2人の人なりもそれなりに知っているから受け入れても良いかもとは思っているけど、3人が納得するんだったらっていうのが前提にあるね。ラインハルトなんかはじゃんじゃん子供作れる母体が増えるんだから受け入れろって言うかもしれないけど」

 

「ラインハルトなら言いそう……主人としてナツを敬っているけど、領地経営のためには主人だろうと酷使するような人だし……なんなら僕達もナツが居ない間酷使されたし……」

 

「あいつには今度しっかり話し合わないとな……」

 

 俺とメアリーはコソコソ喋っているが、他の嫁達はリリスから帝都でナツ達がどうしていたのか聞いていた。

 

「帝都で大人数の暗殺に公爵の討伐、そして新皇帝の選出ねぇ……」

 

「数ヶ月で色々起こり過ぎじゃない?」

 

「皇帝って偉い人なのですか?」

 

 反応は色々だが、リリスは丁寧に説明していく。

 

 というかリリスは大勢の宮廷魔導師見習いを抱えていたから教育もそれなりに上手なはず……ケッセルリンク家の魔法使い育成の教官でもやってもらおうかな? 

 

 デーニッツさんより手腕も上そうだし……。

 

 ジェルは……ドラゴンと戦わせるか? 

 

 やや戦闘狂なんだよな……。

 

 強者との戦いを好むってタイプの戦闘狂だけど。

 

『料理持ってきたでー』

 

「あ、ホムラ」

 

 ホムラが部屋に入ってきて、リリスとジェルの目の色が変わる。

 

「ほぉぉ!? ゴーレムか! 傀儡というわけでないな! 自律しているゴーレム! しかも人型で感情まであるとは! これをナツの領地では作れるのか?」

 

「へぇ……君強いね。僕と同等の実力がありそうだ。魔力量は僕の方が少ないけど……」

 

 リリスは興奮気味にホムラの事を触り出して腕をぷにぷに触っている。

 

 ジェルはさっきから強い強くないで判断しすぎじゃないか? 

 

「ちょ! ちょ! お客さん! 料理が溢れるから!」

 

「あ、悪いのぉ……年甲斐もなく興奮してしまったわ!」

 

 料理をテーブルに置き、改めてホムラを自己紹介させる。

 

「完成されたゴーレムのホムラだ。ジェルの予想通り俺の次にドラゴンの討伐実績がある」

 

「へぇ……」

 

 ジェルが野獣の様な眼光をしているが気にせずに続け

 

「うちの領地が発展しているのはアキや錬金術師達が作り出すゴーレムによるところが大きい。ここのメンバーだとアキの他にフレン、ユナ、ランコも錬金術を扱うことができる」

 

「ほぉ……しかし素材にはドラゴンを使うのか? ホムラの身体にはドラゴンの素材が使われているとわかるが」

 

「いや、それ以下の素材でもできる。あと人格があるゴーレムでもホムラと同等の性能の奴は存在しない。廉価版だったらあるけどな」

 

「ふむ……錬金術は偽物が多いが、本物の錬金術師を育成する仕組みが整っておるのかのぉ……廉価版でどれぐらいの実力があるのじゃ?」

 

「集団ならワイバーンを殺せるクラスが数千体いるな」

 

「ナツ、お主は何と戦う気じゃ?」

 

「いや、それぐらい居ないとここで開発は出来ないくらい凶暴な魔物が多く居るからな」

 

「まぁ確かに未開拓領域はとんでもなく強い魔物が出るとは聞いておったが……」

 

「とりあえず座ってくれ、軽く食事にしよう」

 

「ではお言葉に甘えて……」

 

 ホムラが運んできた料理はケッセルリンク領では名物になり始めているうな重である。

 

 旧ヤマト村近くの巨大な湖……ビワ湖って名前が付けられたが、そこに住む川ウナギ……海が近くに無いので、川で産まれて育つ日本のうなぎとは別種のウナギを使って、醤油ベースのタレに浸けて蒲焼きにし、それを米を敷き詰めた重の中に入れて食べる。

 

 米の供給量が爆発的に増えて、米料理がケッセルリンク領では色々広まっていっていた。

 

 中にはカルフォニアロールみたいな料理もできたりしていたが、海鮮系以外の丼物はだいたいあると思った方がよい。

 

 リリスとジェルはウナギと聞いて、泥臭いイメージが強いのか、最初は怪訝そうな顔をしていたが、蓋を外すと、強烈な美味しそうな匂いが立ち込めて、恐る恐る食べ始めると、フォークとスプーンが止まらなくなっていた。

 

「美味しいでしょ?」

 

「うむ! これは絶品じゃな! こんな美味い料理は中々ないぞ!」

 

「美味しい! おかわりっていい?」

 

「ああ、ホムラ追加頼むわ」

 

「了解や!」

 

 それに味噌汁も美味しそうに飲んでいき、食事をしていくのであった。

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