転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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リリスとジェルのドラゴン狩り

 ワイバーン狩りで調整をした後に、リリスとジェルの2人はいよいよドラゴン狩りに向かう。

 

 もちろん俺も一緒である。

 

「楽しみだね! ドラゴン!」

 

「俺は見慣れた存在なんだがな……」

 

 ジェルはワクワクが止まらないらしい。

 

「アースドラゴンとかは儂も倒した経験はあるのじゃが、赤龍とかは流石にないからのぉ……援護頼むぞ」

 

「ああ、ドラゴンは生半可な魔法は効かないからな。まぁリリスなら分かっているとは思うが」

 

 そう言いながら飛行してドラゴンの生息域まで向かい、約1時間くらい飛行する。

 

 ホムラが中心になって狩っていたお陰で、徐々に生息域は狭まっているが、まだまだ個体数は多い。

 

 ここらでゴリッと削っておきたい。

 

「見えてきた」

 

 早速赤いドラゴンが見えたのでジェルが攻撃を仕掛ける。

 

 身体強化の魔法に身体の一部をドラゴンに変化させるアキの獣化と同じ仕組みの魔法で腕をドラゴンと同じにすると、鉤爪で体を抉ろうとする。

 

 ガリ

 

「うそ! ……いや、流石ドラゴンだねぇ」

 

 ジェルの攻撃はドラゴンの鱗を数枚剥いだだけで、致命的なダメージは与えられてない。

 

「ジェル、スイッチじゃ!」

 

 すると鱗が剥がれた部分にリリスが雷撃の槍で攻撃を加える。

 

 槍はドラゴンに突き刺さり、ドラゴンの全身が電撃で発光するが、まだ息絶えてない。

 

「鱗を外した箇所なら魔法は通るが、耐えるか……厄介じゃな」

 

「リリス、僕が今度は心臓に近い位置の鱗を剥がすよ」

 

「……そうじゃな……やってみるか」

 

 長年宮廷魔法師の筆頭と次席を守り抜いてきた二人は連携しながらドラゴンに確実にダメージを与えていく。

 

「初見でドラゴンにダメージを与える攻撃をするとは……流石宮廷魔法師って感じか」

 

 俺は眺めていたが、ドラゴンは同胞が攻撃を受けているのを察してか、別の個体が近づいてきていた。

 

「リリスとジェルも余裕は無さそうだし、こっちは俺は片付けるか」

 

 異空間からドラゴンの素材とミスリル銀を使ってアキが作ってくれた大剣を取り出し、魔力を込める。

 

 赤黒く光だし、異空間魔法による短距離ワープ……転移魔法でドラゴンとの間合いを一瞬で詰めると、ドラゴンの首にそっと大剣を当てる。

 

「亜空切断」

 

 ザシュ

 

 空間ごと切断されたことによりドラゴンの首が宙を舞う。

 

「ホイホイっと回収回収」

 

 魔力量が増えたことで亜空切断の効果範囲も広がり、ドラゴンも前よりは倒しやすくなっていた。

 

 あとはやっぱり短距離ワープ。

 

 異空間魔法で物体の転送ができていたから、できるとは思っていたけど、ようやく形になった。

 

 範囲は転送と同じく視認できる距離に限られるが、数キロを一瞬でワープできるのは結構使い道が多い。

 

 ただ他の人を連れてワープできないのが欠点かな。

 

 ドラゴンの胴体も回収していき、リリスとジェルの方を見ると、こちらも勝負が着いたのか、ドラゴンが白目を剥いて動かなくなり、2人はハイタッチをしながら喜んでいた。

 

「魔力量が足りなくてもやり方次第で倒せるんだな」

 

 そんな事を思いながら2人に近づきおめでとうと口にする。

 

「どうじゃ! 儂とジェルでならドラゴンも倒せるのじゃぞ」

 

「いやぁ、でもドラゴン硬かったね。僕奥義使っちゃったよ」

 

 奥義というのは部分変化の事だろう。

 

 聞いてみると、やっぱりそうで、魔力量が膨大であること、竜人か獣人のどちらかが条件で、魔力を込めた分だけ強力な変化ができるらしい。

 

「シュネとかもできるのかな?」

 

「ああ、ナツの奥さんの? 教えればできると思うよ。あれ? 獣人のアキって奥さんは良いの?」

 

「アキは全身の獣化ができるから」

 

「へぇ……僕が教えればもっと伸びると思うよ」

 

「じゃあ儂はエルフの血が流れておるメアリーや他の子達を教えようかのぉ」

 

「助かる。魔法について基礎はデーニッツさんに教わったんだけど」

 

「ああ、フォーグライン辺境伯のお抱え魔法使いのデーニッツか。あやつが基礎を固めたなら応用からで十分じゃな。子供達も魔力量が多かったし、しっかり教えるからな」

 

「助かる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後も数体のドラゴンを討伐してから、城に帰ると、2人は直ぐに反省会と体を綺麗にしてくると言って風呂に向かい、俺はドラゴンとの戦闘や帝都でほぼ禁欲生活をした反動で、手が空いていたシュネと軽く交わった。

 

「落ち着きました?」

 

「ああ、気持ちよかった……ありがとうシュネ」

 

「どういたしまして。どうでしたか? リリスさんとジェルさんのドラゴン討伐は」

 

「流石というか……ドラゴンに魔力総量が劣っていても、的確に弱点を作り出して、緻密な攻撃で倒していたよ。これを戦争でもやっていたと考えると、俺でも奇襲されたら危ないかも」

 

「それほど……」

 

「それとジェルがシュネなら部分龍化……アキの獣化みたいなのができるんじゃないかって。シュネの魔力量で強化した龍化ならドラゴンにも近接戦闘で致命傷与えられるかも」

 

「それは良いことを聞きました。練習してみますね!」

 

 この後シュネとアキはジェルに、他の人達はリリスに魔法を教えてもらうのであった。

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