転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ケッセルリンク領の漁村開発 3 妊婦で戦おうとするジェル

 家を建てて、食料調達ができるようになった僕達ホムンクルスは、昼間は漁をして、夜は森を切り開いて畑にしていく作業を続けた。

 

 魚だけでも生きていけるけど、やっぱり人間みたいに色々な物を食べたい。

 

 僕達を作ってくれたアキ様も幼い頃はナーリッツ様達と共に創意工夫して色々な作物を作って食事をしていたと知識として入っている。

 

 ならば僕らも色々食べられる物を作りたいと思うのは自然な流れである。

 

「代官様、これが我々が求める物のリストです!」

 

 人間の代官が僕達の漁村にもいるんだけど、その人を通じてケッセルリンク領の中心に連絡する魔導具を用いて通信し、要望を伝えてもらう。

 

 そしたら僕達は捕まえた水竜や魚を氷締めして木製の樽や箱に詰めて、浮遊の魔法を使ってそれらを町まで運んでいく。

 

 町に到着したら魚を事前に伝えていた物資と交換してもらい、それをまたホムンクルス複数体で漁村まで運んでいく。

 

 僕らの生活はそれの繰り返し。

 

 結局は人間の生活を豊かにするために産み出された生き物だけど、それでも僕らは幸福です。

 

 町から漁村の家に帰ると、相方がお腹を更に大きくして僕の帰りを待っていてくれていた。

 

「ただいま、元気だったかい?」

 

「ええ、もちろん! そう言えば他のホムンクルスの皆も女性タイプは皆お腹を大きくさせていたわ。もう少ししたらホムンクルスの子供も多くなるでしょうね」

 

「そしたらその子供達を食べて行かせるように頑張らないとね!」

 

 この後ホムンクルスの漁村ではベビーブームが起こり、白い体のホムンクルスの子供達が大量に生まれることになる。

 

 そして水竜の個体数が減ってきたからと、魔法を使って人工養殖方法が確立し、水竜の完全養殖ができるようになっていくのだが、それはもう少し先のお話……。

 

 

 

 

 

 

 〜ナツサイド〜

 

「ホムンクルスを大勢送ったお陰で漁村も安定したし、魚の供給も安定したか」

 

「ええ、元ヤマト村の住民達は海の魚が大好物になっていますし、海魚を使った料理の開発も次々に行われています」

 

 俺の側室の1人である元くノ一だったミオがそう言う。

 

「水竜のお寿司……あれは美味しかったよね。サーモンとブリを合わせた様なプリプリの身に程よく脂が乗っていて、わさび醤油を付ける刺身はこれまた絶品よね」

 

 メアリーも大絶賛。

 

 氷締めと捉えて直ぐに内蔵は錬金術の素材として別々に分けているため、身に寄生虫が入るのを防いでおり、今のところ刺身で食っても食中毒や寄生虫被害を受けたという人物は出てきていなかった。

 

 まぁ生食に関しては、旧ヤマト村の面々以外には馴染みが無かったらしいので、作れる料理人が限られているから、それが被害を皆無にしている原因だろうと思われる。

 

 俺としては刺身は前世からの大好物なのでなるべくご飯と一緒に食べたいし、子供達もお寿司は大人気なので、食中毒になって嫌いにならないように、職人の育成をしていきたい所存であるが……。

 

「ねぇ……リリスと交わったってほんと〜」

 

「ジェル……今日はグイグイ来るな」

 

「僕も交わりたいんだけどなぁ……ナツとの子供欲しいんだけどなぁ……」

 

 リリスと交わったというのを嗅ぎつけてからジェルのアプローチが激しくなり、結局流されるままジェルにも手を出してしまった。

 

「やっぱり強い雄と子供を作るのが一番だよね! 僕とナツの子供ならきっと黒龍をも倒せる存在になると思うよ」

 

「そうだと良いがな……」

 

 その子供が成長する前に、現皇帝のヨシフと何らかの形で決着を着けないといけないだろう。

 

「子供達の為に……か」

 

「ん? どうしたの?」

 

「何でもない。それより妊娠していたらドラゴン討伐できなくなるんじゃないか?」

 

「あはは! そんなことを心配していたの? 僕の強靭な肉体だったら妊娠していてもドラゴン討伐くらいはできるよ!」

 

 そう言っていたが、家の実質的な権力者であるラインハルトから妊娠中にドラゴン討伐なんか行かせられるわけないだろうと釘を刺され、それに対してジェルは

 

「妊娠中でも軽い運動は必要だよ」

 

 と、反論。

 

 リリスが仲裁に入り、結局ワイバーン狩りには監視役を付けて行っても良いが、ドラゴンは駄目ということになった。

 

 お腹パンパンに膨れた女性がドラゴンと殴り合うという最悪は回避されるのであった。

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