転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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嬢達に魔法をかける

 服を購入予約したり、ブーツを新調したり、武器屋や杖魔法の売っている店を眺めたりしていると、あっという間に1日が終わり、宿に帰ってきた。

 

 宿ではミクさんに髪を綺麗にする魔法や治癒魔法を使えることを聞いて、是非受けたいという嬢の皆さんが俺達を待ち構えていた。

 

「ナツ君! 髪の毛を綺麗にすることや治癒魔法をかけられるの本当!」

 

「ええ、できますよ……もうこの際美容に関係する魔法色々かけましょうか?」

 

「本当! 助かるわ!」

 

 嬢の皆さんは仕事の準備もあるので、今日お客さんを取る予定の嬢の方を優先的に魔法をかけていくことにした。

 

 勿論同じ魔法が使えるシュネやメアリーも駆り出されている。

 

 アキは部屋で錬金術を使って美容系の道具が作れないか試すらしく、俺に錬金術に使う道具一式を異空間から出させて、部屋に閉じこもってしまった。

 

 アキは良いとして、俺も宿代を割り引いてもらうので、できる限りのことはさせてもらう。

 

 まずは治癒魔法で性病に感染していないか確認してから嬢の体調を整えていく。

 

 嬢にはベッドの上で仰向けになってもらい、全身に治癒魔法をかけていき、治療していく。

 

 次にベッドに座ってもらって、髪を触らせてもらいながら魔法をかけ、髪をサラサラにして艶を出し、匂いも落とす魔法で綺麗にしていく。

 

 最後に顔のシミやそばかす、シワ等、化粧で隠せる物程度の物は俺の覚えている魔法で、全て取り除く事ができるため、美容魔法をかけていく。

 

「避妊の魔法もかけますか?」

 

「避妊魔法もかけられるの!?」

 

「ええ、顔のシワ取りより楽ですよ」

 

 普通避妊薬を飲むのが一般的なのだが、安物の避妊薬は体へのダメージが大きかったり、高い避妊薬でも現代日本で買える様な性能はしておらず、副作用が酷くなることがあるので、副作用が無い避妊魔法をかけてもらうほうがありがたいらしい。

 

「避妊薬を飲むと、翌日は身体がダルくて薬が切れるまであんまり動けないのよね……しかも吐いたりしてしまったら薬効がなくなる場合もあるし……」

 

「なるほど……はい、かけ終わりました。鏡見てください」

 

 俺が手鏡を嬢に渡すと小さなシワやニキビ、そばかすなんかが綺麗に無くっていた。

 

「凄い、髪の毛は枝毛が無くなって綺麗になっているし、悩んでいたそばかすも消えてる! ナツ君ありがとうね!」

 

 嬢に抱きつかれて、豊満な胸が俺の体に当たる。

 

 良かった……まだ精通していなくて……。

 

 心を落ち着ける魔法で興奮を抑え込むと、手鏡を持ってポージングしている嬢が

 

「ナツ君、これだけの魔法が使えるんだったら娼館でどこでも雇ってもらえると思うよ。それこそこの店に毎日通うような冒険者よりも稼げるんじゃないかな?」

 

 とも言われた。

 

「バイトとしては良いかもしれませんね。ミクさんに言って宿代タダにしてもらえませんかね? 基本毎日しますから」

 

「私からも言っておくよ。これだけの腕があれば絶対に家で囲い込んだ方が良いって!」

 

「まぁでも冒険者として大成したいので予備校卒業するまでですが」

 

「えー! ずっと居てよ〜」

 

「すみませんね」

 

 だいたい1人への施術で5分といったところか。

 

 シワやシミ取りで時間がかかったが、髪の毛の手入れと治癒、避妊魔法だけなら2から3分程度で終わるな。

 

 3人で回しているので、嬢全員やっても30分ちょっとで終わらすことができる。

 

 嬢の皆さんと喋ってみるが、こういう職業をしているだけあって口が上手い。

 

 喋り上手、聞き上手、そして持ち上げるのも違和感なく行える。

 

「私達ってさ、孤児だったり、借金あったり、村から出てきたお上りだったり、冒険者として食っていけなくなったり色々な要因で流れてくるけど、この仕事で食べていく以上、女性としての魅力を磨き続けないといけないし、旬の期間も短いからさ」

 

 嬢のお姉さん達曰く、仕事に就く年齢は早いと10歳頃から下積みをして、15歳から客を取り、30前までに気に入った客に身請けしてもらって業界を引退するか、稼いだ金で商売を始めたり、経験を生かして娼館の女将になったりするらしい。

 

 大抵客の伝手で娼館で働けなくなっても別の仕事に就けるよう準備をするらしいが、愛想が良く、評判が良い事が前提条件。

 

 評判が悪かったり金遣いが荒い嬢、借金の返済が終えられなかったりすると、開拓村に送られてしまうこともしばしばらしく、開拓村に送られた嬢はその村の奴隷の様な扱いを受けてしまう場合もあり、そうなると長生きは出来ないらしい。

 

「ここで働いている嬢達はそういう事を女将さんからきっちり教育されているから馬鹿やる子は殆ど居ないんだけどね。ナツ君も彼女さん達が居るから娼館にハマることは多分ないだろうけど……娼館に所属しないで寄生虫の様に金を貢がせる美人局って言われる冒険者も居るから気をつけなさい」

 

「気をつけます」

 

 若い冒険者が美人局に捕まって破滅するなんてことはよくある事らしく、冒険者予備校上がりで冒険者予備校でパーティーが組めなかった子なんかがそういうのにハマってしまうらしい。

 

 気をつけておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、ミクから聞いたけど避妊魔法も使えるとは……」

 

 嬢達の施術が終わって、俺達は宿の主であるミクさんのお父さんオットーさんから従業員室に呼ばれた。

 

 そこでちゃんと避妊できていることが確認できたら、宿代は無料で良いと言われた。

 

 早速さっきの嬢達が言ってくれたらしい。

 

「この若さで複数の魔法を使いこなすとは……でも魔力量は大丈夫なのかい?」

 

「これくらいであれば特に問題はありません。メアリーとシュネも大丈夫だよな?」

 

「うん、大丈夫です」

 

「問題なしでーす」

 

「なら良いんだが……ただ治癒できることは冒険者として活動するようになったら、冒険者ギルドに登録しておいた方が良いぞ。教会の聖職者達と利権関係で揉めることになるからな」

 

「わかりました。むやみには使わないようにします」

 

「うん」

 

 宿代も節約することができたし、嬢達からは可愛がってもらえるし、良いことづくめであった。

 

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