モモンの活動は順調だ
問題があるとすれば金欠だな
コキュートスとセバスに回す金がつきかけてる
わたしは、溜息をついた
わたしはアルベドと金策について話そうと一度ナザリックに帰還した
ナザリックに帰還すると、報告が入る
ラナー王女の動きに変化あり
デミウルゴスが帝国の人間をつかまえ、
こちらに面会許可を求めていると
胸が高鳴った
ようやく
ようやくだ
うさぎさんの情報が入った
わたしは内心落ち着きなく王座に座ってそのときを待つ
デミウルゴスが白い髭の老人を連れて頭を下げた
「頭を挙げよ」
「デミウルゴス、報告せよ」
「は、アインズ様、この者は帝国の宮廷魔法使いフールーダというものです」
「ラナー王女の亡命を画策していたところを捕らえました」
「聞いた情報で興味深いはなしを知っているので連れてきました」
「ほう、興味深いはなしとは」
フールーダとやらに目を向けると
なにやら号泣してわたしの傍に近寄ろうとして止められている
わたしは内心動揺しながら言った
「な……なんだこの男は」
するとフールーダがその場で土下座をし言った
「おお……神よ。この世界の深淵を知るものよ」
「帝国の情報はすべて教えます。どうか……わしを弟子に」
「ご希望とあらば靴も舐めますから」
といいながら近づこうとする
わたしはドン引きしながら言った
「そ……それはおまえの情報次第だな」
「この場で情報を渡してもらおうか」
それからフールーダという魔法使いが渡した情報はとても有益なものだった
帝国のこと。内部のこと。そして……クリスティーヌ皇女の情報
彼女は不死の恩恵を受けており、プレイヤーだということを
それを聞いた時、身体中に鳥肌がたった
うさぎさん……
間違いなくうさぎさんだ……
歓喜と高揚感が体中を駆け巡る
「ふふ、ふふふふふ」
うさぎさん、そこにいたんですね
興奮が抑制され鎮静される
フールーダを見て言う
「フールーダ殿、あなたは有益な情報をくれた。弟子の件了承しよう。その代わりこの魔道国に仕え、帝国に戻って帝国の情報を報告してもらう」
楽しそうなデミウルゴスを見て言った
「デミウルゴス、よくやった」
「おまえにも一つ頼みたいことがある」
そのまま、歓喜するフールーダを退出させデミウルゴスに言った
「現在、王国に着手している計画、それを早急に急げ」
「それとわたしの知り合いのプレイヤーが見つかった」
「どうするかはわかるな?」
デミウルゴスは満足そうな顔をし言った
「もちろんです。アインズ様。その方を手に入れるのですね」
「僭越ながら申し上げます、帝国とまずは同盟を結んではどうでしょう」
アインスは考えるように言った
「同盟か?」
デミウルゴスは笑みを浮かべて言う
「ええ、ナザリックの戦力を考えれば帝国を従わせることなど容易いことでしょうが、今の王国での飴と鞭作戦を考慮すると、まずは同盟を結び皇女に近づくのが良いかと思われます」
本当はいますぐ帝国へ行き、うさぎさんを捕まえたいが
心のざわめきが鎮静作用で鎮静される
相手はまだなんの情報を得られていない帝国だ。ナザリックの安全のためにも
同盟して情報を得るのもいいかもしれないな
アインズは頷き、隣にいたアルベドに同盟の書状を帝国に送るように命じた
また、自らが赴き皇族の方々と話がしたいということも内容に付け加えさせた
「うさぎさん……」
アインズの身体に痺れるような高揚感が走る
「待っててくださいね……」
アインズの身体から黒いオーラが滲みだしその瞳は爛爛と輝いていた
モモンガ「うさぎさん・・」ずもももも
うさぎ「ひっ」ビクッ嫌な予感