オーバーロードからは逃げられない     作:うさぎ777

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戦争の危機

ナザリックに着いて初めてうさぎに危機が訪れていた。

帝国にあるスレイン法国からの婚約の書状がなぜかバレたのである

アインズはある日真剣な顔で宣言した

「スレイン法国とバハルス帝国に宣戦布告する!」

そう、アインズの思いはあの日以降加速しヤンデレは激化した。

大切なうさぎさんを他の者に取られないように

うさぎさんがこれ以上他のやつらのことなんて考えないように

本人はいたって真面目である

うさぎはその発言にアインズの重すぎる愛を感じドン引きした。

必死に考えを巡らし説得を試みる

「こんな大げさなことしなくても、この間行った湖にでも一緒に行こう!」

「2人の関係に他のものなんて関係ないだろ?」

そう言いアインズに自分から抱き着いた

うさぎの内心は号泣していた

なんで自分がこんな役割をしないといけないんだ!

しかし現実は無情である

とんでもないことを考えるアインズを止めるにはこうするしかなかった

うさぎさんが自分から抱き着いてきてくれた!

「うさぎさんっ、うさぎさんが言うならっ」

アインズはぱあああっと嬉しそうに笑い、うさぎの肩をだき湖へ向かうのだった

 

 

アルベドとシャルティアは執務室で話していた

「シャルティア!あなた最近うさぎ様に対して態度がなってないんじゃないの!」

シャルティアは不満そうな顔で言う

「いくらアインズ様のお気に入りでも、あ、ん、な、人間、が!」

「アインズ様のお傍にいるなんてふさわしくないでありんす!!」

アルベドは尊敬する人を侮辱されたことに怒り狂い2人が今にも戦闘が始まりそうになったそのときデミウルゴスが現れた

「アルベド、探しましたよ」

「デ三ウルゴス!今重要な話をしてるの、邪魔しないでちょうだい!」

思わぬ飛び火にデミウルゴスは真顔になるが、笑顔を浮かべて口を開いた

「アインズ様が他国に宣戦布告しようとなされている」

アルベドとシャルティアが驚き、争いが止まる

「な・・なんですって」

デモウルゴスはにやりと笑いながらも興奮したような口調で続ける

「ああ、さすがアインズ様!」

「おそらくこの世界征服のために彼女を手に入れたのだろう」

「その思慮深いお考えはわたしたちの想像につかないものだ」

アルベドは考え込んで言った

「アインズ様が素晴らしいのは当然だわ」

「でも・・」

うさぎ様はそのことを本当に望んでいるのかしら

お2人にはいつまでも仲良く幸せでいてもらいたいわ

すぐに戦争の準備の始めようとする二人にアルベドが待ったをかけた

そして一行はアインズとうさぎの仲を引き裂かないために”うさぎの包囲網を強化する方向”に話を進めていくのであった

 

そのころ、うさぎは知らぬ間に包囲網が強化されていることも知らずアインズを必死に引き留めていた

「さあ、次はピクニックでも・・」

そこにアインスが真剣な顔で話しかける

「うさぎさん、うさぎさんが積極的になってくれるのは嬉しいです」

「でも、うさぎさんは何も気にしなくていいんですよ」

「このナザリックのなかで俺とずっと傍にいてくれればいいんです」

うさぎはそのときつい言ってしまったのである

「そういう訳にもいかないだろ!帝国はわたしの故郷だから」

言ってから後悔した

アインズの目が氷のように冷たかったのである

「モモンガ・・おま」

「うわっ」

「こんなに大切にしてるのに、うさぎさんは俺の愛をまだ分からないんですね」

そして転移し、うさぎは自室のベッドに投げ飛ばされた

「分かってくれるまで何回でも教えます」

「うさぎさんが他のことを考えられなくなるまで」

「げっ」

うさぎはモモンガの雰囲気がいつもと違うことを感じた

 

モモンガはうさぎと毎晩ベッドで横になっていた

思い人であり絶世の美女のうさぎを抱きしめ手を出さず

柔らかい感触と甘い香りに胸を騒めかせながら

2週間経過していたのである

 

モモンガが覆いかぶさってくるのを必死に止める

「おまえ、なに考えてるんだよ!」

そしてアインズの頭を必死に抑える

「ぎゃー!やめろーっ!」

アインズはうさぎの手をとっさに掴みうさぎを見た

乱れた金髪に

赤くなった頬

涙目の彼女

それを見てまたなにか騒めきを感じモモンガは戸惑う

そこに扉がノックされアルベドの声が聞こえた

「アインズ様、うさぎ様の悲鳴が聞こえましたが・・」

とっさにうさぎはアルベドに助けを求める

「アルベド!助けてくれ!!」

「あ、ま」

アインズが慌てて止めようとするが遅い

 

 

「っ・・!失礼します!!」

アルベドが部屋へ急いで入ると、乱れたうさぎとうさぎに圧し掛かるアインズの姿だった。

アルベドはしばらく呆けていたが、事態を理解した途端に目がギラギラと光る

様子を見ていたアインズとうさぎはその目にビクッとなった

「はあっはあっ・・アインズ様、うさぎ様、失礼しましたぁ」

「このご無礼は、”わたくしの身”で・・お返ししますわぁ!!!」

そして凄まじい勢いでベッドの方に近づいてくる

アインズは慌ててうさぎを抱き上げ一瞬で転移する

「ちっ、逃がしたか」

アルベドは悔しそうにその場を後にするのだった

 

 

アインズは焦った顔でうさぎともども別の階に転移した

うさぎは逃げられたことに安堵し

アインズに怒ったように言った

「今度戦争なんて言ってみろ」

「二度と口を利かないからな!」

アインズはそれを聞いてうさぎを抱きしめる

「なんでですか!」

「その頭に聞いてみろ!この変態!」

うさぎとアインズの攻防はその日まだまだ続くのであった

 

 

 

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