うさぎは限界にきていた。
毎日毎日アインズに縛られる日々
他の誰かを口にすれば戦争だなんだと言い出す始末
「いい加減にしろ!
毎日毎日わたしを愛してるだのなんだの言って着いてくるな!
少しは離れて仕事しろ!仕事!」
アインズはそれに対して不本意そうに言う
「仕事は完璧にこなしている!」
「それにうさぎとの時間は最優先事項だ!」
うさぎは怒りが頂点に達していた。
懐から、ワールドアイテムを取り出し言った。
「もういい!おまえの歪んだ愛情をなおしてやる!」
それは1回のみ過去に遡り行動することができるアイテムであった。
たどり着いたのは、ユグドラシルサービス終了前の時代だった
その時代のうさぎの自室に駆け込み、うさぎは書類をバンっと乱暴に置いた
そこには、今までの経緯とともにメモが書かれていた
必ずモモンガをヤンデレにさせないこと!
ユグドラシル終了時に必ずモモンガのギルドメンバーをつれてくること!
と書かれていた
そして、うさぎは消えた
「はっ?」
そのあと入室した過去のうさぎは茫然とし事態を把握、凄まじい勢いで書類を捲るのだった
現在に戻ってきたうさぎはアインズを見た
「うさぎさん?」
その声からは病んでる様子はない
うさぎはほっとし言った
「モモンガさ」
そこでモモンガから肩をがしっと満面の笑みで掴まれる
「うさぎさん!みんなが待ってますよ!」
その瞳には執着の色はみえない
しかし確かに以前よりもその目には熱が籠っていた
そしてそのままアインズに王座の間まで引きずられていく
「なにするんですか!モモンガさん!」
確かにモモンガの周りにはヘロヘロさんやたっちさん、武人建御雷さんがいた
しかし、うさぎがアインズのギルドメンバーに残ってもらうために動いたせいで
モモンガから重要人物扱いされ、さらに離れられなくなってしまったのだった
それからというもの、アインズの過保護具合がさらに激化した
アインズの鶴の一声で外出禁止はもちろん、トイレまでNPC達がついてくるようになる。
一方、たっちさんとヘロヘロさん、武人建御雷さんは新世界を満喫していた
たっちさんは正義の味方として各地で活躍し、英雄として人間たちから慕われ、
ヘロヘロさんはプログラマーの知識を活かし、新しいアイテム開発に没頭していた。
武人建御雷さんは武術の修行を行い、弟子を作り慕われている。
現実よりも楽しいとのたまう彼らの話を聞きうさぎは頭がおかしくなりそうになった
「なんでわたしがこんな目にあわないといけないんだ!」
遂にうさぎは脱走をこころみる
しかし、隠密を使えばアルベドに見つかり
逃げようとすればコキュートスやセバスが全力で追ってくる
結局うさぎは逃げられず、アインズによってさらに厳重な
完全保護状態に置かれることになった。
「うさぎさんが逃げようとするとは、私たちの配慮が足りなかったようだ!」
アインズは反省する
そしてうさぎは常に2人以上のNPCが護衛として付くことになる。
こうしてうさぎは、ナザリックという檻で永遠に重要人物として保護され続けるのであった
たまにたっちさんたちが元気?と遊びに来るのが唯一の楽しみである。
終わりです
最後までお読みいただきありがとうございました!