モモンガは、ナザリックの警戒網作成のため遠隔視の鏡を使い、外の様子を確認していた。
傍らにはたっちさんが作成したNPCであるセバス・チャンがひかえている。
そこに鏡越しで村人たちが騎士達に襲撃されているのを見た。
モモンガはそれを見てもなにも感じない自分に違和感を持つ。
セバスに村人を助けるか尋ねられたが、弱い人間を助けるメリットを感じられないモモンガは、見捨てると答えた。
しかし、そこでセバス・チャンを見てたっち・みーの面影を見出したモモンガは、自分が弱い初心者のころ、たっち・みーに助けられたことを思い出したのだった。
~あのころ、初心者のとき、たっちさんとうさぎさんがいなければ自分は殺されていた~
ユグドラシルでうさぎとメールを送れるようになったときに聞いてみたことがある。
なぜ、モモンガをあのとき助けてくれたのかと。
うさぎの返答メールには「助けられる命は助けたかったから」と書いてあった。
それ見てモモンガは感慨深い顔で「うさぎさんって女神様かなにかなのかな」と呟いた。
そのあとまたメールが届き、うさぎから「あと君をあのとき気に入ったから」と書いてあるのを見たとき、
モモンガは顔が熱くなりそのメールをそっとお気に入りに入れたのだった。
~たっちさんの教えはだれかが困ってたら助けるのはあたりまえだったな。そしてうさぎさんは助けられる命は助けるか・・~
モモンガはそのときのことを思い出し笑いながら
この世界で自分の戦力を確認するのも悪くないかと思い直し、村を助けることにするのだった。
~たっちさん、うさぎさん、あなたたちの恩を返します~
モモンガは、セバス・チャンに「アルベドに完全武装で村に来ること」と「隠密行動のできるものを配置すること」を命じて先に村へと向かうのだった。
カルネ村へ向かったモモンガは最初に騎士に襲われていた村人の姉妹を助けた。
村人にお礼を言われ、名前を尋ねられたときモモンガはふと考えた。
~この世界にきているプレイヤー、とくにうさぎさんがアインズ・ウール・ゴウンの名を知れば、なにか反応があるかもしれない!~
そこで、モモンガは自らの名をアインズ・ウール・ゴウンとして名乗ることにした。
その後、アインズとアルベドは騎士達を撃退し村を救った。
その際にアインズ・ウール・ゴウンの名を知らしめるために騎士のうち数人は逃がしたが、村は救われた。
喜んだ村人たちはアインズにお礼に金銭と周辺国や通貨などの情報を提供した。
~話を聞いた限りでは、村を襲った騎士は敵国のバハルス帝国に偽装したスレイン法国のようだな。~
アインズはその後、用が済んだため村から去ろうとしたが、村に騎士達が来たということで村長とともに対応することになった。
対応してみると、村に訪れたのはリ・エスティーゼ王国の戦士長ガゼフ・ストロノーフという男で、村を救助に来たとのことだった。
その後、戦士長の命を狙っていた法国の殲滅部隊(陽光聖典)が襲撃してきて、戦士長ガゼフ・ストロノーフは陽動として村から離れていった。
アインズは騎士長の手助けをすることにし、法国の殲滅部隊を倒すのだった。
村の一件から、モモンガは法国という国が陰で色々と暗躍している国であることを知った。
また、法国というのが人間至上国家であることもだ。
アインズはうさぎの身を案じ、より早くうさぎを見つけようと心に決めるのであった。
~そのためにも、街に行く必要があるな~
モモンガはエ・ランテルへ行くことを決めたのだった。