プロローグのまま放置してしまったのでね。
???「おっはよ~ん」
???「お早う、月城。今日は一段と煩いが、何か良い事でもあったのか?」
月城と呼ばれた人「だ~か~ら~、私は美夜って呼んでって言ってるじゃんかよ~、海斗クンよ~」
少し茶色がかった髪をショートカットにし、元気そうな印象を与える女子生徒だった。可愛い女子が好きだと公言しているからか、主に女子生徒に好かれており、親衛隊まで居るとの噂だ。
海斗「判ったから、静かにしてろ。幾ら今日がお前が楽しみにしてた修学旅行だとしてもな」
海斗と呼ばれた男子生徒は、澄んだ黒色の髪を伸ばしており、後ろで一つに束ねている。黒縁の眼鏡をかけており、知的な雰囲気がある。言葉遣いは少々ぶっきらぼうだが、周りへの配慮を怠らない為、密かに人気があるらしい。
美夜「はいはい。ん?あと二人は?」
海斗「伊佐也はとっくに来ているだろう。陽は言わずもがなだな」
その一言で全てを察した美夜。陽と呼ばれた人物は、とにかく時間にルーズ。学校への遅刻もかなりやらかしている。
???「あっ、美夜さんに海斗くん。お早うです」
二人の後ろから、急に声がかかってくる。
美夜「やっほ、伊佐也。・・・って、あんたの荷物少なくない?そんなんじゃ、沖縄を満喫できないよん?」
伊佐也「いえ、僕はこれでいいんです。あまり多すぎても疲れてしまうだけなので」
こんな姿を見習って欲しいものだという視線を美夜に向ける海斗。それもその筈、美夜の持ってきた旅行カバンはかなり膨らんでいたからだ。
美夜「な、何よぅ。あんただってそんなに変わらないじゃないの」
海斗「俺は、様々な可能性を考えているだけだ。遊びの道具ばかり持ってきているお前と一緒にするな。心外だ」
馬鹿にされて、頬を膨らませる美夜。遊びの道具を持っているのは本当なので、反論出来ない。
先程の、伊佐也という男子生徒は、顔は主に年上受けしそうな顔立ちをしている。上級生の女子に優しくされているが、本人は全く耐性がないので、オロオロしてしまうばかりだ。それが、更に優しくされる原因だとは知らずここまで育ってきてしまった。
もう一人の男子生徒、陽は、がっちりした体型に短く刈った髪、まさにスポーツマンといった感じだ。登校日であろうとそうでなかろうと、筋トレは欠かさない程の脳筋。部活には入っていないので、普段は運動部の助っ人をしている。
???「おはよーっす。いや~、寝坊しちゃってさ」
その十分後くらいに、陽が現れる。
海斗「遅い。あと数分で出発の時刻だったんだ。いい加減学習しろ、猿」
陽「ああん、やんのかテメェ」
一触即発の雰囲気の二人の間に割って入ったのは、以外にも伊佐也だった。
普段から、互いに挑発しあって喧嘩へと発展させようとするので、何時も止める役割を担っているのは、伊佐也なのだ。
因みに、美夜はというと、止める気などある筈もなく、面白いものが見れると思っているらしい。
先生「おーい、そこの四人!早くしなさい!」
伊佐也が二人を諌めている間に、とっくに出発時間は過ぎていた。慌てて四人は駆け出し、バスに乗り込んだ。
間も無く、バスは無事に出発し、空港へと向かっていった。
十分後
陽「おい、美夜。遊〇王で勝負しようぜ。今度こそ負けねえからな」
美夜「ふふん、受けて立つわ。負けても文句言わないでよね」
修学旅行に向かうバスの中で、堂々とカードゲームを始める二人。先生やクラスメイトも半ば諦めているらしく、誰も止めなかった。
というより、これから行く沖縄のことを周りの席の人と話しているので、大半が気付いていなかった。
そう、誰も気が付いてなどいなかった。
バスの運転手が微かに笑ったのを。
活動報告の方の質問コーナーは消しときますね。
あっちじゃ目につきにくいので、質問等は感想に書いて下さい。