男に戻りたくって!   作:欠けたチーズ

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俺も恋愛フラグ立てたい

アルファ視点

 

シャドウにシドに救われてから数日、シドから紹介したい人がいると言われ少し警戒したのを覚えているわ

 

「アルファ紹介する、奴はメーデン 我の右腕だ」

 

そう言った彼の言葉に頭を殴られたような衝撃

不健康な程に白い肌、フードの隙間から見える酸化した血のような目、体つきからは男か女かもわからない

 

私が最初じゃないの?

 

そんな疑問が浮かぶ

 

彼が仲間を作ったのも、手を差し伸べたのも

自分が最初だと思い込んでいた

 

それを知ってから知らずかメーデンが物色するようにアルファを見ていた、それをアルファも感じ取り警戒をさらに強くしていた

 

「アルファだったな、まぁよろしく」

 

そういい真っ黒な手袋つけた手袋を差し出してくる

 

シドの手前その手を拒むことはできなかった

 

 

メーデン が自分のことを俺と言っていることからアルファはメーデン を男として認識することにした、そうでもしなければシドとの近い距離感に嫉妬で狂いかけていたかもある

 

メーデンは強い、シドと死闘が出来るから強いのはわかっていたが

 

「…」

 

手のひらに爪が食い込み血が出そうなほど強く握る

 

メーデン を見るたびに自分が力不足であると認識させられる

 

「なぁアルファ、お前昼も夜も剣振ってるだろ」

 

見透かすように言われた言葉に体が跳ねる

メーデンを超えたくって、シドに追いつきたくって、無茶をしてでも強くなりたくってずっと剣を握っていた、それを気づかれたくないメーデン に指摘されてしまった

 

「昼は街に出て情報収集を行っているわよ」

 

その言葉にメーデンはため息をつき、アルファの元にまっすぐ歩いていく

 

「じゃぁこの手は何だ?豆超えて血豆だろ」

 

「っ!」

 

手を取られ女の子らしくない、血豆まみれの手を見せられ、咄嗟に払い除ける

 

「貴方には関係ない」

 

「あるから言ってんだろ、お前このままじゃ、潰れるぞ。強くなるなって言ってるわけじゃねぇ、休めって言ってるんだ」

 

「関係ないって言ってるでしょ」

 

アルファの言葉にメーデン はため息をついてフード越しに頭を掻く

 

「関係あるから言ってるんだろ」

 

「っ!」

 

睨みつけるアルファに何の反応も見せずにまたため息をついた

 

「アルファ、お前俺のこと出会った時から嫌いだったろ?」

 

口元に笑みが浮かんでいるのが見える

三日月のように浮かぶ笑み

 

「…」

 

「図星か?まぁ今更誰にどれだけ嫌われようが傷つく心は持ってねぇけどな」

 

見透かすような目にただアルファは冷や汗をかいていた

 

「…なぁアルファお前は俺のこと嫌いだろうが、俺はお前のこと割と好きだぜ、努力してシドに追いつこうとしているのも知っている、だから休めって言ってるんだ。無理に動き回って大事な時に潰れたら元も子もない」

 

「…貴方に、強い貴方に分かるわけないでしょ!」

 

震えた声が静かな民家にはよく通った

メーデン が驚いたのか息を呑む音が聞こえた

アルファの目には大粒の涙がこぼれ落ちていたからだ

 

「貴方に分かるわけない!弱い私の気持ちなんて!」

 

寝不足や疲れからくる不安定差が今のアルファを作り出していた

唖然と何も言わずに、先まで浮かべていた笑みも消えアルファを見つめているメーデンにアルファは感情のままに怒鳴りつけることしか出来なかった

 

「貴方には力がある!彼の隣に立てるほどの力が!私はそれが欲しい!彼に1番に頼られたい!彼に…シドのたすけになりたいの…弱いからあたまがわるいから…私は…シドのとなりにたてないの…だから…貴方が羨ましい」

 

アルファはただ立ち尽くすメーデンの横を通り抜けこの場から逃げた、メーデン が追いかける気配はない

 

 

腫れた目を雑に擦り、黒ずくめの男達が何かを運んでいる場を暗闇の中覗き込む

 

あのまま感情的にメーデンに怒鳴りつけたことを後悔しながらも今更戻って謝るなんてこともできずにいた

 

「……結局私は」

 

また湧き出そうになる涙を堪えて、男達の中に飛び込む

 

「誰だ!」

「子供…?」

 

などと声が聞こえる中、スライムを魔力で形を変え、剣を作りその剣で男達を切り刻む

 

「っ!」

 

先のこともあり八つ当たりのように男達を倒していく

 

あたりは数秒で殺戮現場となる、さっきまで立っていた男達は地面に倒れ込み血を流していた

 

「…やっぱり悪魔憑き…」

 

悪魔憑きの輸送中だったらしい、馬車の中折に布がかけられているものをの布を外せば小さ檻の中狭そうに肉片がいた

 

「シドに直してもらいましょう」

 

箱を持ち、馬車を降りた

 

「え」

 

どこから現れたのかそれとも死んだふりをしてきたのか、1人の男がアルファに刃を向けていた

いま両手は塞がっており、避けることしかできない、すぐに避けようとするが何故か足が絡まりバランスを崩して倒れ込んでしまった

 

ああ

 

悟ってしまった、今ここで死んでしまうのだと

腕の中にいる悪魔憑きを救うことすらできないと、メーデンに怒鳴ったまま死ぬのだと、シドの中で弱いままで終わるのだと

死ぬそう悟ったからか走馬灯のように後悔が頭の中に流れる

 

「だれか」

 

回らない舌で、助けを求める

 

だれか?だれかってだれ

 

親はもう助けれてくれない、叔母もどこにいるのかも分からない、シドも今日は予定があると言っていた、メーデン なんて先のこともあり来ないだろう

 

腕の中にいる悪魔憑きを守るように抱え目を瞑る

 

「普段のお前ならこんなミス犯さないだろ」

 

その言葉と同時に男の胸から真っ黒な剣が生ている、すぐに剣が抜け、力無く倒れた男の後ろからメーデン の姿が見えた

 

「どうして」

 

助けれてくれたお礼でもなく、その言葉が出てきた

 

「…どうしてって…」

 

何か言いづらそうに頭を書いている

 

「…女の子泣かせたら謝りにくらい行く」

 

いつもよりも小さい声だったが、静かな森の中その言葉はよく聞こえた

 

「ふふ、変なの謝るべきなのは私の方なのに…私が勝手に追い詰められて貴方に当たった、すごく子供ぽくって我儘…だからごめんなさい」

 

「…俺の方こそ無神経だった…ごめん」

 

少し気まずい空気が流れるが、メーデンが座り込むアルファに手を差し伸べことにより、その空気は終わった

 

「怪我は?」

 

「無いわ、メーデン のおかげ」

 

「それは良かっ、げほ、けほ」

 

「メーデン !?」

 

突然むせこんだと思ったと思えば口から真っ赤な液体を流し苦しそうに咳を続けた

 

「悪い気にするな」

 

「そんなの出来るわけないでしょ!どこか怪我をしたの?それとも」

 

無言で見つめるメーデン にアルファは言葉を止めてしまった

 

「ねぇ、メーデン…私貴方のことを信じたい知りたいだから教えて欲しいの…何を隠しているの?」

 

「…何にも隠してねぇよ、気にしなくっていい」

 

服の袖で口拭き、赤い液体を拭き取ったメーデン にアルファは不安げに見つめることしかできなかった

 

メーデンはアルファからの信頼をえた。

 

血糊を使った吐血、普通なら仕込んですぐだが、時間差でくる実験なんて今日しなきゃ良かったランダムすぎる…助けたいけれども吐血したダサい奴じゃん

 

 

持ち帰った悪魔憑きはメーデン によって治療された

 

銀髪のエルフが仲間に加わった

アルファと知り合いだったらしくメーデンは丸投げした

 

ーーー

 

アレクシアに捕まり何故かアイリスにも懐かれ望んでない王女サンドにされていたせいで遊びに出掛けられなかった

 

「おー…増えたな」

 

数週間空けていたというのに、2人も増えていた

 

「久しぶりねメーデン…その体調は大丈夫なの?」

 

「元気だぜ」

 

ピースをしながら言えば不安げに見られる

 

前来た時に助けたい銀髪、ベータは人見知りなのかチラチラと見てくるだけで近寄ってこない、紺色の髪のエルフガンマも興味はあるのか見てくるだけで近寄ってこない

 

「お前誰なんですか?」

 

警戒した犬の獣人デルタ

 

「メーデン聞いてないか?」

 

「ボスから聞いているのです!でも何だかすごく弱っちいのです!」

 

「弱そうか?」

 

「弱そうなのです!ひょろひょろだし!デルタのパンチ1発で倒せそう!」

 

「そりゃすごいな」

 

扱いは近所の子供をあしらう程度と同じだ

 

「デルタ」

 

「ひゃ!デルタ何もしてないのです!」

 

アルファ強ー

 

アルファの一声でデルタは縮こまった

 

「アルファ近くに良さげなサンドバッ…盗賊や教団のアジトないか?」

 

その言葉にアルファは申し訳なさそうに答える

 

「その、デルタが全て潰してしまって今はないの」

 

「弱かったのです」

 

じゃぁ今日はシドと死闘か?

そんなことを思いながら民家から出ようとする

 

「ねぇ、貴方が良ければ何だけれども…私達に稽古をつけてくれない?」

 

「アルファ様!?」

 

傍観していた2人から叫び声のような声が聞こえてくる

 

「アルファ様!こんな弱っちい奴に」

 

「デルタ」

 

「ひゃい!」

 

「シドから護身術程度は習ってるって聞いたぞ」

 

その言葉にアルファは首を横に振った

 

「私はもっと強くなりたいの、無茶を言っているのは承知よ」

 

「…まぁいいぜ、死闘できる相手が増えるならば俺も楽しみが増えるからな」

 

シドもあんな性格だが割と多忙だ、主に姉のせいだが、そのせいもあってわざわざこっちに来てもシドとあわずに帰るというような日々が多々ある

 

 

ーー

 

開けた場所に行き、アルファ達に開始の合図を任せたはずだったが合図がない中デルタが1人突っ走ってきた

 

「な!デルタ!」

 

アルファの焦る声が聞こえる

真っ直ぐ来たデルタの頭にデコピンを喰らわせば、頭が後ろに下がる

 

「ぎゃ」

 

「デルタ、君は強いかもしれないけれどもさらに強い相手を見極め、連携しなきゃダメだよ」

 

体を後ろに飛ばし、手足を地面に突き唸っている

 

「っ!ヴヴゥ」

 

犬が唸り声をあげているような声が聞こえる

 

「てや!ぴぎゃ!」

 

なかなかこないと思っていたが、どうやら作戦会議をしていたらしく、ガンマが大剣を持って走ってきたが寸前で転び、大剣を手放し飛んだ大剣は木に突き刺さる

 

「囮か?」

 

飛んでくる矢を避ける

 

「邪魔するなです!ベータ!ガンマ!」

 

「連携しろったろ」

 

飛びかかるデルタの頭を掴み木に投げつける

 

「ぐっ」

 

「連携はちゃんとしているわよ」

 

「デルタをもうちょい制御しろ」

 

背後から剣を突き立ててきたアルファだったが後ろに目があるかのように簡単に避け、剣を滑るように剣身を指でなぞりながら鍔をこえ、アルファの手を掴む

 

「指示はいい、ガンマの囮?もベータの奇襲も、そして暴れ狂うデルタを使いお前に向ける意識を割いたのはいいだが」

 

手を引っ張り突っ込んでくるデルタに刃が当たらないように、しつつも剣を腹に当て殴るように吹き飛ばす

 

「っ」

 

「この中で1番強いのはお前だろ、なら俺が1番意識するのはお前だ」

 

手を捻り剣を取り上げる

 

「…はぁ参ったわ」

 

「大人気ないとかいうなよ」

 

「稽古なんだからそんなこと言うわけないでしょ」

 

大剣を必死に抜こうとするガンマ、怯えるベータ、木にぶつかり半泣きになっているデルタ

 

「…次は何から教えるべきだ?」

 

なかなかに個性が強いメンバーに首を傾げる

 

ーーー

 

なんか久しぶりにコイツの顔見た気がする

 

「なんか久しぶりだね」

 

気抜けするような声でそんなことを言ってくる

 

「よぉ」

 

何だかやつれて見えるような姿に、姉に追いかけ回されたのと察する

 

「最近アルファ達の面倒見てるんだってね、聞いたよ」

 

「稽古を頼まれて付き合ってるだけだ」

 

「そっか」

 

シドと長く会話をすることは少ない

必要最低限の会話しかしない、仲が悪いわけではない、むしろお互いのちょうどいい距離を保っているからこそのこの状況だった

お互い踏み込みすぎずに離れすぎない

 

「必殺技の練習したいんだけど、見てくんない?」

 

「おー」

 

適当に了承したあと、本気ダッシュで海まで向かい、足元に魔力を集中させ水面の上に乗り、大陸が見えなくなるあたりまで移動する

 

「じゃぁ始めるよ」

 

「おー」

 

やる気のない声を上げたと同時に、あたり一面に青紫色の魔力が渦を撒き始める

 

「なぁ見るだけじゃないのか?俺巻き込まれない?」

 

シドを中心に行われているそれの範囲に一応入っているエルザは焦り声を上げるがシドは何やら詠唱的なものをしていて聞いていない

 

魔力は強固に練り上げられていく、強固に強大に普通の人であれば失神するであろうほどの密度に流石に冷や汗をかく

 

「おいまて、俺に打つきか?見るってそう言う意味かよ」

 

すぐにスライムに魔力を纏わせる、エルザはシドほど魔力操作が上手いわけではない、だが今この場で全力以上を出さねば死にかねない、エルザは死に物狂いで魔力を強固に固める

 

「っ!」

 

「ーーーー」

 

何かを言ったと同時に激しい光が当たりを照らし尽くす、それと同時期に揺れる海が静まり返り、割れた

海が割れ地底が見える

光が治るに連れ、海は徐々に元通りに戻り穴を塞ぐ

 

「うーん、僕的にはまだまだなんだよな」

 

「何が!まだまだ!った!ふっざやがって!」

 

シドの背後から高い幼い声が叫び声を上げた瞬間、シドの頭を殴り飛ばした

力があまり残っていなかったのかシドの頭が軽く沈むだったが

 

「見るだけって言ったからついてきたのに!殺されかけることあるか!?馬鹿!ばーぁあか!」

 

指を刺し叫び続けるエルザにシドは殴られた頭をさする

 

「エルザが勘違いしたんじゃんね

 

「死ね!」

 

残った力を振り絞ってシドにつかみかかる

 

ーー

 

あのあと、お互い何気に魔力を使った後だったため、一旦陸に戻りその後で掴み合いという名の喧嘩をし始めた

 

エルザはシドに優れている点は剣術しか何気にない、強さ以外も挙げるならば顔

 

そのため最後の方は羽交締めにされ、それにキレたエルザが血糊を投げつけ、お互い真っ赤に染まっていた

 

「これ落ちるかな…」

 

「はっ!」

 

スライムスーツを脱いだシドの服は赤く染まっていた、隙間から血糊がついたのだろう

 

「エルザも同じ状況だってこと忘れてる?」

 

「…」

 

ーーー

 

酷い目にあった、アイツのバカな行動のせいで俺まで血糊まみれになって、本来着ていた服を捨ててスライムスーツで誤魔化すことになった

 

内心で見事な責任転換をする

 

「ねぇ、エルザ聞いてるの?」

 

「聞いてるよ」

 

睨むように見つめてくる赤い目を見て答える、この年の女の子であればもうちょっと可愛らしくいうのでは無いか?ベータはもうちょい可愛く言ってたのに

 

思い出すのは頬を膨らまし服の袖を掴むベータの姿

 

女から見たらどうなのかは知らないが男として見たらあれは可愛いと思う

 

などとくだらない方向に思考が向かっていき始めていた

 

「エルザってば」

 

「ん?」

 

「全く…それでどうするの?」

 

「どうするって?」

 

呆れたような言い放ったアレクシアの言葉に首を傾げる

 

「もう少ししたら私の誕生日でしょ?何をしてくらるの?」

 

「…」

 

その言葉に固まる

何も考えていないどころか誕生日が近いかとも気づいていなかったのだ

そもそも人の顔と名前を覚えるのが苦手というのに、誕生日まで覚えれるわけがない

 

「…サプライズだから」

 

「何よそれ」

 

この世界にはない言葉ったのか、アレクシアが不思議そうにしている

 

「その日の…お楽しみってやつ」

 

「ふーん、…エルザのことだし何も考えてないどこから忘れていた何てないだろうし、楽しみにしててあげるわ」

 

何だこの王女めんどくせぇ

 

偉そうに言い放ったアレクシアにため息をつく

 

ため息をつけば「何よ」と言われた頭を軽く叩かれた

 

ーー

 

何でもアルファが子猫のように拾ってくるとのことで、悪魔付きだった少女は今や7人に増えた

 

「メーデン様いまいいですか?」

 

そういい絵本を持ちやってきたベータに頷く、それを見た瞬間嬉しそうに駆け寄り座っていたソファの隣に座る

 

ベータは俺が治したからか異様に懐かれた、最初警戒していたように見えたのは人見知りだったかららしい

 

そこについては少し安心した

 

「そういえば他のやつらどうした?」

 

「ぇ!っとその」

 

アルファはまだ俺のことが嫌いなのか、盗賊やらのアジトを見つけると黙ってデルタを連れて行ってしまう、たまにシドとも言っているらしいが

 

「引き止め役か」

 

「その、申し訳ありません」

 

「いや、いいよ」

 

できる限り優しくいえばベータの顔が明るくなる

 

ーーー

 

イプシロン、ゼータ、イーター

が新しく加わった

 

みんな美形だびっくりするほど美形だ

悪魔付きは美形じゃないとならないのか?と言いたくなるレベルだ

 

そしてみんな個性的だ

イプシロンはなんかゼータを睨んでいるし

ゼータは猫の獣人のこともあってからデルタと不仲

イーターはすごいマイペースだ、剣の指導を受けようとしないで逆に科学系のことを聞いてくる

 

「大所帯になったな」

 

「まだまだよ。」

 

自信満々に言い放ったアルファを横目で見つめる

 

話しかけてもちゃんと返してくれるあたり、俺の事は生理的に受け付けないレベルまでは行っていないらしい

 

ーー

 

霧の龍

シドの姉の誘拐

 

全てはぶられた

納得がいかない、まだシドの姉の誘拐についてはいい、俺と連絡が取れなかったってのもわかるし、別に関係ねぇしらでも龍!それは面白そうだろ!シド!何で呼ばないんだよ!俺お前に住居教えたよな!?

 

 

ーーー

 

シドが珍しく落ち込んでいた

何でもアルファ達はもう付き合いきれないといい出て行ってしまったらしい

 

何言ってるんだこいつ?と思ったが俺こいつに教団のこと教えてねぇや…

 

「エルザも飽きたらいなくなる?」

 

「男になった後俺は女だったことを知っている奴を全員殺すからなぁ…」

 

「そっか…あれもしかして僕殺害予告された?」

 

ワンテンポ遅れて反応したシドに何も答えず、夜空を見つめる

 

お前が簡単に死ぬならば殺害予告だよ、死なねぇなら一生お前と遊ぶことになるけれどな

 

自分で言っておいて、何気に気持ち悪いこと言っているし思っていることに気づき、シドがこのことに気づかないことをただ祈る

 

ーー

 

アルファにあった

どうやらシドの元を離れて教団を壊滅すべく動き回っていたらしい、もういいや可哀想だからアイツに教えようと思ってたけどやめた

なんで気づかないんだよ

 

「メーデン、そのシドは怒っていた?私達が勝手に決めて出て行ったこと」

 

「いや、怒ってないぞ少し寂しそうにしてたからたまに会いに行ってやれよ」

 

その言葉に、頬を赤らめ笑みを浮かべていた

 

「…」

 

アイツに恋愛感情があるのか知らないが、アルファ達の世話をしていたせいかアイツらは妹的な感じになっている、応援してやるよ

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