月を照らす者に成りたくて⋯   作:Bocchi-kun

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 う〜ん⋯。

「どうした?」

 いやね、感想の返信って難しいよねって考えてる。

「思った様に書けば良いんじゃないか?」

 それは失礼じゃない?

「はぁ、何ならアンケートみたいに我が答えようか?」

 ⋯言葉遣い大丈夫かな?

「我が敬語などするわけ無いだろう?」

 ⋯返信した人たちに葬むられる⋯タスケテ。


 第三話、始まります!




訓練

 

 

 

 

 ルナside

 

 

 

 あれから一週間が過ぎた。俺はシドの弟として、家族として受け入られていた⋯同情を誘うよなことをして不本意極まりないが。

 変わった事があるとすれば、シドの魔力を持っているメイドの姿が無くなったり、俺を観ていた存在も居なくなったことだな。

 ⋯結局、シドには聞かなかったんだよな。

 

 そして今は、シドと剣の訓練をしている。シドには姉がいて、クレア・カゲノーと言う。本来シドとクレアが訓練をしていたらしいがクレアは王都へ行ったとの事。だからクレアの代わりに俺がシドと訓練をしてい⋯おっと。

 

 

「⋯ルナ、訓練中に考え事はダメだよ?」

 

「ふん、シドお兄ちゃんに勝つために考えていたんだよ!」

 

「⋯ほい」

 

「わぁ!?」

 

 

 シドと鍔迫り合いするが、押し返されそのまま川にドボンッ。

 ⋯全部演技だけど(シドも)。それににしても俺の声、本当に小学生の時の声だな。それも7歳ぐらい⋯つまりショタボイス⋯ん?俺は一体何を考えていた?

 

 

「ルナー?」

 

 

 20秒近く川に沈んでいた俺をシドが引き上げる。

 ⋯そうだった、力が三割ぐらい戻って来て水の中でも大丈夫だったから忘れてたけど、普通は大丈夫じゃないよな。

 

 

「シドお兄ちゃん酷いよー!」

 

「ごめんね、ルナ」

 

 

 川から出たら、普通のメイドがタオルを持ってきた。

 

 

「ありがとう!」

 

 

 メイドは何も言わず去ったが、嬉しそうに微笑んでいた。

 

 

 


 

 

 

 

 そして夜⋯。

 

 

「⋯」

 

「⋯シャドウ、流石に強いな」

 

「⋯全て()けておきながら何を言っている」

 

 

 夜は、シド⋯シャドウと一緒に訓練をしている(一昨日から始めた)。シャドウは凄い、魔力を形にした上それをスライムにする。俺もそれは思い付かなかったし、あいつも思い付かなかっただろうな。

 てか、シャドウって魔力使うと瞳が赤くなるんだな⋯俺と一緒だ。

 

 

「シャドウ、俺はずっと力を使っていない」

 

「知っている」

 

 

 ⋯流石に気付くよな。

 

 

「だから、今から少し本気を出そうと思う」

 

「!」

 

「でも、シャドウの知ってる力じゃない」

 

「何だと⋯?」

 

「使うのは⋯師匠から受け継いだ奥義の内、二つを合体させた物」

 

「興味深い⋯見せてみろ!」

 

 

 シャドウが全方位からスライムを放ち、スライムソードを手に飛んで来る。

 

 師匠⋯また使わせてもらいますよ!

 

 

「⋯奥義合体『領域(ゾーン)・無双』」

 

 

 


 

 

 

 

 シドside

 

 

 

「⋯奥義合体『領域(ゾーン)・無双』」

 

 

 ルナがそう言った瞬間、僕は反射的に足を止めた。

 

 

「!」

 

 

 ⋯見てしまった、ルナは僕が放ったスライム全てを⋯殴る蹴るで打ち消した。消えた⋯スライムの魔力が。

 そして、ルナと視線が交差する。

 

 

「⋯へぇ」

 

 

 あぁ、つい素の声が出てしまった⋯ルナが構えを取る。でも今まで見たことも無い構え、そして何より隙が無い。

 ⋯これは手強そうだね。

 

 

「⋯」

 

「⋯来ないなら我から行かせて貰うぞ!」

 

 

 スライムソードを手にルナに迫る。

 無駄と分かっていてもスライムもう一回放つ。先程よりも数を少なく、魔力を凝縮した魔力を⋯。

 それでも先程と同じ様に拳を突き出す⋯が、それが狙い!

 

 スライムがルナの拳を避け、ルナの周り全てを囲う。勿論地面の中も。

 そしてルナを囲んだスライムの球体が完成する。破られないように、更に魔力を強固に練り上げる。

 

 

「終わりかな、ルナ?」

 

 

 僕は最後にスライムソードで突き刺そうとした。

 

 

「ん?」

 

 

 急所は不味いので魔力感知でルナの姿を視認したかったのだが⋯見えない。

 念の為、ここら一帯を調べたが何も見えないし感じない。だからスライムを少しずつ小さくして小さくして⋯手の平サイズになった。

 

 

「何処だ?」

 

 

 僕はルナに問いかける。

 見えなくても感じなくても、必ず近くに居る筈⋯。

 

 

 

 

 

「シャドウ!」

 

 

 

 

 

 ルナの声が上空から聞こえた。空を見上げると、満月の中に一つの影が見えた。

 

 

「ルナァ!」

 

 

 僕はルナに向かって飛んで行くとルナも僕に向かって来る⋯ルナが右手を引いた。

 あれは生半可な魔力では勝てない。だから僕はスライムスーツを解いて全魔力をスライムソードに込める。

 

 

 そして、(スライムソード)と拳が()つかった⋯。

 

 

 


 

 

 

 

 ルナside

 

 

 

「⋯」

 

「⋯」

 

「⋯なぁ」

 

「⋯なぁにルナ?」

 

「これ⋯どうするんだよ⋯」

 

「そうだね~あはは⋯」

 

「「⋯」」

 

 

 俺達は更地になった(森だった)場所を茫然と見渡していた。

 ⋯戻そうと思えば戻せるけど、まぁいっか。

 

 

「ルナ、あの奥義って何?」

 

「切り替え早いな。シド、師匠から受け継いだ奥義ってのは言ったよな?」

 

「うん、聞いたよ」

 

「で、一つ目が『領域(ゾーン)』⋯スポーツなどで極稀に観られる現象。極限の集中状態、それを奥義として俺は意図的に使うことが出来るんだ」

 

「やっぱりそれか〜⋯ずるくない?」

 

「ずるいな、俺も師匠にボコボコにされたからな。それで二つ目の奥義『無双』⋯これが結構複雑なんだ」

 

「複雑?」

 

「あぁ、無双は三つの術を合わせた物で三つ全てを極めないといけないんだ」

 

「へぇ?」

 

「全部説明すると長くなるから簡潔に言うぞ?一つ『剛』二つ『封』三つ『解』この三つで無双になる」

 

「⋯素晴らしい!」

 

「本当に分かってる?」

 

「うんうん」

 

 

 ⋯。

 

 

「あ、そうそう。ルナの師匠って?」

 

「あー、師匠ね。俺の師匠は三人居るんだよ」

 

「多くない?」

 

「⋯大丈夫だよ」

 

 

 今はもう⋯会えないからな。

 

 

「⋯ふ〜ん。で、どんな人だったの?」

 

「え〜っと⋯巫女魔法使い半人半霊」

 

「ざっくり言うね」

 

「そうとしか言いようがない」

 

 

 師匠だから余り言いたくないけど、酷い言い方すると脳筋先代巫女、優しい魔法使いのお母さん、孫大好きお爺ちゃん⋯だな。

 

 

「もっとルナから色々聞き出したいけど、全部聞いたら面白くないからね」

 

「シド、俺の話は面白くないからな」

 

「そうかな、僕は面白いと思うよ」

 

 

 何処に面白い要素があるんだよ。

 ⋯面白いこと⋯これだ!

 

 

「⋯ふっふっふ」

 

「え、何急に?」

 

「シド⋯実はな、俺はあの奥義には最終奥義があるんだ」

 

「なん、だと⋯!?」

 

「それを俺に使わせてみろよ」

 

「⋯言ったな?覚悟しろ、今からだ!」

 

「⋯え、はい?今から?」

 

「うんうん!今宵は⋯」

 

「え、ちょ、ま!?」

 

「まだ終わらんぞ!」

 

 

 その後、轟音が響き渡ったのは言うまでもない。

 

 ⋯結局、最終奥義は使わなかった。

 

 

 


 

 

 

 

 ???side

 

 

 

 ここは、とある草原。そこにある墓石の横に座って寄りかかる桃色髪の女性がいた。

 

 

「〜♪」

 

 

 彼女が鼻歌を歌っていると⋯。

 

 

「あら、またかしら?」

 

 

 金髪の女性が空間の裂け目から現れた。

 

 

「悪い、彼は私の夫よ?」

 

「いいえ、何も悪くないわ」

 

「⋯それで私に何か用があるの?」

 

「何もないわ。用があるのはそれよ」

 

 

 金髪の女性は墓石の前にある『黄金の弓』を指した。

 

 

「⋯幾ら貴方でも、それは許されない。皆で決めた筈よね?」

 

 

 それに対して桃色髪の女性は警戒心を剥き出しにする。

 

 

「えぇ分かってるわ。でも今は時間が無いの、そこを退きなさい」

 

「時間が無い?何を⋯っ!?」

 

 

 その瞬間、弓が輝き始め宙に浮かぶ。

 

 

「っ、遅かった!」

 

「なんで⋯?」

 

「何をしているのローレライ!?早くあれを掴みなさい!」

 

「ッ!」

 

 

 唖然としていた桃色髪の女性⋯ローレライと呼ばれる女性は咄嗟に弓を掴もうとするが、あと少しの所で届かなかった。

 弓は空高く上昇して行く。

 

 

「紫、手を貸して!」

 

(あっ)たり前でしょ!」

 

 

 弓はもう遥か上空、普通なら間に合わないし届かない⋯彼女たちが普通の者なら。

 

 ローレライは羽を広げ空へ飛び、金髪の女性⋯紫はローレライの上に空間の裂け目を出す。ローレライはその中に入って⋯。

 

 

「届いて!」

 

 

 弓の目の前に空間の裂け目が現れ、そこからローレライが出てくる。そして弓に手を伸ばす。

 

 

「届い、た⋯?」

 

 

 弓を掴む瞬間、弓はパッと姿を消した。

 

 

「あ、待って⋯待ってよ⋯」

 

 

 ローレライはその事実に唖然として、力無く、羽撃く事なく落ちて行く。

 

 

「不味い!」

 

 

 紫は落ちるローレライを空間の裂け目で回収して、地面に寝かせる。

 ローレライは腕で顔を隠している。

 

 

「⋯ごめんなさい、間に合わなかったわ」

 

 

 紫がローレライに謝罪をするが、ローレライには何の事で謝罪されているのか分からない。

 

 

「⋯ねぇ、どういうことなの?」

 

「それは⋯」

 

「教えて」

 

「っ!?」

 

 

 ローレライは腕をどかして起き上がる。紫がローレライの顔を見ると⋯目元は赤く、涙が零れている。

 しかし、何かを決意した顔をしていた。

 

 

「⋯分かったわ」

 

「⋯」

 

「彼⋯メアが言ったのよ『力の波を感じた』と」

 

「ッ!?」

 

「だから弓を回収して確かめたかったのだけど⋯」

 

「っ⋯ごめんなさい」

 

「大丈夫よ、事情を知らなかったら私もあなたみたいになるわよ。それより、これで確信できたわ」

 

「⋯」

 

「彼は⋯生きている」

 

「⋯」

 

 

 ローレライは下を向いたまま動かない。

 

 

「⋯今、メアが皆に知らせているわ。集合場所は⋯スキマで繋げておくわね」

 

「⋯」

 

「ローレライ⋯あなたはこう思ってる。本当に彼が生きているのか?もし彼が生きていて会えるのか?会えたとしても会っていいのかしら?って」

 

「⋯」

 

「今言った事はあなたに対してだけじゃない。私や他の皆だって同じ。でも⋯みんな彼に会いたい」

 

「⋯」

 

「⋯彼の最期を見届けたのはあなたとあなた達の子だけ。それだけは忘れないで⋯先に行っているわ」

 

 

 紫は空間の裂け目⋯スキマに入り姿を消した。

 

 

「⋯」

 

 

 数分後⋯顔を上げたローレライはスキマを見詰める。

 

 

「紫⋯あなたの言ってる事は分かってる。だから⋯」

 

「待ってて⋯『レイ』」

 

 

 ローレライはスキマに入って行った。

 

 スキマは閉ざされ、そこに残るのは⋯『レイ・ローレライ⋯ここに眠る』と書かれた墓石だけだった。

 

 






 第三話 完


「あ〜あ、やっちまったなぁ?」

 ⋯。

「最後の話のせいで面白くなくなって?読者がブラウザバックしちゃうよね〜?」

 ⋯知ってるよ。

「⋯で、タグは追加するのか?」

 まだ追加しない、今回ちょこっと出しただけだから。それに、もう出てこないと思う⋯ルナの口以外からは。

「そうか⋯もし、読者が少なくなったら一緒に三日月を観に行こうか」

 ⋯なんで三日月?

「我は三日月の方が好みだ」

 ふ〜ん⋯あ、アンケートの事なんだけど。

「⋯何だ」

 あ、違う違う読者に言ってるから。

「⋯(奥義⋯)」

 えっと、短編だけど今の所は投稿します。ですが、投稿するに連れて⋯あぁもう!面倒くさい!


 要するに!

 投稿→アンケート『連載』増えているか確認→増えている→筆記!
 増えていない→短編・様子見!→自分の気分次第で筆記!

 ⋯という流れです。


 では⋯。

 誤字、指摘、感想、評価、良かったらお願いします。

「無双」

 あ⋯。

「⋯正直に言おう。前書きと後書きで、尺・文字稼ぎするな」

「⋯諸君、また会えればいいな」

「我は問う。この小説を『短編』と『連載』どちらが良いか⋯さぁ選べ」

  • 「連載!」
  • 「短編!」
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