月を照らす者に成りたくて⋯   作:Bocchi-kun

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 はい皆さんまたお会いしましたね。
 10月21〜28日ぐらいまでは三日月が綺麗でした。

 ⋯。

 第五話 始まります。



アレクシアとルナ・カゲノー

 

 

 

 

 ルナside

 

 

 

「⋯」

 

「⋯」

 

 

 俺は今、自称シドの彼女を名乗る人と対席していた。

 

 

「それで、自称シドお兄ちゃんの彼女と名乗るあなたは誰ですか?」

 

「あら、本当に私を知らないの?お兄ちゃん大好きっ()のルナ・カゲノー?あ、ちゃんを付けた方が良かったかしら?」

 

 

 ⋯。

 

 

「⋯すみません、世間には疎いもので⋯それと、ちゃん付けは辞めていただけると助かります」

 

「そう?私はアレクシア、此処ミドガル王国の王女の妹よ。よろしくね、世間知らずのお兄ちゃん大好きっ娘のルナ・カゲノーちゃん?」

 

 

 ⋯ブチッ。

 

 

「自称シドお兄ちゃんの彼女のアレクシアさん仲良くなれそうですね?」

 

「えぇ此方こそ仲良くなれそうね?それと自称ではないわ、私は彼、シド・カゲノーと付き合っているのだから自称なんて言わないで頂戴?」

 

「⋯」

 

「⋯」

 

「「⋯ふふっ」」

 

 

 ⋯どうしてこうなったんだっけ?

 

 

 


 

 

 

 

「シャドウガーデン、か⋯」

 

 

 廊下を歩いている俺は先程の事を思い返す。

 正直、最後にあぁは言ったがどう動けばいいか分からない。だって情報が無いからな。

 

 

「はぁ⋯ん?」

 

 

 何か教室が騒がしいな。何かあったか?

 

 教室に入ると、話し声が聞こえた。

 

 

「なぁ本当か、アレクシア王女がアレと付き合ったって話?」

 

 

 ⋯アレクシア王女、誰?アレ?付き合う?

 教室を離れてる間に一体何が⋯?

 

 

「本当さ。アレクシア王女が、あのシド・カゲノーと付きあ」

 

「今の話、本当?」

 

 

 ⋯演技開始。

 

 

「る、ルナちゃぶぐっ!?」

 

「おい馬鹿、それは禁句だろうが!?」

 

「あ、あぁすまん助かっ」

 

「今の話⋯う?

 

「「ア、ハイホントウデス」」

 

 

 よし、これで話が聞ける。いや、シド本人に聞けばって⋯あれ?俺とシドは同じクラスだからもう居ると思ったんだけど⋯何故居ない?

 

 

「⋯シドお兄ちゃんは、何処?」

 

「し、知りません!まだ、教室に来てません!」

 

 

 ⋯逃げたか?

 

 

「そう⋯そろそろ授業が始まるのに、サボるつもりなのか?⋯教えてくれてありがと」

 

「い、いや、ルナちゃんの頼みならいく、ら⋯でも⋯⋯あっ」

 

 

 アレクシア王女ねぇ、ふ〜ん⋯。

 

 俺は席に着く。

 

 

「⋯運が良かったな」

 

「⋯あぁ」

 

 

 

 

 

 ⋯昼になり、現在⋯俺は食堂に向かっていた。

 朝の授業が始まる前、ヒョロとジャガは放心状態で教室に入って来たが、シドは来なかった。

 二人に聞いてみると「ルナが面倒くさいから食堂にいる事は伝えないでくれ」との事。

 

 ⋯ふふっ、覚悟しろシド。

 あっ⋯。

 

 

み〜つけた

 

 

 後ろからヒョロとジャガと一緒に食事をしているシドの両肩を掴み、笑顔で言う。

 

 

「⋯へっ?」

 

 

 シドが振り返り俺と目が合う。

 

 

「⋯」

 

「⋯」

 

「⋯シドお兄ちゃ」

 

「ちょっといいかしら?」

 

 

 固まってるシドに呼び掛けようとしたら、誰かに話し掛けられた。声の方に向くと、昼食を乗せたトレイを持っている白髪ツインテールの女性が居た。

 

 

「⋯誰?」

 

「私?そこのシド・カゲノーの恋人だけど何か?」

 

「⋯は?」

 

 

 この人は何を⋯あ、忘れてた。じゃあこの人がアレクシア王女か?

 

 ⋯と、そんな事を考えているとアレクシア王女?はシドを奥の席に退けてシドが座って居た場所に座る。

 

 ⋯へぇ、そんな事するんだ?

 

 

「ヒョロさん、そこ座ってもいいですか?」

 

 

 俺はヒョロが座っている場所に指を差す。

 

 

「あ、どうぞどうぞ!」

 

 

 ヒョロは素直を席を譲ってくれた。俺は席に座る。

 

 

「ありがと⋯」

 

「⋯」

 

「それで、自称⋯」

 

 

 


 

 

 

 

 数日後⋯。

 

 

「ガルルルゥ⋯!」

 

 

 ⋯アレクシア、絶対に許さん!!

 

 

「な、なぁ、ルナちゃん一体どうしたんだ⋯?」

 

「ほら、例の件だよ」

 

「例の件?」

 

「アレクシア王女とシド・カゲノーの件だよ」

 

「ん?あれがどう⋯あっ」

 

「気付いたか⋯」

 

「あぁ⋯つまり⋯」

 

「「嫉妬()⋯」」

 

「可愛い理由だろ?」

 

「あぁ⋯可愛いな」

 

 

 ⋯俺は最近、シドと話せずにいた⋯全部アレクシアの所為だ。

 俺とシドが話そうとすると、何処からか現れたアレクシアが割って入ってシドを連れ去ってしまうし、挙句の果てには⋯シドの事を「ポチ」呼ばわり、だと⋯!?

 ⋯シドもそれに乗っかっているから寮に帰った時に頭をポコポコ(ボコボコ)殴っている。

 

 ⋯そして、アレクシアの件で一つ気掛かりな事がある。それは⋯アレクシアの周りに(よこしま)な気配が多数感じ取れたから。それが誰なのかは特定は簡単だったが、その相手が面倒くさい。

 相手は⋯王国騎士団だ。

 正直、今じゃあどうしようも出来ない⋯訳ではないが、流石に今使うのは不味い。もしもの為に取っておかないとな。アレクシアには悪いが様子見をさせてもらう。

 その前にシドと話をしたいんだが⋯。

 

 俺がシドの席を見ると、ヒョロとジャガが周りにいるだけでシドの姿はなかった。

 今はもう今日の授業が終わり、教室内には殆ど人は居ない。

 

 

「⋯はぁ、仕方ない」

 

 

 ⋯行くか。

 

 俺は席を立ち教室を⋯出る前に、朝も話した男子二人組に一言。

 

 

「⋯全部聞こえてるからね?」

 

「「⋯え?」」

 

 

 そして教室を出る。

 

 さてと、シドたちは何処かな?⋯そこか。

 

 

「なぁ⋯」

 

「あぁ⋯」

 

「「財布、大丈夫かな⋯」」

 

「ヒョロくん、僕たち以外にも被害者が⋯」

 

「俺たちと同じ道を行くんだろうな。でも⋯」

 

「「食べてる時の顔が可愛いんだよ(ですよ)!!」」

 

「⋯どうしたんだ、あの二人?」

 

「関わるな、そっとしておけ」

 

 

 


 

 

 

 

「うわぁ⋯」

 

 

 夕暮れ⋯シドとアレクシアの様子を観てたら、喧嘩別れみたいな感じになった。

 途中まで良い感じになってたのに⋯。

 

 これからシドと話をしたかったけど⋯凄いな、アレクシアの周りに五人いるな⋯はぁ、流石にシドも気付いてると思うけど⋯。

 ん?シドの気配が寮に向かってる?⋯シド、お前の彼女だろうが!?後で無双使ったビンタ十回するからな!?

 ⋯俺が行くしか無いか。

 

 俺はアレクシアにだけ気付くように気配を出しながら後ろに隠れて付いて行くと⋯。

 森に中に着いた。

 

 ⋯いやバカなの?何で態々人気のないところに行くの?

 

 

「⋯出て来なさい、居るのは分かってるのよ!」

 

 

 アレクシアが足を止め、振り返って言う。

 

 

 

「⋯」

 

「誰かと思ったらお兄ちゃん大好きっ娘のルナ・カゲノーじゃない」

 

 

 ⋯気配の数が減った、報告係か。

 

 俺はアレクシアだけに見える様に魔力文字を宙に書く。

 

 

「⋯何で私を付けたのかしら?」

 

「最近シドお兄ちゃんと話せなくてね?」

 

「あら、嫉妬?醜いわね」

 

「⋯まぁ、そうなるかな?」

 

 

 俺は学園に入ってから持っている剣を鞘から抜く。

 そして敵の数、方角、タイミングを知らせる。

 

 ⋯3。

 

 

「⋯殺る気?あなたに出来るの」

 

「さぁどうだろう?でも俺はもう⋯」

 

 

 ⋯2。

 

 

「⋯そう」

 

 

 アレクシアが剣を抜く。

 

 ⋯1。

 

 

「⋯今!」

 

 

 俺とアレクシアは同時に真後ろの敵に奇襲を掛ける。

 アレクシアは敵を斬りつけ、俺は⋯剣の柄で峰打ちをする。

 

 残り二人⋯。

 

 

「何⋯!?」

 

「くっ、気付かれていたとは⋯!?」

 

 

 木の上から王国騎士団が二人降りてきた。

 

 

「アレクシア王女、あと二人だ⋯アレクシア王女?」

 

 

 アレクシアからの返事が無かったのでアレクシアを見ると、唖然としていた。

 

 

「何で⋯王国騎士団が⋯私を⋯?」

 

 

 アレクシアが何かブツブツ言っているが、戦闘中に他の事に意識が行くのは自殺行為である。

 そんな事をすれば当然⋯。

 

 

「今だ!」

 

 

 敵の格好の的になる。

 

 

「っ、もう!」

 

「がぁっ⋯!?」

 

 

 また、峰打ちで気絶させる。

 ⋯残り一人。

 

 

「アレクシア王女!」

 

「ッ、ごめんなさい!」

 

 

 アレクシアに向けて大声を出すと、ようやく正気を取り戻した。

 でも⋯。

 

 

「終わりだ!」

 

 

 敵は俺の背中に攻撃を仕掛けていた。

 

 

「危ない!?」

 

 

 アレクシアが声を出すが、この程度⋯。

 俺はニヤリと笑いながら言う。

 

 

「問題ない」

 

 

 そう言った瞬間、敵がドサッと倒れる。

 

 

「⋯え?」

 

「言っただろ?問題ないって」

 

 

 俺がステップを踏めば、楽に終わ、る、あれ⋯い、しき⋯⋯が⋯⋯⋯。

 

 

「ね、ねぇちょっと?何で急に倒れるのよ?⋯この感じ、魔力切れ?おかしい、今の戦いに魔力は感じなかったのに⋯」

 

「ちっ、殆どやられてるじゃないか」

 

「ッ誰!?」

 

「ふんっ!」

 

「あっ⋯」

 

「⋯はぁ、手間を掛けさせやがって。これでようやく王族の血が手に⋯ん?こいつは確かシド・カゲノーの弟、ルナ・カゲノーだったか?⋯ハハハッ、こいつは使えるぞ!⋯ふむ、人質としても悪くないが⋯こいつの血が全て抜かれた姿も見てみたいな⋯決まりだな、こいつも連れて行くか」

 

 

 


 

 

 

 

 ???side

 

 

 

 とある森の中、そこに綺麗な一つの家があった。その家の玄関が開き、現れたのは⋯。

 

 

「う〜ん⋯今日もいい天気ね!」

 

「ハッカーイ!」

 

 

 金髪の女性と宙に浮かぶ手の平サイズの人形?だった。

 

 

「ねぇ白海(はっかい)?」

 

「?」

 

 

 白海と呼ばれる人形?は小首を傾げる。

 

 

「本当なの?レイの魔力を取れたって?」

 

「ハッカイ!」

 

「そう、なら今日中にでも皆に伝えに行かないと⋯」

 

「ハッカイ!?」

 

「え、魔力が無くなってきてる!?」

 

 

 この金髪の女性は白海の言葉が分かるようだ。

 

 

「ハッカーイ!」

 

「えっ!?」

 

 

 白海が叫ぶと、全長50cmぐらいの小さな白い渦のゲートが現れた。

 

 

「は、白海、今何をしたの?」

 

「ハッカイ!」

 

「一時的にレイの居る場所まで繋げた!?」

 

「ハッカーイ!」

 

「持っている魔力だけじゃこれが限界⋯って白海、このゲートは?」

 

 

 白いゲートの隣に赤黒いゲートがあった。

 

 

「ハッカイ?」

 

「知らないの?」

 

「ハッカイ」

 

「そう⋯何か懐かしい感じがするわね」

 

「⋯」

 

「⋯白海?」

 

 

 赤黒いゲートが気になったのか、白海はゲートに触れる。

 

 

「ハッカ~イ!?」

 

 

 触れた瞬間、白海は吹き飛ばされて白いゲートに入る。

 そして白いゲートが閉じて赤黒いゲートが残った。

 

 

「白海⋯ッ!?」

 

「グア゙ァ゙ァ゙⋯!」

 

 

 残った赤黒いゲートから異型の生物が出て来た。

 

 

「もう、何なのよ!?」

 

 

 金髪女性が臨戦態勢を取る。

 

 

「グア゙ァ゙ァ゙!」

 

 

 異型の生物は叫び声を上げながら女性に突進する。

 

 

「⋯思ったより遅いのね」

 

 

 ⋯が、女性はそれを軽々避ける。

 

 

「これなら直ぐに「恋符『マスタースパーク』!」で、も⋯!?」

 

 

 突然、上空から声がしたと思ったら眩い極太の光線が異型の生物に降り注ぐ。

 

 そして、異型の生物は声を出す事も出来ずに消滅した。

 

 

「良かった、無事だったか!」

 

 

 空から箒に乗った白黒衣装の魔法使いが降りてきた。

 

 

「無事だったか、ですって⋯?魔理沙、ふざけているの?」

 

 

 白黒の魔法使い⋯魔理沙に歩み寄る。

 

 

「あと少しで私に当たる所だったじゃないの!?」

 

「す、すまんアリス!あちこちで暴れてる化け物を倒したかったんだ!?」

 

「魔理⋯今あちこちって言った?」

 

「あ、あぁ言ったぞ?」

 

「どういう事?魔理沙、説明しなさい」

 

「分かったぜ⋯あれ、白海人形はいないのか?」

 

「白海なら多分レイの所に行ったと思う」

 

「はぁ!?白海だけ先に行ったのかよ!?」

 

「先に?」

 

「あぁ、紫たちから言われたんだ『レイは生きている』ってな」

 

「そう⋯一体何が起こっているの⋯」

 

「⋯アリス、現状についてとこれからを説明するぜ」

 

「えぇ魔理沙、頼んだわ⋯」

 

 

 アリスと魔理沙は数分話し合った後、何処かへ飛び去って行った。





 第五話 完


 えぇ、ここまで読んだ読者に、いくつかご報告が有ります。

 一つ目は⋯気付いた読者(第一話〜第四話⋯投稿時の読者)もいると思いますが、この小説が『短編』から『連載』になりました。けど、自分の中での不安で『本当に連載にして良かったのか』という事です。
 理由は⋯ここまで読んだ読者が『思ってたのと違う』と考えたからです⋯まぁ、これは自分の感想ですけどね。

 二つ目は⋯すみません、忘れました。思い出したら最後に『追記』として出てくるかもしれません。


 報告は以上です。では⋯

 誤字、指摘、感想、評価、良かったらお願いします。



 2025年 11月5日 
 PM6:00以降 『満月が綺麗でした』


 追記

 思い出しました、タグについてです。
 現在、タグを追加しないといけないと思うのですが⋯まだ追加はしません。
 ⋯以上です。

前書きと後書きの自分と彼の会話、要ります?

  • 要る。
  • 要らない。
  • 章「雑談」を作る。
  • 一番多い方を選ぶ。(←これ含む⋯ん?)
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