月を照らす者に成りたくて⋯   作:Bocchi-kun

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 自分の投稿ペースについて⋯。

 ・仕事(月~金)出勤、退勤中(歩きながらじゃないよ!)

 ・仕事中の休憩時間⋯全部
 
 ・土日どちらか仕事中⋯上記

 ・休みの日、家⋯気まぐれ

 ⋯正直しんどいです。


 第六話、始まります。



それぞれの状況

 

 

 

 

 アレクシアside

 

 

 

 今、私は血を抜かれていた。

 

 

「⋯⋯はぁ」

 

 

 意識を取り戻してから数日⋯経ったのか分からないけど、薄暗い室内に私と『ポチ二号』⋯そして化け物が居た。ポチ二号はルナ・カゲノーの事。

 

 逃げようとしても私の四肢は魔力封じの鎖で台座に固定されて動けない。ポチ二号もそうだけど、誘拐されてから一度も目を覚ましていない。

 最初は私たちを誘拐して人身売買などをするのかと思ったけど違った。目が覚めてからしばらく経ったら、頭のおかしい白衣の男が入ってきた。そいつは口を開けば「王族の血、王族の血」しか言わない。他のことを言えば、自身への過大評価と他人の罵倒⋯それを私に話すから本当面倒くさい。でも、話を合わせないと何をされるか分からないから話を合わせる。

 

 話し続けると感情が昂ったのか化け物を蹴り始める。見ていて気分が悪いから私の血を抜く事に注意を促す。

 最初に王族の血と言ってた時に血を抜かれ「私の血をなんに使うの?」と理由を聞いたら、『王族の血で魔人を現代に蘇らす』って言ったわ⋯まるでおとぎ話ね。

 

 そして、再び注射器で血を抜かれる。それを数日に渡って何回も何回も⋯当然血を抜かれ過ぎて貧血にもなったわ。けど抜かれた後が最悪だった。食べ物とは思えない白くてドロドロとした物を私に無理矢理食べさせれられた。

 

 私は既に精神が限界だった⋯でも、ポチ二号の方が私より酷い事をされていた。だから、まだ耐えれる。

 ポチ二号は私より血を抜かれている、そしてアレも食べされられている⋯意識が無いのにも関わらず、ね。

 

 その理由だけど⋯。

 

 

「へ、へへ⋯はは⋯血、血、王族の血と、いい一緒、と、特別な、血血⋯ひひっ」

 

 

 ポチ二号の血は特別、それは私がこの目で見た。この男も最初見た時と比べて若く見える、体調も良くなったように⋯いや、良くなったわ、この男の何もかもが⋯。

 

 最初、ポチ二号が血を抜かれた事に疑問を持ったけど、その後よ⋯注射器を抜いたら、注射器を指した場所が淡く光った。

 光が収まると、傷口は塞がっていた。その時に魔力を感じたけど私はそれを魔力とは思わない。ポチ二号は意識が無いのに魔力が使える筈が無いのだから。

 ⋯けど、私はその現象を魔力を感じたこと以外に説明できない。

 

 そして男は何を思ったのか知らないけど、足元にいたネズミを捕まえてメスで指した。メスを抜き、ポチ二号の血が入った注射器をネズミに指して注入した。

 すると、ネズミの傷がポチ二号と同じ様に塞がった。

 

 

 それからだ、この男が更に狂い始めたのは⋯。

 

 

 男はポチ二号の血を大量に抜き始め、あろう事か自分にポチ二号の血を注入した。そしたら男の体が少し若返ったように見えた。

 

 男はポチ二号の血を抜きすぎたと思ったのか、ポチ二号を見る⋯すでに注射痕の傷は無くなっていた。

 見た後、ポチ二号に私に食べさせたものと同じものを食べさせる。

 

 本当、嫌な気分ね。

 ⋯私にだって良心はある、王族の血が目的ならポチ二号は巻き込まれたという事⋯ポチにも悪い事をしたわね⋯。

 

 

「⋯ごめんなさい」

 

 

 今の私に出来ることは⋯何もない⋯。

 

 

 


 

 

 

 

 シドside

 

 

 

 アレクシア誘拐事件の容疑者になった僕は、モブ当然の尋問(拷問)を五日間に渡って受けた。

 ⋯あれは良かった、凄く良かった!僕のモブらしい演技と最高のモブの拷問が素晴らしかった!

 そして容疑者から外れ解放された僕は寮に帰る途中騎士団に尾行されていたけど、僕の代わりにアルファが片付けてくれた。

 ⋯まだモブらしい事が全然出来てない気がするのは少し残念だ。多分ルナの所為だ、僕にべったりするから!⋯前世は弟が居なかったけど、弟ってこんな感じなのかな⋯あれ、僕姉さん居る、僕は姉さんの弟、ルナは僕の弟⋯ん?

 ⋯考えないようにしよう!

 

 そういえば、解放されてから最初に会うのはルナだと思ったけどアルファだった。あの時も寮に戻って来なかったし⋯。

 まさか⋯ルナが王女を誘拐して拷問している?有り得る、有り得るぞ!?

 ⋯冷静に考えてみれば、ルナはそんな事しない。ま、ルナにも一人になりたい時もあるだろうね、うん。でもサボるのは頂けないなぁ。

 

 っと、寮に着いたね。

 ⋯ん〜、ルナの魔力反応は無しっと。そして代わりの魔力反応が一つ。

 

 僕は自室のドアを開ける。

 

 

「久しぶりだね、アルファ」

 

 

 そこからは話し合って、アルファが去る時こんな質問してきた。

 

 

「⋯ルナ・カゲノーについて教えてくれないかしら?」

 

「ルナを?」

 

「えぇ私は知らないけれどシャドウ、貴方なら知っているでしょ?」

 

「知ってるけど⋯なんで?」

 

「彼の魔力と願いを叶えるアーティファクトの魔力⋯同じものを感じたわ」

 

 

 願いを叶える?あぁルナを生み出した、あれか⋯。

 

 

「⋯確かにルナとアレの魔力は一緒だよ、一心同体だからね」

 

「っ、まさか!?」

 

 

 ⋯アルファも気づくか、ルナがアレによって生み出されたものだって。

 でも⋯。

 

 

「アルファ⋯ルナは生きているよ」

 

「ッ!」

 

「例え、人じゃなくても⋯ルナは生きている」

 

「シャドウ⋯」

 

 

 僕は片目を閉じて口に人差し指を立てて言う。

 

 

「今言えるのはこれだけ。アルファ、この事は内緒だよ?」

 

「⋯えぇ」

 

 

 まだ他にも聞きたいことがあるのか、アルファは不服そうな顔をしながら去っていった。

 

 そういえばアルファの話によると、今回の王族誘拐事件は教団も絡んでるらしい。

 王族の血⋯ルナってあー⋯そうそうアーティス⋯アーティファクト!ルナはアーティファクトから生まれたけど、結局体とかどうなってるんだろう?血液とか、あれとか⋯考えたら切りが無い、うん、やめよう。

 

 

 ⋯ルナ、何処に行ったんだろう?

 

 

 


 

 

 

 

 ルナside

 

 

 

「⋯ッ」

 

「⋯⋯んっ⋯っ、ここは⋯!?」

 

 

 この真っ暗な空間は⋯知ってる。俺の、精神世界⋯。

 

 でも何故?此処に来る条件は、霊力、魔力、妖力、そして⋯アレの内一つを全て消費する事の筈⋯。この世界に来て使えるのは、魔力とアレだけ⋯けど、どちらも殆ど使っていない筈だ。

 試してみるか⋯。

 

 俺は手の平に魔力を練る。

 

 

「⋯魔力が、無い?」

 

 

 魔力が九割近く無くなっていた。

 

 

「⋯はぁ」

 

 

 原因は直ぐに分かった。

 

 

「⋯!?」

 

 

 突然俺の後ろから光が差す。

 振り返って光の正体を見ると⋯。

 

 

「なっ!?」

 

 

 俺が作って、ずっと使っていた黄金の弓だった。

 

 この弓は、俺が日本でやっていたゲームの武器を模倣して作った弓。性能面も殆ど一緒だ。

 まず⋯⋯⋯。

 

 ⋯説明面倒くさいな⋯簡単に言うと、『ピト』が使ってる弓の青い色の部分を白い色にしただけのパクリ武器だ。それを俺は愛用武器として使っていた。

 でも何故ここに、俺は呼んだ覚えはないぞ?

 

 ⋯考えている暇はない。この精神世界は現実と時が一緒ではない。一分、一時間、何日、何十日と過ぎている可能性がある。

 そして精神世界と言ったが、正確には『別の空間に俺の意識が移される』だ。

 勿論ここには誰でも来れるが、俺以外だと空間系の能力を持っている奴しか来れない⋯連れて来る事は可能だけどな。

 こんな話をしてる場合じゃない、早くアレクシアの所に戻らないと。俺やアレクシアに何かあれば⋯。

 

 俺は弓に近づいて、手を伸ばす⋯前に。

 ⋯はぁ、時間が取られるな。

 

 

「⋯白海、居るんだろ?」

 

「ッ、ハッカーイ!」

 

「ははっ久しぶりだな」

 

 

 俺が白海を呼ぶと俺の胸に飛び込んで来る。

 白海が居ることは魔力を練った時に分かった、魔力が吸い取られていたからな。白海は魔力が無くなると消滅してしまう。そして俺以外の魔力では意味が無い⋯つまり白海は、俺の魔力が生命線なんだ。

 でも白海の魔力量が少ない所を視ると⋯あちら側では数年は経っている筈。

 

 

「ハッカ~イ

 

「⋯」

 

 

 いつの間にか白海が俺の頬に頬擦りをしていた。

 ⋯いやまぁ、白海は俺が作ったから懐くのはそうなんだけど⋯俺の性格?性質?が似ちゃったんだよなぁ⋯。

 俺は白海を右手に乗せて話しかける。

 

 

「白海は何でここに居るんだ?」

 

「⋯ハッカーイ」

 

 

 俺の魔力を使って、世界を渡るゲートを作ってゲートに入って気付いたらここに居た⋯と。

 はぁ⋯ん?白海はあっちからこっちに来たのか?

 

 

「白海、そのゲートもう一度出来るか?」

 

「⋯ハッカイ」

 

 

 白海は首を横に振る。

 俺の魔力が消え始めたから、咄嗟に俺から吸い取った魔力を全て使ったら出来た、とのこと。

 偶然、か⋯。

 

 俺がこの世界に来てから、あの力で大きな事が出来なくなった。少なくとも、世界を渡るぐらいなら行けたんだけどな⋯。

 

 

「⋯」

 

「白海、落ち込むな。別に白海が悪い訳じゃない」

 

 

 

 俺は左手で白海の頭を撫でる。

 

 

「⋯//」

 

 

 ⋯さてと、そろそろ取るか。

 俺は白海を頭に乗せ、弓を手に取る。

 

 

「⋯何かあると思ったけど普通に取れたな」

 

 

 俺は弓をアイテムボックス?みたいな空間に納める。

 

 

「⋯ハッ、ハッカイ!?」

 

「ん?あぁこれか」

 

 

 俺の体から光の粒子が出始めた。これは、俺が目覚める時の合図だ。

 そうだった、白海はまだ此処に来たこと無いんだったな。

 

 

「白海」

 

 

 白海を前に来させて俺と向き合い、白海は魔力を使う事で宙に浮かび目線を合わせる。

 白海には光の粒子が出ていない⋯という事はここに残るということになる。

 

 俺は白海に向けて人差し指を突き立てる。

 

 

「ッ!?」

 

「⋯分かるか?」

 

「⋯チュッ//」

 

 

 白海は驚きながらも俺のその指先に⋯キスをする。

 

 これは、『魔力共有』。これをする事で俺は白海と魔力の繋がりが出来て、魔力の譲渡や呼び出す事が出来る。前に一度、白海を呼んだが来なかった。多分、俺が死んだせいだろう。

 言うなれば、再契約だな。

 

 それと最初の頃の魔力共有は、別にキスじゃなかったのに数回を過ぎた頃いつの間にかこれに変わっていた。

 ⋯何故?まぁいいけど。

 

 

「白海、少しの間ここにいる事になるけど大丈夫か?」 

 

「ハッカーイ!」

 

「分かった⋯行ってくる」

 

 

 俺の体から更に光の粒子が大量に出始め⋯そして、俺の意識と共に姿も消えた。

 

 

 


 

 

 

 

 白海side

 

 

 

「⋯ハッカーイ」

 

 

 ⋯行っちゃた。

 ボク、白海はオプタ⋯間違えた、レイ様によって創られた存在。元々はアリス・マーガトロイド様の上海人形だったけど、レイ様がボクに魔力の魂を宿らせた。レイ様の魔力で創られたからなのか、ボクはレイ様と似ている部分がある。

 

 例えば⋯レイ様は愛が非常に重い。けど、レイ様は制御が出来ている⋯レイ様程ではないけど、ボクも出来ている。

 先程の魔力共有だって元々は、指を合わせるだけで良かったのにボクがそれをキスに書き換えたから。でも、レイの魔力共有の所有権は無理だった⋯出来ても嫌だけどね♪

 本当ならキスじゃなくて、もっと⋯でもレイ様にはローレライ様が居たから⋯。

 それぐらい、ボクも愛が重いんだよ?

 

 あぁレイ様⋯二度と会えないと思っていたレイ様⋯もう、我慢しなくていいよね?今ならボクが、貰ってもいいよね?

 

 

「ハッカイ⋯フフッ

 

 

 


 

 

 

 

 ルナside

 

 

 

「⋯っ!」

 

 

 俺は瞬時に跳ね起きる。

 

 

「⋯は?」

 

 

 俺の目の前には⋯アレクシアの背中があり、その背中には剣が⋯貫かれていた。

 

 







 第六話 終



 プロフィール


 名前 白海  年齢 推定5歳?

 身長 20cm  体重 200g


 説明

 レイ⋯元いルナによって創られた人形。アリスに上海人形を貰い、魔力とルナの力で魔力の魂を創り、その上海人形に宿した。その為、白海はルナと似る部分がいくつか有る。その内の一つが『ヤンデレ』。

 白海は魔力が無くなると魔力の魂が消滅してしまうため、定期的に魔力を補充しないといけない。その上、白海自身は魔力の自然回復が出来ない。
 別に魔力であれば何でもいいが、ルナ(レイ)以外の魔力を白海が拒絶してしまう。これを皆はルナ(レイ)の魔力以外受け付けないと思ってしまった。

 容姿について⋯まぁ、今は髪は白い、とだけ言っておきます。


 白海について。

 えぇ⋯はい⋯本来なら白海は出す予定はなかってんですが、ちょっとしたサポートが個人的に欲しくて出しました。



 11月11日⋯ポッ○ーの日、○ッキーゲーム⋯うん、決まりだな。では⋯。

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 (投稿日)は半月。

前書きと後書きの自分と彼の会話、要ります?

  • 要る。
  • 要らない。
  • 章「雑談」を作る。
  • 一番多い方を選ぶ。(←これ含む⋯ん?)
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