ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「話は終わったな。では後は、アリエスの歩兵部隊から連絡が来次第・・」
【陛下。各自配置に着きました】
「随分早いな。分かった」
ミカエル様が言葉を言い終わる前にアリエス氏から連絡が来た。
「ではタウラスよ。お前は他の騎馬隊と一緒にロアーヌに戻っていてくれ。シノンの復興で疲れているだろうからな。ゆっくり休むが良い」
「えっ?ですが陛下や王妃が戦っている時に私達だけが休むなんて・・」
「何を言っている。お前達は『今まで』働いて来ただろう。我々は『これから』働く。違いがあるのはそれだけだ。それに、ロアーヌに何かあった時、お前達の力をまた借りなければならないしな。だから休めると時にしっかり休んでおけ」
「そう言う事。部下だからって、何も遠慮する必要は無いの。あなた達も私達の家族同然なんだから。ね?ミカエル?」
「ああそうだ。カタリナの言う通りだ」
「うう・・。お心遣いありがとうございます!承知いたしました。ゴドウィン討伐よろしくお願いします。あと、モンスターの件もお忘れなく」
「任せておけ」
「それでは失礼いたします」
タウラス氏と騎馬隊のメンバーがこの場を離れた。
「よし。それでは行動開始だ!」
おとりメンバーが少し先行し、潜入メンバーが後に続いた。
さて・・。
一体どうやって奴らの注意を引き付ける・・?
俺は先行したおとりメンバーの動きを見ながら思った。
バキッ!!
「あっ・・」
木の枝が折れた音がすると、ゾーマ様が素っ頓狂な声を上げた。
「誰かいるのか!?」
当然見張りに気づかれた。
「うわっ・・やっべ・・!!」
「馬鹿野郎!何やってんだ!!」
セト様が怒った声が聞こえた。
「そこか!!」
「まずいですよ!逃げましょう!!」
ラスタ様の声をきっかけに、5人が城の入口から離れて行った。
「逃がすか!!我々は奴らを追う!目印を残しておくから、お前は応援と共に来てくれ!!」
「分かった!!」
入口にいた5人の内、4人がおとりメンバーを追跡した。
そして残った1人は城内に入り、応援を呼びに行った。
「えっと・・。ミカエル様、今のは・・?」
「間違いなくわざとだ」
「ですよ・・ね」
だよな・・。
俺が尊敬する人達が
あんな間抜けだったら困る。
そして数分後・・。
何人かの兵士が城内から飛び出してきた。
これで、城内の兵士は大分減っただろう。
「よし!おとり作戦は成功だ。我々も作戦に移るぞ!」
「はい!!」
ミカエル様の言葉を合図に、俺達5人は城内に入っていった・・。