ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ユウ編 第一章⑥

「話は終わったな。では後は、アリエスの歩兵部隊から連絡が来次第・・」

【陛下。各自配置に着きました】

「随分早いな。分かった」

 

ミカエル様が言葉を言い終わる前にアリエス氏から連絡が来た。

 

「ではタウラスよ。お前は他の騎馬隊と一緒にロアーヌに戻っていてくれ。シノンの復興で疲れているだろうからな。ゆっくり休むが良い」

「えっ?ですが陛下や王妃が戦っている時に私達だけが休むなんて・・」

「何を言っている。お前達は『今まで』働いて来ただろう。我々は『これから』働く。違いがあるのはそれだけだ。それに、ロアーヌに何かあった時、お前達の力をまた借りなければならないしな。だから休めると時にしっかり休んでおけ」

「そう言う事。部下だからって、何も遠慮する必要は無いの。あなた達も私達の家族同然なんだから。ね?ミカエル?」

「ああそうだ。カタリナの言う通りだ」

「うう・・。お心遣いありがとうございます!承知いたしました。ゴドウィン討伐よろしくお願いします。あと、モンスターの件もお忘れなく」

「任せておけ」

「それでは失礼いたします」

 

タウラス氏と騎馬隊のメンバーがこの場を離れた。

 

「よし。それでは行動開始だ!」

 

おとりメンバーが少し先行し、潜入メンバーが後に続いた。

 

 

 

さて・・。

 

 

一体どうやって奴らの注意を引き付ける・・?

 

 

俺は先行したおとりメンバーの動きを見ながら思った。

 

バキッ!!

 

「あっ・・」

 

木の枝が折れた音がすると、ゾーマ様が素っ頓狂な声を上げた。

 

「誰かいるのか!?」

 

当然見張りに気づかれた。

 

「うわっ・・やっべ・・!!」

「馬鹿野郎!何やってんだ!!」

 

セト様が怒った声が聞こえた。

 

「そこか!!」

「まずいですよ!逃げましょう!!」

 

ラスタ様の声をきっかけに、5人が城の入口から離れて行った。

 

「逃がすか!!我々は奴らを追う!目印を残しておくから、お前は応援と共に来てくれ!!」

「分かった!!」

 

入口にいた5人の内、4人がおとりメンバーを追跡した。

そして残った1人は城内に入り、応援を呼びに行った。

 

「えっと・・。ミカエル様、今のは・・?」

「間違いなくわざとだ」

「ですよ・・ね」

 

 

だよな・・。

 

 

俺が尊敬する人達が

 

 

あんな間抜けだったら困る。

 

 

そして数分後・・。

何人かの兵士が城内から飛び出してきた。

これで、城内の兵士は大分減っただろう。

 

「よし!おとり作戦は成功だ。我々も作戦に移るぞ!」

「はい!!」

 

ミカエル様の言葉を合図に、俺達5人は城内に入っていった・・。

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