ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
キドラントの宿屋には夜中に到着しました。
私の前に宿帳にサインをしている少年二人組がいます。
「相変わらず字が下手だなぁルネは」
「うるせえなぁ。別に良いだろうが!一言多いんだよリーケルはよぉ」
何だか騒がしいですが、久しぶりな感じがします。
ポドールイにいた時の静けさが当たり前では無いのです。
「あ、お嬢さん、失礼しました。騒がしかったですよね」
リーケルと言われた方の少年が私に頭を下げました。
「いえ。大丈夫です」
「そうでしたか。それなら良かったです。そうだ!お近づきのしるしにお茶でも・・」
「くだらん事してないで、行くぞリーケル!」
「いで!いででで!!耳引っ張るなよ!!」
ルネさんがリーケルさんを引っ張っていきました。
すごい人ですね。
さてと。
明日も早いので、部屋に入ったらゆっくり休みましょう。
私も宿帳にサインをし、部屋に向かいました。
おはようございます。
本日も快晴です。
昨日はうっかりしてしまいました。
亡くなった人をモンスターに変えている存在の事を伯爵にお聞きすれば良かったなと。
まあ、いずれ会う事になるでしょうが。
そうしなければ、この世界からモンスターを完全に消滅させる事が出来ないですから。
さてと。
今日も頑張りますか。
ちなみに、キドラントにある、モンスターに対する結界を発しているアイテムは『ねこいらず』です。
自分達の罪を忘れないよう・・と言う事でしょうか?
それとも、ただの偶然でしょうか?
私は早速、キドラントの町長の家に向かおうとしました。
ですが、家が結構多くてどれが町長の家か分かりません。
キドラントは、『キドラント?キドランドでは無くて?』と良く間違われたり、『キドラントって村じゃ無いの?』と言われるほど寂れていたそうですが、5年前あたりから急に発展し始めたとの事。
本日私は、その件で町長の所を訪ねるつもりなのです。
「あの、済みません」
「はい。何でしょう?」
私は、ちょうど目の前を通りかかったカップルに尋ねると、女性の方が答えました。
どちらも20代後半と言った所でしょう。
女性は金髪のロングヘアをツインテールにしており、男性の方は黄色のバンダナを身に着けています。
「町長の家がどちらかご存じではありませんか?」
「ちょうど良かったですわ。私達も今から町長の所へ行く所なのです。よろしければご一緒しませんか?」
「ありがとうございます。ぜひお願いします」
と言う訳で、何と町長の家まで案内してくれる事になりました。
今日は運が良いですね。
女性がとある一軒の家のドアをノックしました。
最近造られたらしく、かなり豪華な佇まいです。
「どなた?」
すると、中から女性の声がしました。
声からすると年配の方なので、奥様か家政婦と言った所でしょうか。
「奥様、ニーナとポールです」
「あ、はいはい。今開けるわね」
ガチャッと音がして、ドアが開きました。
「いらっしゃい二人とも」
「おはようございます」
「どうも」
「待ってたわよ。ん?」
奥様が私に気づきました。