ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ガモリ―編 第二章④

キドラントの宿屋には夜中に到着しました。

私の前に宿帳にサインをしている少年二人組がいます。

 

「相変わらず字が下手だなぁルネは」

「うるせえなぁ。別に良いだろうが!一言多いんだよリーケルはよぉ」

 

何だか騒がしいですが、久しぶりな感じがします。

ポドールイにいた時の静けさが当たり前では無いのです。

 

「あ、お嬢さん、失礼しました。騒がしかったですよね」

 

リーケルと言われた方の少年が私に頭を下げました。

 

「いえ。大丈夫です」

「そうでしたか。それなら良かったです。そうだ!お近づきのしるしにお茶でも・・」

「くだらん事してないで、行くぞリーケル!」

「いで!いででで!!耳引っ張るなよ!!」

 

ルネさんがリーケルさんを引っ張っていきました。

すごい人ですね。

 

さてと。

明日も早いので、部屋に入ったらゆっくり休みましょう。

 

私も宿帳にサインをし、部屋に向かいました。

 

 

 

おはようございます。

本日も快晴です。

 

昨日はうっかりしてしまいました。

亡くなった人をモンスターに変えている存在の事を伯爵にお聞きすれば良かったなと。

まあ、いずれ会う事になるでしょうが。

そうしなければ、この世界からモンスターを完全に消滅させる事が出来ないですから。

 

さてと。

今日も頑張りますか。

 

ちなみに、キドラントにある、モンスターに対する結界を発しているアイテムは『ねこいらず』です。

自分達の罪を忘れないよう・・と言う事でしょうか?

それとも、ただの偶然でしょうか?

 

私は早速、キドラントの町長の家に向かおうとしました。

ですが、家が結構多くてどれが町長の家か分かりません。

キドラントは、『キドラント?キドランドでは無くて?』と良く間違われたり、『キドラントって村じゃ無いの?』と言われるほど寂れていたそうですが、5年前あたりから急に発展し始めたとの事。

本日私は、その件で町長の所を訪ねるつもりなのです。

 

「あの、済みません」

「はい。何でしょう?」

 

私は、ちょうど目の前を通りかかったカップルに尋ねると、女性の方が答えました。

どちらも20代後半と言った所でしょう。

女性は金髪のロングヘアをツインテールにしており、男性の方は黄色のバンダナを身に着けています。

 

「町長の家がどちらかご存じではありませんか?」

「ちょうど良かったですわ。私達も今から町長の所へ行く所なのです。よろしければご一緒しませんか?」

「ありがとうございます。ぜひお願いします」

 

と言う訳で、何と町長の家まで案内してくれる事になりました。

今日は運が良いですね。

 

女性がとある一軒の家のドアをノックしました。

最近造られたらしく、かなり豪華な佇まいです。

 

「どなた?」

 

すると、中から女性の声がしました。

声からすると年配の方なので、奥様か家政婦と言った所でしょうか。

 

「奥様、ニーナとポールです」

「あ、はいはい。今開けるわね」

 

ガチャッと音がして、ドアが開きました。

 

「いらっしゃい二人とも」

「おはようございます」

「どうも」

「待ってたわよ。ん?」

 

奥様が私に気づきました。

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