ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ガモリ―編 第二章⑦

「お二人は戦えるのですか?」

「ポールはこう見えても、七英雄と少しだけ旅をしていたのですよ?戦えないはずがありませんわ」

「そうなのですか。それは素晴らしいですね」

「あまり驚かれないのですね・・」

「私は元々、驚く事があまり無いのですよ。それで、あなたは?」

「私もポールに弓の扱いを教わりましたので、少しは戦えます。ですが、モンスターはもういないのでは?」

「確かに、一度は完全にモンスターはいなくなりました。ですが近年、再び姿を現し始めたのです」

「なんだって!?」

「なんですって!?」

 

このお二人は本当にお似合いですね。

息がぴったりなのですから。

 

「あなた方はまだ見ていないのですね」

「ああ。と言うか、そんな話は聞いた事も無い」

「私もですわ」

「そうですか。ここはまだ平和だと言う事ですね」

「その話、詳しく教えてくれないか?」

「ええ。良いですよ」

 

私は、人の遺体をモンスターに変えている存在がいる事などを話しました。

 

「なるほどな・・。それじゃあ、死んだ冒険者がモンスターになっている可能性があるって訳か」

「そうです」

「ニーナ、一度家に戻って武器を持って来よう!」

「ええ、行きましょう」

 

お二人はキドラントに戻っていきました。

 

10分ぐらいで二人は戻ってきました。

ニーナさんは『長弓』を持っています。

そしてポールさんは、何と『長剣』です。

ブロードソードではありません。

長剣なのです。

ただの長剣を未だに使っている人がいるとは。

逆に興味が湧いてきました。

 

「そんな武器で大丈夫ですか?」

「大丈夫だ。問題ない」

「そうですか。それでは参りましょう」

 

私達はいけにえの穴に入りました。

 

 

 

「そう言えば・・」

「どうしましたポールさん?」

「もしこのタイミングで町長が岩で入口を閉めたらどうする?」

「岩を壊すまでです」

「なるほど・・。それは考えて無かった」

 

陣形を『オープンデルタ』(▷)にして、私とポールさんが前衛でいけにえの穴を奥へと進んでいきます。

階段を上ったり下りたりしながら、広い所に出ました。

 

「ネズミがいた所はこちらですわ」

 

と、ニーナさんが右の方を指さしました。

 

「何故ご存じなのですか?」

「私もいけにえにされまして・・。その時に骨付き肉を持っていたので、ネズミの方に投げつけてから逃げたのです。その後に、七英雄に助けられました」

「なるほど。では、冒険者の方達が亡くなったのは、正面か左の部屋の可能性が高いですね」

「えっ?何故ですか?」

「人間がネズミの大群に殺されるとは思いません。仮に冒険者がネズミと戦ったとしたら、ネズミは倒しても倒してもどんどん補充されていくので、諦めてそこから逃げたと考えられます。ですから、まずネズミのいる所は却下されます」

「それは確かに。ですが、ネズミのいる所へ着く前に、もう一つ広間がありますが・・」

「『広間』ですよね?なら、そちらの可能性はありません」

「それはまたどうしてですか?」

「最期の時は、せまい所にいたくなる物ですよ」

「そう言う物でしょうか・・?」

「そう言う物ですよ。とりあえず、左の部屋から行きましょう」

「分かりました」

 

私達は左の部屋に行きました。

何もありません。

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