ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「では、正面の部屋ですね」
私達は正面の部屋に行きました。
すると・・。
狭い部屋に5体のモンスターが固まっていました。
「いましたね」
「はい。いました」
「こんな狭い所に5人も・・。狭く無かったのか?」
「全員が一緒に入った訳では無いでしょう。先に入った人はすでに骨になっていたはずです。後は、スライムに溶かされた人とかも」
「骨か・・。まあ確かに骨のモンスターもいるし、溶けた人間もいるな」
「5人とも違うモンスターですね・・。一体どう言ったモンスターなのでしょうか・・?」
「剣を持っている骨がスケルトン(骸骨LV1)、黄色いのが帰死人(ゾンビLV1)、緑色のが溶解人間(無機LV2)、大きいハサミを持っているのが屍人(ゾンビLV3)、体からキノコが生えているのがキノコ人間(植物LV5)ですね」
「す・・すごいですね・・。全部のモンスターの解説が出来るなんて・・」
「私はこの世界のモンスターは全て熟知していますので」
「はあ・・」
「なあ、町長は冒険者の装備品を全て奪ったはずだろ?何で、装備を持ってるモンスターがいるんだ?」
「それは、モンスターの姿になってから身に着けた物ですね。モンスターに個体差はありません。スケルトンは皆同じスケルトンなのです」
「それでか」
「さて、私達に気づいたみたいです。覚悟はよろしいですか?」
「ニーナはオレが守る!!」
「ポール・・」
さて、どうでしょうか?
ポールさんが守られるような気もしますが。
「キノコ人間は手強いので、私が相手をします。お二人は残りのモンスターを何とか倒してください。私もキノコ人間を倒したら加勢します」
「分かった!」
「あとニーナさん。スケルトンには矢の攻撃が効かないので、別の敵に攻撃してください」
「はい、分かりました」
私は先行してキノコ人間の方に向かいました。
と言っても5体が固まっているので、敵全体の方に向かったと言った方が正しいでしょうか。
「さあキノコ人間さん。あなたの相手はこちらです」
そう言って、キノコ人間を挑発しました。
見事に挑発は成功したようです。
キノコ人間が私に攻撃してきました。
「『無刀取り』!!」
私はキノコ人間のレイピアを奪い取って、そのままレイピアで攻撃しました。
このダメージは大した事が無いのは分かっているので、すぐに畳み掛けます。
「『ブルクラッシュ』!!」
私はレイピアを捨ててから、すかさずスマッシュの強化版の技で追撃しました。
それにより、見事にキノコ人間を倒しました。
《苦しかった》
そうでしょうね。
ゆっくりお休みください。
他の二人の状況を確認すると、ポールさんがスケルトンを倒した所でした。
「よし!まずは一体目!!」
調子に乗っていたせいか、被害者の声も聞こえなかったようです。
ですが、油断している所を溶解人間に攻撃されそうになりました。
ここからでは、間に合いそうにありません。
「ムーングロウ!!」
私は魔力を秘めた月の光をポールさんに浴びせました。
これにより、ポールさんの素早さと魔法防御力がアップしました。
「くっ!!」
やっとポールさんが溶解人間の攻撃に気づきました。
でも素早さを上げても、とても避けられそうにありません。
「瞬速の矢!!」
ニーナさんが瞬速の矢を溶解人間に向けて放ちました。
それにより、見事に溶解人間を倒しました。
やはりポールさんが守られましたか。
《ありがとう》
「い・・今の声は・・?」
「ニーナ!君にも聞こえたのか?」
「え・・ええ。それよりポール、大丈夫ですか?」
「ああ、助かった。済まんニーナ!」
今度はちゃんと聞けたみたいですね。
何はともあれ、これで後二体です。