ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
私は屍人に向かって突っ込みました。
そして、屍人が攻撃してくるのを待ちました。
「『切り落とし』!!」
打ちかかって来た屍人のハサミでの攻撃を大剣で弾き飛ばし、無防備になった所を攻撃しました。
それにより、見事に屍人を倒しました。
《感謝いたします》
どうやらこの方が貴族の息子さんだったようです。
丁寧な言葉遣いに好感が持てます。
残りは帰死人一体ですので、お二人だけでも大丈夫でしょう。
「瞬速の矢!」
「なぎ払い!」
お二人の二連携、『瞬速払い』が決まりました。
ちょっとオーバーキルな気がしますが・・。
今度もちゃんと被害者の声が聞けたようですね。
「お二人ともお疲れ様でした」
「なあ、モンスターを倒した時、何か声が聞こえたんだが・・」
「ええ。それは被害者の声です。モンスターになるのはすごく苦しい事です。ですので、モンスターから解放されたので感謝していたのです」
「そうか・・。そうだな。辛かっただろうな」
「ポール・・」
ニーナさんが涙を流し始めました。
ポールさんが優しくニーナさんを抱きしめました。
こう言う関係も良いですね。
私達はその場に5人分のお墓を作りました。
これで供養は完了です。
「お二人ともありがとうございました」
「いや・・。全然役に立たなかっただろう」
「戦闘にはあまり役に立ってませんが、冒険者の供養をしていただいたので」
「かなりストレートに言うんだなぁ・・」
「ええ。それが私の『性』ですから」
「ははっ!変わった奴だな」
「あの・・。そろそろここから出ませんか?不気味な所なので・・」
「そうですね。行きましょう」
私達は入口に戻りました。
ちゃんと入口は開いていました。
「それでは私はこれで失礼します。他にやらなければ行けない事がありますので」
「ああ。元気でな」
「さようならガモリーさん。お元気で」
「ええ。お二人もお元気で」
私は二人と別れ、ツヴァイクの西の森に向かいました。
西の森には昼頃に着きました。
ここには天才教授に会うために来ました。
「あれ?」
森の入口にネズミが寝転んでいます。
いえ、正確に言えばネズミ型ロボットの『アルジャーノン』でしょうね。
大きさは普通のネズミと変わりませんが、見た目がメカっぽくてすぐに分かりました。
ちなみに、アルジャーノンは西の森のモンスターに対する結界です。
「ネズミさん、大丈夫ですか?」
私はネズミ型ロボットを拾い上げました。
見た感じ、どこも壊れてはいません。
ただの電池切れのようです。
このままだと結界の効果も発揮しません。
せっかくなので、教授に届けましょう。
教授の家は、森の一番奥にありました。
かなり大きいです。
実験室や研究室などもあるでしょうから、当然と言えば当然ですが。
「ごめんください」
私は扉をノックしました。
「開いてるわよ」
と、中から声が聞こえましたので、ドアを開けて中に入りました。