ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

112 / 197
ガモリ―編 第二章⑩

中に入ると、女性が一人います。

教授の正体は女性だったのですか?

予想外です。

年齢は・・。

う~ん・・。

顔だけ見ればまだ20代後半と言えなくもないですが、何だか色々いじっている感じがして良く分かりません。

まあ、様々な機械を造るような方ですから、自分の顔を作る事なんてたやすいでしょう。

 

「あ~ら、いらっしゃい。お客様なんてめずらしいわね。ここがだれの館か、ご存じ?きょ・う・じゅの館よ」

「教授?」

「そう。人は教授と呼ぶわ」

 

???

何ですかこの音楽は!?

どこから聞こえてくるのですか?

 

「前人未トーの空前絶グォ~~。天下無ソ-の針小棒ドゥワ~~イ」

 

歌を歌いながらダンスを始めました!

言葉の意味は良く分かりませんが、とにかくすごい自信です!!

 

「驚天動地の五リ霧チュウ~~我デーン引水自画自サ~ン。青はアイより青く花よりだんご。とにかく無敵の大大大大大大大大天サ~~~~~イ」

 

音楽が消えました。

ですが、教授はぐるぐる回ったままです。

 

私は感動のあまり拍手をしました。

 

「目が回るほどすばらしいのよ」

「はい!物凄く素晴らしかったです!!」

「あら?そんなに良かった?」

 

教授は予想外な顔をしています。

実は自信が無かったのでしょうか?

 

「はい!とても素晴らしかったです。人の心を惹きつける魅力があります」

「そ・・そう?やっぱりそうでしょう?!オホホホホホホ!!!!やはり私は間違っていなかったわ!!!」

「自信が無かったのですか?」

「ま・さ・か!!そう、私は天才、私は万才、私は3・・いえ、私は27才。自信が無い訳が無いわ」

 

どうやら、37才が正解のようです。

 

「あの・・。よろしいでしょうか?」

「あら、何かしら?」

「まずはこれを・・」

 

そう言って、私はアルジャーノンを教授に見せました。

 

「あら、アルジャーノンじゃないの。どっかでぶっ倒れてたの?」

「はい。森の入口で」

「悪いわね。助かるわ。これ、すぐに電池切れするのよ。勝手に動き回るから。まあ、森の外には出ないようにデータを入れてるんだけど」

 

教授がアルジャーノンを受け取りました。

それから電池を交換したようで、アルジャーノンが元気に動き出しました。

 

「すごく元気ですね」

「それはもう。元気すぎて困るぐらい」

「クスクス・・。あの、もう一つ質問がありますがよろしいですか?」

「良いわよ。アルジャーノンを連れてきてくれたお礼」

「では遠慮なく。今の歌とダンスは一体どんな名前なのですか?」

「名前?『きょ・う・じゅ♡のテーマ』と、『教授のダンス』よ?」

「シンプルですね」

「シンプル・イズ・ベストよ!それで、これらがどうかしたの?」

「もしよろしければ、私に教えてもらえないでしょうか?」

「え?えええ?お・・教えてほしいの???」

「はい!ぜひ」

「ええええ!!喜んでお教えしましょう!!!!おほほほほほ!!!!」

 

よほど嬉しかったみたいです。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。