ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ガモリ―編 第二章⑫

流石ですね。

 

 

だからこそ、

 

 

教授は私に自由に触らせてくれている訳でしょうけど。

 

 

でも、

 

 

私だって負けてませんよ。

 

 

こう言うのはお手の物ですから。

 

 

私がさらに色々いじると、ようやく画面に変化がありました。

やはり、一連の手順が必要だったみたいです。

私はデータ管理画面に移行しました。

そしてついに、パスワード入力画面まで来ました。

 

「パスワード・・か」

 

パスワードも当然、教授が考えたはずです。

教授ならどんなパスワードにするでしょう?

 

あまりミスをするとロックが掛かるようになっているはずです。

とりあえず『KYOUJU』(教授)と打ってみますか。

 

KYOUJU・・っと。

 

それからEnterキーを押しました。

ですがダメでした。

『パスワードが違います』と文字が出ました。

 

 

あの『天才教授』の事ですから

 

 

それほど難しいパスワードにはしないはずです。

 

 

『シンプル・イズ・ベスト』ですからね。

 

 

シンプル・・か。

 

 

まさか

 

 

『TENSAI』(天才)では?

 

 

私は『TENSAI』と入力しました。

すると・・。

何とデータが変更出来るようになったではありませんか!

 

 

これは・・。

 

 

さすがは『シンプル・イズ・ベスト』ですね。

 

 

これで自分のデータを変更する事が出来るようになりました。

私の出身地を、ピドナの南にあるエデッサ島内の『エデッサ』にし、職業は『エデッサの自警団』としました。

一般人だと、強すぎた場合疑われますからね。

大会に出場する人達の力がどの程度か?

これが分かりません。

 

とりあえず、こう書き換えた後データを保存し、電源を切りました。

これで、武闘会前に私がやるべき事は全て終わりました。

 

「教授、確認できました。ありがとうございました」

 

部屋から出ると、私は教授にお礼を言いました。

 

「別に良いのよ~。ところで『トランシーバー』は必要では無いのかしら?『ピドナの軍師』さん?」

 

これに驚くなと言う方が無理がありますね。

 

「何故・・それを?」

「あなたが、『ここに世界中の人のデータがある』って事を知っていたように、私もあなたの事を知っていた。そう言う事ね」

「一体どうするのですか?私をツヴァイク公に告発しますか?」

「まさか。何故そんな事をしなければならないの?私に何のメリットも無いのに」

「そうですか」

「そうよぉ。それに、あなたは何か悪い事をする訳じゃないでしょ?」

「それはもちろんです」

「なら別に良いわ」

「ありがとうございます。私がデータを書き換えたと言ってもですか?」

「書き換えたの?」

「はい。書き換えました」

「やるわね。でも、それも大した問題じゃないわ。さっき言ったでしょ?私はあなたの事を気に入ったの。まあ、データを書き換えられたのは予想外だったけど。大した人ね」

「ありがとうございます。でもそれはお互い様です」

「うふふ。そうね。そうかも。で、どうなの?トランシーバーは必要?」

「はい。では10台ほど」

「ええ、分かったわ。一台3000オーラムで」

「では30000オーラムですね。十分安いです」

 

私は30000オーラムを教授に手渡しました。

そしてトランシーバー10台を受け取り、袋に入れました。

 

「色々ありがとうございました。本当に助かりました」

「それもお互い様。またいつでも来てね」

「はい!それでは失礼します」

 

こうして、私は再びツヴァイクへと向かいました。

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